食わずに死ねるか その9 肉のマンセー
最近アメリカン忍者のくの一じゃないと勃たないベレー帽です。こんばんわ。
近頃こう考えるようになりました。私は煙草を吸わないので吸う人が一日1箱300円×365日=11万円ですから、たまに贅沢しても許されるのではないか?と。
更に私はギャンブルもやらないので(BIGな宝くじくらいは買いますけど…)低所得とは言え、一回だけに気合を入れれば別にそう有り得ない金額ではないなと。逆にパチンコで数万円使ってしまってる癖に、定価のコンビニでは買わずにスーパーで安売りポテチ買ったりする人を知ってますが、どういう頭の切り替えが起きているのか聞いてみたいところです。
さてそんな訳で、この肉を見よ!
国産黒毛和牛(ランクA)シャトーブリアンです。
お値段なんと14200円!(200g)送料はジャパネットたかたが負担します!
普段の会社でのお昼は190円(半分会社持ちだから380円だったかな)ですから75日分です…。家だと卵掛けご飯ばっかりだから10円とかかも…。
毎日食うんじゃないんだし今後一生食わないんだからその店で一番高いの頼みました。
シャトーブリアン(chateaubriand)とは、牛のヒレ肉(テンダーロイン)の中で、中央部の最も太い部分のこと(1頭からおよそ800グラム程取れる)、およびそれを使ったステーキ。
19世紀初頭のフランスの政治家フランソワ=ルネ・ド・シャトーブリアンが料理人に命じて作らせたことから、このように呼ばれるようになった。
脂肪が少なく、肉質に優れた、最高級のステーキである。
日本食肉格付協会によるとランクはABCの三段階、それと等級が5段階あるそうですが、そんな事知らなかったのでAのいくつだったのかを聞きませんでした。
それとどうしても地名が付いた肉が食べたかったので、これはどこの牛ですか?と聞いたのですが、ランクで仕入れているので日によって違うし部位によっても違います。調べると時間掛かりますけど…と言われてしまったので断念。まあ流石にこの値段ならA−5で何処かの牛に違いないと思います。
それよりちょっと聞いてくださいよ。行ったのは秋葉原の通称肉ビルという、10Fまで全部肉屋さんのとこなんですが上に上がるほど高くなるという…で以前はここの4Fで5000円のステーキ食ったのですが、中途半端すぎて失敗でした。今回はいよいよ10Fです。
店入るときに、俺の格好を見てメニューを見せてきて「よろしいですか?」ですよ?この野郎、おれがグフのパーカー着てるからって馬鹿にしてるのか?ザクとは違うのだよ?
とはいえ一番高い肉を頼んだとは申しましたが、驚いたことにスープとか前菜付のセット料金が2600円位するので、
「飲み物はいりません。ライスのみで。(メニューには前菜1品のセットか前菜2品のセットしか無い。)」
「デザートなどは宜しいのでしょうか?」「いりません!!」
「か、畏まりました。」
ちなみに高級店にありがちな10%のサービス料はしっかり取られました。おっぱい触わらせてくれる訳でもないのに全く意味不明だ…。1381円も取られてる。大衆ステーキハウスならそれで食べれるよ…。
で?
どうせまた、いつもみたいに高いだけで大して旨くない。コストパフォーマンス悪いとかいうんでしょ?
べれ「まるで彦麻呂味や〜〜〜」
これは…旨いです。今まで高い物は言うほど大したこと無いって結論ばっかりでしたが、肉は金を出せば出すほどホントに旨くなるみたいです。普段どんだけ安い肉くってんだよって話かもしれませんが…。あ3000〜5000円は中途半端なのでやめましょう。一番勿体無い金の使い方です。
目の前の鉄板でブランデーでボワッって火をつけるアレやった後、ナイフで一口大に切ってくれたのですが、それがナイフでチーズでも切るみたいにスパンスパン切ってたのが印象的です。
だからとても柔らかい。ヒレ肉なのに何故か脂が染み出るようで濃厚なトロみたいです。
ただ200g食べ終わったときは油で胃がもたれそうでしたが…やりすぎ(・A・)イクナイ!!
霜降り牛って筋肉に脂が入ってるってことで、つまりメタボリックシンドロームで死に掛かってる牛だそうです。
まあ脂入ってるほうが旨いからしょうがないですけど。
ちなみに店で調理して出すから14200円な訳で1Fの売店では同じと思われる肉が4200円でした。
あれ?これは?
別の日ですが同ビルの5Fの焼肉店でランチメニューの上カルビと上ロース(140g)ですね。スープ・ライス・小キムチ付2600円。
ランチタイムでなければもっとすると思います。1Fでは100g890円と980円で売られていました。
安い肉でお腹いっぱいにするよりはラーメンでも食って腹八分目にしてから高い肉ちょっと食った方が満足度は高いと思います。それにしても一人焼肉の焼き具合の自由っぷりにはご満悦。
う、旨い。普段の牛角の490円の肉とは全然違う!(最も焼肉自体滅多に行かないですが)
べれ「まるで牛の火葬場や〜〜」
ベレー帽さんはグルメレポーターを首になったそうです。