カメレオンとゆかいな仲間達


そういやマガジンでカメレオンってヤンキー漫画あったよね?擬態というかハッタリだったわけだが。ところがカメレオンって調べると分かるんだけど色は興奮色とか日光の吸収とかで黒くなったり白くなったりしますが決して周囲の色になるわけではないという。ベレー帽です。こんばんわ。

実際に周囲の色になるのはイカとかヒラメですな。

さてカメレオンを飼い始めました。ちなみにグロ中尉です。

とりあえずちゃんとした飼育用具をそろえるまでの仮の190円の虫かごです。

母に分けてもらった、園芸用の軽石と腐葉土と赤玉土を入れて、そこらの草むらごと移植。枝を拾ってきて多少なりとも立体的に動けるようにしました。

紫外線照射ランプとかヒーター、温湿計なども必要ですが初心者なので分かりません。いずれは揃えていきたい所ですがお金が掛かるので、まずは
仮の飼育が安定してからという事で。言い訳がましいですがなにぶん野生のWC個体で既に成体なのであとどれくらい寿命があるか、また今回の野生>ペットショップ>東レプ>俺の家という環境の激変で相当弱っている事も充分予想されるので。



こんな感じです。

どちらも♀です。見分けのつかない種のカメレオンも居ますがカレハカメレオンは体高と尻尾の長さで分かります。ただ奥のは見た目はかなり雄っぽいですがやっぱり雌です。

さて適温は22〜28度とはいえ、今の季節なら問題ないみたいです。冬は室内なら大丈夫だがむしろ夏はクーラーが必要かもという金食い虫。

水は勿論必要なんだけど困った事に
止まった水だと認識しない。

ドリップ式の常に水が垂れる専用の器具か、葉やガラスに水滴を付ける…と。

調べれば調べるほど難易度高いぞ。
やめよう衝動買い!

さて環境はそれなり、問題は餌だ。

これは流石に知っていました。

える知ってるか?カメレオンは生餌しか食べない。

で、買ってきてあったジャンボミルワームSサイズの出番です。既に買ってきた時点で数匹はジャンボ化しておりますな。とうぜんこんなのは口に入らないので特に小さいのをピンセットで…

うむ、ピンセットからは食べないな。枝に放ってみますとこれも食べない。ミルワームが逃げて土に潜ってしまったので次は逃げないように半分に切って与えました。小さくなるし一石二鳥。

ところで
誰がどうやって半分に切るの?俺がデザインナイフでです。

食べない…。そして半分に切ったミルワームは5分も経たずに動かなくなった。動かなくなったというか死んだ。
いや殺した。

翌日も頑張りましたが食べません。仕方ないのでミルワームは廃棄。デリカップ200匹600円でしたがしょうがない。

廃棄? 待てよ。こいつは何だ?何かの幼虫か?調べてみますとジャンボミルワーム。チャイロコメノゴミムシの幼虫。つまり屁っぴり虫です。ああ
外来昆虫だ!逃がせない。仕方ない責任持って殺そう…。

まあ餌として買ったとはいえ早速の大量虐殺。水攻めで残らず溺死させました…。

ただこれ国産だったとしても遺伝子撹乱が起きるので、どちらにしても殺すしかなかったみたいです。

この時点で餌コオロギを通販で注文。翌日に発送、その次の日には届くように手配。

でもその間どうしよう。ということで外に
狩に出ました。

とはいえ平日の夜なので、ダンゴムシしかget出来ず…。本来の狙いはワラジムシでしたが見つかりませんでした。



ワラジムシ推奨でダンゴムシなので固いかなとは思いますが無いものは仕方ない。与えてみました。

するとパクリ・パクリ。見る間に2匹平らげました。ただ見てると食べるのは雄っぽい♀だけでもう一匹は全く食べていない。動きも比べると全然動かない。しかしまあ食べないのなら仕方ない。コオロギが届くまであと2日、まあペットショップが餌をあげていてくれていれば、1週間といわず数日なら充分持つはず。

翌日。



朝起きたら枝から
落ちていました。まさかの食べてた方…。何て事だ…。

さよならカルチャークラブ(仮名)

名前を決める前に逝ってしまわれた…。

もう一匹は
カーマに決まりました。一度も呼んだ事はないけど。…カメレオンに話しかけるのはちょっとあれかなと。


よくテレビでオカマが出てくる時にBGMで掛かってるよね。

死因は不明。弱っていたのも考えられるし、ダンゴムシが固かったorダンゴムシから寄生虫的なものに感染したのかもしれないし、結局は分からない。とりあえず外での狩りは禁止だ。そういえば中に入れた草にヒルと蟻が混入していたがどちらも食べなかったようだ。
それに多分単独売りではなく2匹セットだったのも、要は死に易いから多めにというのもあったのだろう。通常カメレオンは縄張り意識があって複数飼いはストレスらしいのに。


さて待ちかねたコオロギが佐川で到着。

ダンボールには品名ペットフード。まさか生きたコオロギが入っているとは思うまい。開けたら正にバイオテロ。



ヨーロッパイエコオロギ2令2gその数およそ200…!

ダンボール内に紙袋。紙袋を開けるとワラワラ…。

コオロギはバッタの仲間…。そう思ってた時代が僕にもありました。

こいつは
どうみてもゴキブリに近い…。裏返した時なんか血の気が引くよ。

用意していた餌入れ容器の素焼きの壺に入れたら余裕で上がってくる!

はやい!跳ねる!

とりあえず網戸の目よりは大きいので何匹かザーッと撒いて網戸しました。

実は食べられない餌がウロチョロする環境もストレスらしく、また食べすぎ死も考えられるので避けたかったのですが打つ手が無かった。

それにしてもあれもこれも駄目って、
こいつ生き物として相当だな。そりゃ絶滅危惧にもなるだろ。

幸いコオロギは早々に片付いたみたいで一安心。こちらは養殖なので寄生虫や病気の恐れが無いのでまあこれで大丈夫と就寝。

翌朝、部屋にちいさいコオロギが…

馬鹿な。網戸のカバーを抜けたのか!?

結論を言うと
紙袋のホッチキスの穴からでした…。頭さえ通れば体が柔らかいのでかなりの脱走の名人らしいです。

カメレオン一時退避の上で、
家中にゴキジェット!ゴキジェット!ゴキジェット!これでもかとゴキジェット!

小型の個体だけですが結構逃げてたみたいで20匹前後は仕留めました。ああ後は外まで逃げてて生態系を乱さないでくれる事を祈るばかり…本当にごめんなさい。

一応コオロギは地域ごとに方言のような歌の違いがあり交雑はしないそうなので、あとは帰化定着ですが、千葉では既に定着してるそうです。おそらく両生類・爬虫類の普及状況から行って既に全世界に定着進行中らしいです。 DQNのブログとか見ると余ったコオロギ逃がしたりしてますので…。だからといって私のミスの罪は重い。

紙袋からデリカップに移しました。用心の為、ダンボールの中で作業をしていたのですが、ダンボールも上がってくる…。プラ容器は滑って上がれないんですけどね。という訳でかなりの数がまた脱走!しかし今度はダンボールだけでなく
用心して便所内で作業していたのです。逃げたコオロギは小ささゆえもはや捕らえ直す事ができないので、カップに入らなかった分はやむなくそのままゴキジェットでガス室送りです。

翌日。容器から出すたびに数匹の犠牲を出すものの、何とか便所内は安定です。

ところが結構それ以外にも容器内で死んでます。水がないとすぐ死ぬと書いてあったので、ああそうかと霧吹きで吹いてみると…。

バタバタと溺死…。

え?何で?

よく見てみるとこのくらい小さいサイズの世界になると
水は表面張力で、粘着のようにしつこくまとわりつき気門を塞いでしまっています!僅かな水滴でも溺死。

それはさておき。もうコオロギの死には動じませんw所詮餌と割り切る事にしました。割り切りました。

ただ本来は経費削減のためにコオロギは自家養殖させる事も想定してたのですが、2令で手に負えないので更に小さい初令などもはや私の手に負えないので、送料が高く付いてきますが買って調達する事にしました。量的に絶対余るので育ちすぎても廃棄ですが。
コオロギを扱ってるときは常に地獄絵図の修羅場です。現在はカップで送ってくれる業者から買うことにしたので大分楽になりました。

とはいえ更に簡単に扱えるものは無いかと、平行して蛆虫→蝿のサイクルを試し中です。

釣具屋で買える蛆虫は生きたまま冷蔵庫保存が可能であり、
順に解凍すれば順に羽化し餌が常に手に入るのです。値段も安い。家の者が冷蔵庫に蛆虫を入れるのを了承さえすればですが。
2週間後、羽化しましたが蝿は食べてくれませんでした。偏食ェ…。やはりコオロギを飼い続けなければいけないのか…。
コオロギの餌用にドッグフードを少量分けてもらってこよう。餌に餌をやることによって、間接的に栄養価を高める手法があるのです。





……
………。
ってカメレオンの話してねー!!!


いや餌の苦労を抜かせば本当に癒されるのよ…。これ本当。

続くかな。