花と蛇
部屋とわいせつと私 その11
平成最後の更新!言いたいだけのベレー帽ですこんばんわ。
派炉博士「今日はDX歌舞伎町、通称でらかぶへ行くぞい。」
洋子・洋太「でらかぶ?」
派炉博士「歌舞伎町にあるストリップじゃ。」
洋子「あら?6月末に閉館しちゃうのね。」
洋太「でも正直に言えば今までにストリップは何店舗か行ってるよね?浅草ロック座とか新宿ニューホットポイントとか…」
洋子「ということは何かそれらとは違う特徴があるって事ね!」
洋太「ようし行ってみよう!なるなるたんたんへそのごま!」
派炉博士「ここはまあ普段の演目はロック座とかと同じようなダンスレビューのようじゃ。じゃが特定日のイベントは…この日はSMショーじゃ。ちなみにこの前の週はスカトロショーじゃったらしい。」
洋子「SMはいいけど、スカトロはNG。それは私多分匂いで吐いちゃうわ。貰いゲロ体質なのよね。」
洋太「お試しも良いけど、変なものに目覚めても困るよ…。一般社会常識とは相いれない。」
派炉博士「体験レポートとしてはそっちの方が面白かったんじゃがなぁ。」
洋子「結構値段が高い!」
洋太「SMショー…サド侯爵とマゾッホ。うん!クリムゾンの予感!」
ひぎっ! \ ビクビクッ /媚 潜入捜査
はぁはぁ\ ビクッ! / 薬
くやしいっ・・・!! \ ぶるぶるっ /
\ /電撃
ん あああああっ!!! \∧∧∧∧/ 抵抗できない・・・!
ん < ク > 痴
ん こんな奴に・・・ < 予 リ > 漢
んんん―――!! < ム > 撮影
─────────< 感 ゾ >──────────
完全攻略 < ン > ド
ダ < !!! の > もみもみ ク
ン 総 /∨∨∨∨\ ン
シ 集 / FIGHT \ グチュッグチュッ ド
ン 編 /ハ pure \ ク
グ / | 極 \ レ ン
クイーン / ド 堕 \ロレロ
洋子「外国じゃサーバントとマスターで略の意味が逆らしいわね。エロい豆しばが言ってた。」
派炉博士「よーし、博士、ここでテンション上げて叙々苑行ってバルボラ行っちゃうぞ〜!」
洋太「よーし、僕も僕も!」
洋子「これだから男どもは…」
派炉博士・洋太「………。 ………。 …。」
洋子「…ちょw。何があったw」
洋太「いや、これ想像以上だった。」
派炉博士「うむ、儂も食欲どころか性欲もなくなってしもうた。」
洋太「つまんなかったらどうやって脱出しようとか寝てても大丈夫か心配してたのがウソのような濃密な3時間だったよ。」
派炉博士「まずミラ狂美と女の子が首に縄で犬みたいに四つん這いで這ってきたんじゃ。」
洋太「正にエロ漫画で見るような、お金持ちの地下秘密クラブで奴隷売買されてるみたいな感じが生で目の前で起きてて大興奮だったわけ。」
派炉博士「客席はすごく狭くて50人程度じゃが満席立ち見アリ。客層は凄く高くて60〜70歳くらいじゃあないか。ロック座だと若いカップルとかが物珍しさで見に来てたりするんじゃが、ガチ勢じゃったな。女性は4〜5人といった所か。女性は会話からすると常連というか別の会場では演者だったりと内輪の人間っぽかった。」
洋太「全体的に一見さんの入れる感じじゃあなかったね。禁止じゃないんだけど、単純に濃すぎるのと値段設定的にもかなぁ。」
派炉博士「まずはビニール袋を顔に被せて窒息寸前まで苦しめる。」
洋太「裸にして角材で腹や尻を叩く…。」
派炉博士「ロープで縛って身動きできないようにしてローソクで炙ったり蝋を垂らしたり…。」
洋太「スタンダードに鞭で打つ。」
派炉博士「乳首とクリトリスにピンを刺していたのぅ。」
洋太「目隠ししてカッターをチキチキして恐怖を与えてから耳に切れ込みを入れていた。」
派炉博士「口に画びょうを大量に含ませて、唇を強力ホッチキスで縫いつける。」
洋太「そのホチキスで諭吉さんを直接肌に貼り付けても居たね。」
洋子「ちょ、聞くだけでも痛そうだけど…ていうかドン引きだわ。SMっていったって鞭と蝋燭くらいかと思ってたわよ!マジで血ィ出てるじゃない!」
派炉博士「SMもある種のプロレス的様式美があって、角材で本気で殴ったら死んでしまうから、モチロン加減はしているんじゃが…鞭も音ばかりでそれ程痛くないと聞いているが…」
洋太「だってそうはいってもプロレスでも痛いよ。 第一ホッチキスは忖度しないし…。」
派炉博士「一応あれはホッチキスじゃなくてガンタッカーじゃな。ホチキスと違ってコの字型のままで折り返さないんじゃ。木製品や布とか厚みのある物に使うんじゃ。だからといって痛くないわけじゃ無いんじゃが…」
洋子「っていうかそもそもそれ良いの? 同意があったとしても女の子を虐待してお金を取るって…。」
洋太「いや、僕ら何時の間に転生したのかってくらい異世界過ぎて何にも分からん…。そういうルールなんだよここ歌舞伎町ではきっと…。 報酬は良くて10万くらいしか貰ってないと思うから好きでやっているとしか。」
洋子「あれっ?これエロい事はしなかったの?」
派炉博士「普通にバイブ突っ込んだりジャッキーカルパス突っ込んだり、アナルに指3本入れてたのぅ。」
洋子「それも法的に良いの?」
派炉博士「歌舞伎町だからここは。」
洋子「ゲームのキムタクが如くでさえ裏カジノしかないわよ! 地下SMクラブなんて実在するなんて思っても居なかったわよ! 全然芝居じゃないし!」
洋太「…水曜日のダウンタウンだよこれきっと。白昼夢で無かったならドッキリとしか考えられない。」
派炉博士「ちなみにもう一組あって、有刺鉄線でぐるぐる巻きにして転がしたり、スタンガンと低周波してました。口にホチキスはこちらでも」
洋太「先のミラ狂美の方は、四つん這いにして椅子にして、かかとを灰皿にしたり、様式美でスタイリッシュだったんだけど、こちらの風見蘭喜の方は関西弁でニッコニコしてビンタしまくるからすっごい怖かったよ…。」
派炉博士「それを見ている観客も見ながら普通におにぎり食ってたりして、客も皆サイコパスであそこに入れたカルパスが取れなくなったときに笑ってたのが、凄い恐怖じゃったのぅ。普通のリーマンやお爺ちゃんが何企んでるか怖くなるのぅ。」
洋子「性欲どころか人間不信にまで陥っているじゃない…。」
洋太「時間が余ったのでお客さん参加のコーナーあったじゃない?」
派炉博士「ああ、あったのぅ。普通の一般人の女性ってダチョウの卵くらいでかいアナルプラグ差して生活してるんじゃのう…。」
洋太「素人なのにステージに上がって鞭で叩かれて逝ってたね…。」
派炉博士「ああ、アナルに拳入ってたのぅ…。アナルフィストっていうのか。リアルで初めて見たよ儂は。」
洋子「んなわけないでしょ。 素人っていうか、客参加アリってわかってて行ってる変態女なんでしょうよ!全く分からない世界だけれども!」
洋太「僕はもうトラウマになってしまったよ…。ああいうのはリアルじゃなくて良い。」
派炉博士「儂は一応DVDを買ったが、やってることは同じでもDVDも見ると途端にフィクションになるんじゃなぁ。生で見ないといかんのぅ。」
洋太「貴重な体験だったから1万円は凄い破格だったけど、次はこうミサとかボランティアとかクラシックコンサートとか行こうね。」