ベレ旅 その7 世界七不思議
オジマンディアスって誰だよ?と思ったらラムセス2世かい! 先に言ってよ!ベレー帽ですこんばんわ。
最南端のアスワンからは飛行機でカイロまで1時間半。 カイロからギザまで移動、ただその日は遅すぎて、25時にホテルへチェックインかな? ピラミッドのライトアップショーは残念ながらなし。 ショーの後もライトアップ自体はしてるかと思ったけど真っ暗でした。翌朝へお預けです。
正にこの世界一有名なメナハウスです。
このホテルはピラミッドから徒歩500mです。
つまりこうゆうことです。
うおーん。 期待してたのと違うwww
現存する最後の世界七不思議! 4,500年前に建造! ピラミッドパワー!
おい砂漠はどうした!逆さピラミッドってwww
プールどころかゴルフコースもあるらしいよ。 まあでもスイートルームじゃなければ日本人なら普通に泊まれます。2万行かないくらい。ベストシーズンは知らない。
部屋からもピラミッド見えるよ。
ちょとベランダから顔を乗り出せばこのビュー。 これがメナハウス! 一番いいホテルなのに居たのは朝まで。
こんなピラミッドには納得がいかないので近くに行くぞ!
これこれ! ちょっと空いてるビューポイントに行ったから綺麗な3つじゃあないけどこれが見たかったんだよ! これがギザの3大ピラミッド!
砂漠もちゃんとあるし、真っ白に色飛びするぜ!
クフ王の大ピラミッド!
後ろを見るとこれだよ。画面中央の団地みたいのがホテルメナハウス。 手前の建物と木の辺がやっぱりメナハウスで朝食会場とプールの辺り。近いわけだよ!
東側はホテルが来ちゃってるから、さっきのビューポイントは思いっきり砂漠へ迂回した場所へバスでわざわざ離れたんですwww
さてクフ王のピラミッドは意外にも中に入れますので(一日300人限定)、中央の大きい穴はアルマムーンの盗掘孔ですがあそこは入り口じゃありません。
画面右の白いおじさんの辺りが入り口です。 何その微妙な位置w
中は撮影禁止です…。
カメラは持って入れないし、ガイドも禁止なので外で待ってるガイドさんにカメラを預ける方式。 これツアーじゃなかったらこの辺りの観光は大変だよ…。
預けたくないし、ピラミッドまではタクシーでこれたとしても、ビューポイントまでは多分どうやってもラクダに乗らされると思う…正規料金で行けるとは思えない、カイロの客引きは今までの何倍も悪質だからね。
ピラミッドの中の温度は一定に20度に保たれているという話でしたが?
絶対嘘。汗でビチャビチャです。 全然20度なんて快適温度じゃないし、なんか砂と埃とカビ臭いです…。
大回廊はともかく、膝をつくくらい屈まないといけない通路も沢山ありました。 多分人が多いからだろうな。
30分くらいで出てきてくださいねって言ってたけど、多分10分もかからないで王の間へ到着です。 一辺が230mくらいなんだから中央までは120mくらいでしょうか。 渋滞と急な階段が難所でそれくらいは掛かってしまいますね。その後、急に人の波があって更に大渋滞になっていたので危ない所でした。
これが王の間です。 画像検索すると結構みんな撮ってますね…。 そう、カメラは預けているけど今の時代みんなポケットにスマホがあるんですよね。ルールが追い付いてない。 欧米人はみんな撮ってたね。だから欧米人の波が去って日本人ゾーンになったので私の時は急に渋滞が解消されたのです。 撮ればとれますけど一応監視員は居ます。
モラルの問題もあるんだけど、これ万一に撮っている所にエジプト人にヒョイとスマホ没収されても文句言えなくなるからね。それが偽の監視員だったとしても。 罰金と称して幾ら取られるか…。トラブルはごめんだからねぇ。 どうせ暗くてブレてまともに撮れないのは分かり切っているし。
同じツアー客にも一人いたけど、エジプト舐め過ぎかなぁと。 誰も居ない赤信号は俺渡るけど、海外じゃちょっと何があるか分からないからね。
で、汗だくなので中で休んでいたんだけど、ツアーの人で中に何もないの知らないで来てる人が結構… みんなそうなの? ネタバレ避けるためにわざと調べない派な人なの?
という訳でガイドさん居なかったので、なんとなく私が説明。
べれ「ラーメンマンがプリズムマンと戦った時にピラミッドパワーで…」
べれ「じゃなくて、その棺、その中でナポレオンが一晩泊って、未来を見たという伝説がありますよ。その後、フランスの皇帝になりました。 寝てみると良いですよ。」
よし、七不思議ピラミッドを遂にクリア。
次は連続して
スフィンクスです! ドーン!
…って雪!? 後ろになんかエッフェル塔が見えるけど…
という冗談はさておき(東武ワールドスクエアです。エジプトに雪が降ったとかの異常気象で出る画像の殆どがこれw)
こっちが本物のスフィンクスw うーん。少し小さいかな。近くにピラミッドあるからねぇw
高さは20m。 実物大ガンダムが18mですから、でかいっていえばでかいし、鎌倉よりはでかいが牛久大仏と比べれば手の平より小さい。
トリビアで有名なスフィンクスの見つめているのは? というアレは。
トリビアの時と今も変わらず、ケンタッキーとピザハットのビルです。 屋上の向こうからのビューポイントはピザハットの管轄です。ケンタッキーじゃ駄目です。
ちなみに去年、ケンタッキー日本法人はピザハット売却しちゃいましたが同じグループだったみたいです。 そっちの方がへぇーなんだがw
思ってたよりもずっと鼻がない。
これは1838年ですので1798年にナポレオンが来た時も埋まってますね。 鼻を折ったのは諸説ありますがナポレオンじゃないことは確からしいです。
これアサシンクリードのゲーム画面ですけど、クレオパトラの時代はまだ白の石灰岩で覆われて、太陽光でビカビカに光っていたみたいです。
スフィンクスは建造時、当然色付きです。 今まで散々4500年前から〜とか言ってたけど、実際はもっと完璧で凄かったってことです。
ごく最近の2013年に見つかった現場監督のメレルのパピルスが見つかった事により、ピラミッドはクフ王が作ったことは確定しました。建造の目的や詳しい製法はまだ不明ですが、宇宙人が全く関わってないことは確実です。 ムー民としてはちょっと残念ではあるね。
これで長かったエジプト観光もあと一つ、博物館だけです。
ギザは砂漠だけど、カイロはマクドナルドもIKEAもあるよ。 今回古代エジプトを巡る旅だったので現代のエジプトって完全スルーなのよね。
カイロタワー。
これが今度出来る新博物館。 全額日本がODAで出している。本当ならもう出来ている予定だったが全く出来ていません。去年予約したとき、バタバタしました。
これがカイロ考古学博物館です。1897年なのでこれ自体既に結構な歴史ものです。 クーラーなし。
撮影は撮影料払えば大丈夫です。但しツタンカーメンとミイラ室は撮影禁止です。
恐ろしいことに解説が全く無いのです。 どれをとっても国宝級なのですが…雑な扱い。 新博物館では頼むぞ。
滅茶苦茶空いていますが、これベストシーズンだと人で溢れかえるそうです。特にツタンカーメンの部屋は入るのに何時間も…。
重要なものを何点か。
書記像、200Ep札になっています。
通称村長の像と唯一のクフ王の像。
ナルメル王のパレットとハトシェプスト女王
本来なら一日でも足りないくらいだけど、ルーブル美術館みたいに2時間くらいというのだから無茶だよ。
で、博物館の1/4を占めるツタンカーメンの墓から出た副葬品。 黄金のマスクもここにあるのでみんなこれがメインかな。
内臓を収めたカノポス壺
マトリョーシカ状態の棺の箱、木製に金箔。 更にこの中に黄金の棺が3重に重ねられていてミイラは黄金のマスクを被っています。
それがこれ!
…
……
うん、ここも撮影禁止だ。
110kgの純金無垢の第三黄金棺。
こちらがみんな大好き黄金のマスク。こっちも純金だけど3m厚くらいです。11kgしかありません。 記念のツーショット撮影6,000円も取られます。
自由に撮っていいキャンペーンの年もあったようです。 また私は知らなかったのですが未盗掘のプスセンネス王の黄金のマスクと純銀の棺なんてのもあったようです。
普通の人はこれでエジプト旅行終了ですが、私にはもう一つ。各自自由散策時間にミイラ室です。別料金。
私は黄金のマスクなんて俗っぽいものよりもミイラ室こそ絶対に見たかったのです。だってマスクの方はまた日本に来る可能性ありますからね。
エジプトがお金に困ると世界一周して外貨を稼いで借金を返すんです、レンタル料で。
アスワンハイダムってその時のレンタル料で出来てます。 これ無限の打ち出の小槌なんです。そういう意味だとやっぱりすげーかこれは。 モナリザは湿度とか温度とか面倒だけど、こっち何も気にしないでも大丈夫だしね。 髭をボンドでつけててバレて怒られたくらいで、雑に扱ってもまあ大丈夫。
ミイラ室!
私がどうしても見たかったミイラ室ですが、ツアー参加者の半数以上は来ませんでした…
確かに言ってみれば本物の死体なわけで、髪の毛や歯も残っていてグロいといえばそうなんだけど、ここにはファラオの中でも伝説級のファラオのミイラが陳列されています。
ラムセス2世、トトメス2世、トトメス3世、ハトシェプスト女王などなど…。
例によってガイドが居なくて解説が無いので私が…(ry
べれ「このレジェンドのファラオ達は、勿論墓荒らしに遭って裸にされたんだけど、幸いミイラ本体だけは金にならないので放置されていて、後の時代に不憫に思った王様が、名札だけつけて安置しておいたものが、隠し場所からまとまって発見されたんです。」
べれ「これ歴史を予習しておいた私からすると、日本でいえば織田信長のミイラとか聖徳太子などの偉人のミイラが見られるってことなんです! 感激です! で、あのでかいアブシンベル神殿を建てた王の中の王が見世物として晒し者になっているという状態ですから非常に感慨深いものなんです。 …盛者必衰、諸行無常…うっとり。」
これでようやく私のエジプトが終わりました! 大満足!
あとは無事に日本に帰るだけ!
幸い、ファラオの呪いもなく無事に生きております。今のところ…。
これで本編終わりましたが、続きは世界一周のまとめランキングです。