14年振りの哺乳類展


5〜6年前じゃないか?と思いたいですが、どうもそうらしいです。時の流れの暴力反対。ベレー帽ですこんばんわ。


今回は陸と海が分かれてなくて、陸海両方です。といっても海はもともとクジラと海獣類くらいなので、ほとんど陸。それもヨシモトコレクションです。



ざっくりいうとこういう剥製と骨格標本が混在する展示ですけども、どう見ても見るべきところは手前のミナミゾウアザラシじゃないですか?

でも、公式の概要みると、推してるのは



こっちのキタゾウアザラシなんですよ。本邦初公開とのことだけど、うーん、大きい方で良いじゃない。これだから博士って奴は……。



クロサイの赤ちゃんとキボシイワハイラックスの初展示が目玉です……。 うーん。凄さが分からん。ただの初だしなのかな?レア種では無いような。



ミナミゾウアザラシの剥製展示をアピールで良いと思うんだ。
ただただデカいだけで魅力は充分。写真はみんなここで撮っていたし。

それにしても想像以上の化け物!図鑑では分からないことがこのサイズ感よ。

江の島に2005年まで居たミナゾウくんは4.5mで相当のチビすけだったか。 たぶんこれとかはジャイアント馬場やアンドレくらいのデカい奴。wikiによると最大は5.8mの3.4tまであるそうなので、1.3m違えば大分違うよね。
人間でさえ170cm以下はホビットとか呼ばれて人権が無いんだから。

うーん。今後は個体差にも気を付けよう……。



レオポンは2010年には目玉展示だったんだけど、二度目だけあって普通の展示でした。いいのよ14年も経ってれば見てない人が多いからもう一度アピールして。 キタゾウアザラシよりもバズるよこれは。



カモノハシは、日本では飼育されていませんので、剥製は箱根で見たことあったんですが、ホルマリンと骨格は初めてです。上顎と下顎が面白すぎる。



中央のジェレヌクは見たかった奴。アンタッチャブル柴田が紹介しててバズったやつですが、思ってたより普通ですね。なんなら知らなかっただけで既に見ていた可能性すらあるね。なにしろ柴田が紹介してた画像が



これだったのでw 立ってなければ普通のレイヨウじゃん!後足で立つというのは良く見るらしいので習性みたいです。ならばこのポーズで展示して欲しかったね。

ジャコウネズミとラッコはちゃんとそーゆー生態展示だ。
わかってるぅ!





ヒメアリクイ 可愛すぎない?



キョン 害獣として大繁殖してるらしいくせに、関東の動物園にほぼ居なくて困っています。 眼が四つあるように見えるキモさが特徴。
泣き声が人間の悲鳴みたいで猟師が嫌がるとか。あとヌートリアも増えて困ってるっていう割に動物園に居ないんだよなぁ。



おおクズリじゃん。カムチャッカとかサハリンには居るみたいなんだよなぁ。俗称のウルヴァリンの方が有名かも。ゴールデンカムイでみてから俄然興味があったのです。見れて良かった。剥製は既に見ていた可能性があるが、知識が増えて改めて確認です。

つい恐竜とかの化石標本に憧れがあったけど、普通の現生の剥製標本と、骨格標本いいわー。



テングザルは雄と雌が性差があって、鼻の大きさが全然違うのですが、遺伝子を見ても骨格を見ても違いはないそうで、遺伝子学とか分子学じゃまだまだ現実に追いついていない部分も。



サイもウシと違って、角は骨じゃなくてケラチン質なので残らないことを考えると、やっぱ剥製とホルマリンは令和でも侮れない。

逆に今回の展示のテーマである分類を分けるという事には、遺伝子は重要なようで、



結構、目に変更が! 具体的に言うと貧歯目というアリクイ・アルマジロ・センザンコウ・ツチブタがいたところが、解体されました。それぞれ
収斂進化で似ていただけで、全然違う目という事です。

クジラがカバの仲間で鯨偶蹄目になったのは知っていましたが、こっちは初耳でした。

松本人志裁判とか、大谷の通訳とかやってないで、そーいう事実のみ報告して!

ツパイとか爬虫類が我々の先祖じゃないとか、結構重要なこともさらっと!

習っていたことがどんどん書き換えられている! 食肉目って一回ネコ目に直されなかった?また食肉目に戻ってるじゃん。

私も知識を令和にアップデートしないと不適切か!

今回の催しは、展示がメインとはいえ、

分類学的な事も第二の柱で、


クジラとトガリネズミの心臓の比較です。 


クジラは一分間に2回。ネズミは1000回くらいかな。まあ血液を全身に送るポンプと考えればそんな感じでしょうね。一生に脈拍する回数自体は同じと言いますが、なので寿命は200年と1年くらいです。




木村由莉先生でも関わっているのか、歯の分類の解説が用語が難し過ぎるw キッズどころか私も分からん。

そういえば、今回展示室になんか博士ちゃんみたいな、解説してるキッズが居ました。

初め知り合いに話しているのかと思ったら、誰彼構わず解説を始めていて、最後に自分のYoutubeチャンネルへの誘導をしてました。

正直声がオタク丸出しの早口で、私もそういうタイプの人間なので苦笑してましたが、おばさま方は凄いねえと褒めてましたが、私は割と迷惑してました。

図鑑暗記系の博士ちゃんは、子供って割と本の数冊は大体覚えちゃうんだよね。
自分もそうだったから、大成はしないことを知っている。

それはそうと、結構動物園回ってるし、図鑑も読んでるので詳しいと思い込んでいましたが、なんか別に主催側も何もアピールしていないんだけど、見たことも聞いたこともない生き物が沢山いました。

単にマイナー過ぎて和名がないだけなんだろうとは思いますが、それにしても聞いたことなさすぎる。



サハラゾリラはサハラに住むゾリラです。 何気にフィッシャーも知らんw



ジャコウネコ科は日本に居ないから和名が無いのかな?ハクビシンは白鼻芯で馴染みあるけどね。やはり和名が大事なようだな。

気になる展示はやはり陰茎。

これはキリン。



陰茎の仕組み。人間と大分違いますね。哺乳類は一突きでも入れられるだけ、サケよりましかな〜

先っちょだけでいいから!


ここで2010年の哺乳類展の私のレポートを見てみましょう。

2010年の特別展は1400円だったのに、今回は2100円でした。物価は変わりました。

2010年に赤字でも良いだろ、国立だしとか言ってるのが、タイムリーですね……。まさかお金なくて遂にクラファンすることになる時代とは……。

私は14年経っても陰茎でキャッキャいってる……


       iイ彡 _=三三三f           ヽ
        !イ 彡彡´_ -_=={    二三三ニニニニヽ
       fイ 彡彡ィ 彡イ/    ィ_‐- 、   ̄ ̄ ヽ     し  ま
       f彡イ彡彡ィ/     f _ ̄ ヾユ  fヱ‐ォ     て  る
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       イイレ、´彡f        ヽ 二 _rソ  弋_ { .リ    な  成
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-‐ ´ ヽ ヽ       \\     \        人


オチがインターネット老人会……。