旅ベレ フランス・ドイツ編
その7 天使と悪魔
デアゴスティーニの新コロンボ気になるが、あの商法は嫌いなので見送りだ!BDじゃないしな。ベレー帽です。こんばんわ。
前回はフランスからドイツに行ったところで終わりましたが、実際にはその日の夕方着なので夕飯を食べてから時間があります。
しかも前回言ったように駅から直近で、市街でショッピングも出来るし、勿論ケルン大聖堂に向かう事もできるのです。
ホテルで案内図を貰い夜の9時に外へ出ました。この時点ではまだ明るく夕方で、まあ着く頃にはライトアップだろうということです。
ただ私は相変わらず地図が読めない人間で、速攻迷いました。とはいえ大聖堂は時折ビルの合間から見えますし、所々→Domとか案内図がありますので大丈夫でした。2kmの距離でしたので約30分で着きました。
20分もあれば着きそうな距離だと思いますが、30分も掛かったのは信号渡る時に、線路に躓いて派手に転んだからです。
大人なのに顔面からこけたのは、カメラバックが右側だけに5kgのアンバランスを掛けていたからです。
ドイツで大出血。鼻の下と顎周りが血だらけです…www 海外で何やってるんだ…普通東京でもこけないだろうに。
ケルン大聖堂周辺は若者達しか居なく、店もファッションブランドの店が中心で、まるで渋谷のようでした。新宿ではないですし、銀座でもないです。やはり渋谷または原宿。
シャレオツすぎるし、スキンヘッドの若者も稀にいたりして、誰も写真撮ってなかったので写真はありません。その辺も渋谷っぽいwww ただスキンヘッドよりも私のほうが血だらけで喧嘩の後みたいでかっこいいぞ。
ライトアップのケルン中央駅です。これで10時です。ようやく真っ暗です。やはりフランスとは一時間ほど違いますね。
というかその前にドドーンと
ケルン大聖堂がまず目に入ります。
オーラ凄ぇぇええ
ライトアップっていうかこれもうゴールドじゃん。しかも秀吉とかの金綺羅じゃなくて詫び寂びの真鍮的なゴールド。
よしやはり来て良かった!点数で言えば80点台ということです。富士山は天候によるけど90点台。
とはいえこの辺り、全く景観には気を使ってないので、かなりの渋谷くらいの高いビルが連立していて本当に直近でしかこれは見えません。 全体図の絵葉書の写真は川の向こうから橋を挟んで三脚で撮るみたいです。
そこまで行くにはタクシーが必要です。しかも帰り掴まえにくいだろうから待ってもらうんだろうね。…俺には無理だなぁ。
実際ここは若者の溜まり場みたいになっていました。カップルは写真とってましたね。
と言うわけで私も撮影開始。
でけええええ。はいらねぇえええ。
近くでしか撮れないので縦写真が多いのは御愛嬌。 ただ近い分三脚無しで撮れる明るさです。携帯でも多分取れるでしょう。
ここは凄いです。かなり感動しました。
ケルン大聖堂の情報を少し。
ゴシック建築では世界最大の建物で一番高いところは157m
塔の一番上に見えるちっちゃいのが、地上ではこの大きさです。
何が凄いって完成までに600年も掛かった点。この3代目は1248年に作り始めて完成は1880年です。鎌倉幕府の時代から作り始めて明治の最初の方まで掛かったと言う事。
結構ここはドイツの誇る世界遺産だけれども、ルートによっては飛ばす事もあるので、結構私は重要視しましたね。
ゴシック建築が大好きな私としては避けられないかなと。
さて充分に撮影したので帰り道です。
大聖堂は案内も出てるけどホテルへとなると何の案内も無いです。というわけで近いと言う事もありタクシーを使う事にしました。
ドイツやフランスではフリーで捕まえることはほぼ出来ないそうで、タクシー乗り場に行きますと何台も待っています。先頭車両へ行きますと何故か回りから3〜4人に囲まれました。
ドイツ「hey!You Japanese?」
ベレ「あぅあぅ。」
ドイツ「Can I Help You?」
べれ「じ、this」
本来ならホテルのパンフレットも持っていますし、住所のアドレスのメモもあります。それを運転手に見せるつもりでしたので予想外の展開にパニクる俺。
結論からすると彼らは後続のタクシーの運転手で暇だから談笑してただけみたいで悪い奴等ではなかったです。
こっちは慣れない外国で一人ぼっちで、何処へ連れて行かれるか分からないタクシーに乗ろうとしてるんだから焦るぜほんと。
ドイツ「OK!10ユーロ。OK?」
べれ「ダンケ。」
ちなみに
フランスで使う言葉は
ボンジュール(おはよう〜こんにちわ)
ボンソワール(こんばんわ 日が暮れてから)
メルシー(ありがとう)
シルブプレ(英語で言うプリーズ)
セ・ボン(おいしい トレビアンだと大袈裟すぎて不自然との事)
こんだけです。あとは適当な英語か日本語で大丈夫、とにかく最初にボンジュール、最後にシルブプレっていっときゃOK。
ドイツだと
グーテンターク(こんにちわ)
ダンケ(ありがとう)
ビッテ(英語で言うプリーズ)
レッカー(おいしい)
こんだけです。あとは適当な英語か日本語で大丈夫、とにかく最初にグーテンターク、最後にビッテといっときゃOK
だが何故か、用件は伝わって目的地は認識したのに、gdgdと話しかけてくる運転手。
どうやら会話したいらしい…
いや、違うな。どうやら発音の指導のようだ。
べれ「ホテル メルキュール セベリンスホフ(宿泊先ホテル名)」
ドイツ「no no Hotel mercure くぁwせdrftgyふじこl」
べれ「ホテル メルキュール セベリンスホフ」
数回言った所で諦めたのか納得したのか合格が出ました…。
なんなのこれ…。誰が得したんだよ。このクイズ。
それはいいが、タクシーは進んでいます。かなり遠回りしてないか。この道。
いや確かに俺が通ってきたのは歩行者天国だから迂回しなくちゃいけないのは分かる。でもちょっとおかしいだろ。5分で着くはずが10分も掛かってる。
ドイツ「13.8ユーロ。」
べれ(10ユーロ越えてるじゃん…)
チップはタクシーは1割程度が目安なので、込みで15ユーロでいいんだが、無くて20ユーロ差し出す。おつりから2ユーロ渡せばいいだろと思っていましたら…案の定ニコニコしておつりをくれないwwwおつりってドイツ語で何!?てか英語でも何!?
…諦めてダンケといって別れました。まあこれくらいは許容範囲かね。実際まあ無事に帰れたわけだから良しとしよう。
翌朝、改めてケルン大聖堂です。夜のはあくまで個人行動で他の人は見ていないので。
ただこの日は日曜日で、お土産やさんがやってませんでした。ほんとヨーロッパ人は商売っ気が無い…。
あれ?
朝もまるでライトアップされてるようだ。
朝日がまぶしい。そんなに夜と印象が変わらないぞ。日中でもこんなにエレガントなのか。宿が遠かったら夜は諦めてもそんなに損はしてないぞ。
白と言うか金に見えるところは修復したところで黒ずんでいる所は古いところだそうです。
さて夜と違い無料で中に入れるのでそろそろ入りましょうか。上に登るのは有料。
丁度陽が差し込んでいて荘厳!
日曜日だったので賛美歌と礼拝してました。
す、すげえええええ。ゴシック最高や!
ちなみにここの聖遺物は東方三博士の頭蓋骨!
勿論見られませんがそんなもんがあれば、そりゃあ寄付が集まるわぁ。
表に出ますと
変なコスプレイヤーが…
ガイドさんによれば大道芸人との事。
ああ、静止したりとか手品とかジャグリングとかするのかな。
まあ見てみたいし、多少チップを払ってもいいだろう…
おや、おや呼ばれましたよ…一緒に記念写真撮られましたよ。
ハイ、お金。
ええええ。一緒に写真撮るだけかい!
そんなん1ユーロで充分だな…。
でたよ。そんな時に10ユーロしかないという…やな予感www
またニコニコして返さないよドイツ人!
流石に写真だけで高すぎるので抗議!
べれ「NO!ゼクス(ドイツ語で6)バック!」
ジェスチャー付ですので通じたはずです。9ユーロ返せと言わなかったのは、ひよった…もとい4人だったから4ユーロだろと思ったからです。
ドイツ「NO!ワレワレ、グループ。10人OK?」
いや確かに向こうにも奴等の別グループ居るけどそっちとは写真とってないし…。
ああでもない、こうでもない!暫くジェスチャーで押し問答。
ここで負ければ、日本人観光客全体が今後カモとして舐められる!
べれ「Oh!アーハン。…OK bye! 」
すみません、次の日本人頑張ってください!
…ふぅ天使のような悪魔だったぜ。
その直後、白装束の幼女がプチ撮影会状態で観光客に囲まれていました。観光客がみんな撮ってたけど、多分ミサで来ていた一般の女の子です。
ガチ天使や…。
ついお金払いそうになってしまったよ。逆に失礼だからやめといたw