洋ピンのひみつ
文部省推薦図書 日本外国語大学名誉教授 派炉 出井 著
派炉博士「よい子のみんな、こんにちわ。」
洋太・洋子「こんにちわ。」
派炉博士「この本はみんなと一緒に洋ピンについて学んでいく、ためになる、たのしーい本なんじゃ。」
洋太「ぼく洋ピンって初めてだよ。楽しみだなあ。」
洋子「えーうそーマジ!?洋ピン童貞!?キモーイ。洋ピン童貞が許されるのは小学生までだよね。」
派炉博士「これこれ仲良くしないと駄目じゃぞ。」
洋太・洋子「はーーーい。」
派炉博士「それでは、めくるめく洋ピンの世界へレッツゴー!」
洋太・洋子「なるなるたんたんへそのごま!!!!」
洋太「博士ここは?」
派炉博士「うむここは19世紀のエゲレス。豪華客船の中じゃよ。」
洋子「私、知ってる!タイタニックね。」
洋太「あ、ぼくも知ってる。レオナルド・デカプリオの映画で見た。」
派炉博士「うんあれはいい映画だったね、アカデミー賞も獲ったし。でもねあれはフィクションなんじゃよ。ここは本当の事件の現場。パイタニック号の中なんだ。」
洋太・洋子「パイタニック号?」
派炉博士「そうあの悲劇の事件「パイパニック」の現場なんじゃよ。」
派炉博士「ストーリー解説(本文ママ)遂に、あの世界中を感動と興奮の渦に包み込んだ「タイタニック」の絶頂エロス版が日本に上陸。といってもこちらは豪華客船「パイタニック」号の中で繰り広げられる変態SEX大航海の物語。船内のあちらこちらで男と女、女と女、男と女と男という、あらゆる性の狂乱絵図が、羅針盤も狂うほどの盛り上がりで展開する。XXXシリーズ始まって以来の女を交えた3Pホモやレズなどの、アブノーマルプレイが次から次へと写し出されるので気の弱い方はくれぐれもご用心。ディカプリオも真っ青の股間がデカプリな男たち、デカパイの女たちの全編これまさに「パイパニック」の超ド級エロスの海に溺れてしまいそうな話題の最新作なのである。」
洋太「わー、ぼくも羅針盤も狂うほど盛り上がりたいよ!」
といって洋子に襲い掛かる洋太。洋子の強パンチが炸裂。
洋子「私はキャッチコピーの「アナタも股間がデカプリオ」が気になるわ。はあと」
派炉博士「ほっほっほ。洋子ちゃんはしょうがないのう。」
洋太「デカパイの女はわかるけど、デカプリな男ってぼくにはわからないよ?」
派炉博士「(無視して)ここではXXXシリーズというのに注目じゃ。ほとんどの作品がこのXXXシリーズなんじゃ。覚えておけば入試にも役立つぞ。」
洋太・洋子「はーい。」
洋子「ところでディカプリオも真っ青の後の文章が微妙に日本語になってないような気がするのだけど?」
派炉博士「ほっほっほ。細かいことは言うもんじゃないよ。こんなもん適当に書いてるに決まってるじゃからな。最後まで息が続かんのじゃよ。他にもデカプリオだったりディカプリオだったりいいかげんじゃしな。それが大人になるということなんじゃ。」
洋太「よーし、ぼくもそうゆう立派な大人になるぞ!」
洋子「…毛も生えてない餓鬼のくせに。」
派炉博士「険悪なムードになったところで次、逝ってみよう。」
洋太・洋子「なるなるたんたんへそのごま!」
洋太「博士今度はどこ。」
派炉博士「ここはエジプトそしてあそこに見える巨大な建造物が…」
洋太「ギザの三大ピラミッドの一つクフ王のピラミッドだね。」
派炉博士「ほっほっほ。洋太君は相変わらず先走りじゃのう。よく見なさい、あれこそは黄金のフェラミッドじゃよ。」
洋子「ああこれがあの有名な黄金のフェラミッドなのね。先頃、世界遺産にも登録されたのよね。」
派炉博士「うむ、流石に洋子ちゃんはわかってるね。それに比べて洋太君は……全く無知っ………無知なものは……ただ喰われるのみっ。」
洋子「博士落ち着いて!ちょっとカイジ入ってる。」
派炉博士「はあはあ。じゃ気を取り直して解説しよう。ストーリー解説(本文ママ)この夏、大ヒットを記録したミステリー・アドベンチャーが早くもエロスパロディになって登場!!古代エジプトより伝わるSEXの神を司る伝説のネックレス。このネックレスを巡り若き考古学者にして美しき処女ジャステスと古代より蘇ったカルト教団との壮絶な性戦。そして、ジャステスは戦いの中で彼女の内に潜む色情欲に気付いていく……。幻想的な映像の中、繰り広げられるハードコアFUCKの数々。人気女優総出演によるアメリカンポルノの新たなる傑作の誕生。」
洋子「( ´_ゝ`) ふーん。なんか普通の解説ね。」
洋太「(普通か?これが普通なのか?)」
派炉博士「ほっほっほ、そうじゃのう。しかしそれには訳があっての。それじゃこれを見てもらおうか。」
洋子「成る程ね。前作はフデオロシに過ぎなかったって訳ね。」
洋太「ぼくの筆下ろしはまだ済んでないんだけど…。」
洋子「(無視して)裏筋からきたツタンザーメン。…何もそんなところから来なくても…。それに活躍するのは太陽の精子フェラオの筈だけど…?。」
洋太「ミイラも濡れた!?っていうのは凄いなあ。ぼくにはまだそんなテクニックはないよ。(´・ω・`) ショボーン。」
派炉博士「ほっほっほ、そんなんじゃ百戦錬磨のヤリマソ洋子ちゃんは落とせないぞ。」
派炉博士「洋太君は解説でも読んでマスでも掻いてろってとこじゃな。ストーリー解説(本文ママ)人気シリーズ「ハメナプトラ」の第2弾が登場!紀元前3000年、あまりの淫乱さでその名を後世に残した色情王'フェラオ'彼が葬られた墓には、暴こうとする者に降りかかる色狂いの呪いが掛けられていた。そして時は流れ現代、封印された墓を調査に来た女性考古学者は自らの性欲が暴走するのに気付き始める……。今回のヒロインは前作のブリアナ・バンクスからシリーズ初登場のニーナ・フェラーリにバトンタッチされ淫乱度もパワーアップ!そこに人気沸騰中の東洋系美女ミラ・リーも加わりSEXバトルは頂上決戦を迎える!!」
洋太「へえ紀元前3000年にはそんな淫乱な王様が居たんだ。知らなかったな。」
派炉博士「フェラオとは古代エジプト語でペル・アア(大きな家)が変化した言葉なんじゃ。」
洋太・洋子「へえ・へえ・へえ。」
派炉博士「それと淫乱は大抵の場合、洋子ちゃんのような女性に使う言葉なんじゃよ。男に使う場合は普通好色というんじゃ。まあ間違いではないがの。」
洋太「それよりもいつの間にハメナプトラが人気シリーズになったんだろう?それに二本でもシリーズというのかな?」
派炉博士「世の中には「言ったもん勝ち」という諺があるんじゃよ。汚れた大人になればわかるんじゃ。(遠い目)」
洋子「それにしても女性考古学者というのは素敵な仕事ね。いつもこんな目に遭うのね。はあと。わたし絶対女性考古学者になるわ!」
派炉博士「ほっほっほ考古学者から苦情が来ないうちに次へ逝ってみよう。」
洋子「これは真面目によく出来たタイトルね。'ク'を足しただけで業界人ぽくて知的だわ。でもキャッチコピーはやっぱり「サイズも声もデカプリオ。」なんだ。ちょっと(´・ω・`)ガッカリ・・・。」
派炉博士「うん「恥丘のアソコにきっとある。」の地球=恥丘も他のであるしな。」
派炉博士「…ま、気を取り直していくか。ストーリー解説(本文一部の漢字が読み取れず)わが国をはじめ世界中で大ヒットした。あの「ザ・ビーチ」のパロディ・エロス版が早くも登場した。だが、こちらはオリジナルと違って全編野外SEXのオンパレード。物語は、ある島に四人の男女が遭難したところから始まる。誰もいない無人島だと思っていた4人は、そこで狂った原住民に襲われるのだが、やがて想像もつかない性の儀式に巻き込まれて……。新人のジュエル・ヴァルモンテをメインにあまり馴染みのないキャストで固められた本作品は、全編島内だけのロケーションで孤独と恐怖から起こる人間の本質の真実をうまく演出してあり、ベテラン監督ジム・パワーズの手腕に負うところがかなり大きい。当然FUCKシーンは全て大自然の中で、その激しさとスピード感あふれるストーリー展開が文句なく面白い大興奮の一本である。」
洋子「「狂った原住民に襲われる」'狂った'と'原住民'が凄いわ。」
派炉博士「うむ表現規制などくそ喰らえといった感じじゃな。」
洋太「新人とか馴染みのないキャストとかベテラン監督とかあるけど、ぼくには誰が誰だかさっぱりわからないよう。」
派炉博士「うむ。ではこれからは覚えておきなさい。将来社会に出てきっと役に立つことがあるぞ。」
洋太・洋子「はーい。」
洋子「あとはここね「当然FUCKシーンは全て大自然の中で」この当然がさりげなくて怖いわ。」
派炉博士「うむ、そうゆう一見スルーしそうなところにこそ笑いは隠されているのだよ。」
派炉博士「今日のところはここまでにしとこうか。爺さんにはちと体力が続かんのでな。」
洋太・洋子「うん、じゃあまた明日ね。」