アメリカその4 理想と現実
額に米と書いてあるベレー帽です。こんばんわ。
アメリカンな旅も3日目。
基本的に一筆書きで移動移動なのですが
牛のような馬やら
アンテロープことアメリカブロンクホーンが居たりします。 バスの中からなのでみんなパシャパシャやるのですが、まあコンパクトじゃあ撮れてないかと思います。 シャッタースピード1/1000で撮ってやっとですから。 皆さん結構動物に食いつくし、非常に残念がるのですが、実際のところこいつが金沢動物園に居ることを私は覚えていて冷静でしたw
とまあアメリカンな車窓を楽しみつつひたすら移動。 ただ30人中25人は寝ていますね。これは国内でも大概のツアーがそう。
そして旅程表には無いんですが裏旅程のレイクパウエルへと向かいます。
裏旅程とは、余裕があったら行くけど都合で行かない予定地です。ツアーの遊びと言うか余禄というか、旅程に書いてしまうと契約上行かなきゃ行けなくなるので書かないけど概ね行くつもりの予定地です。
「今日は皆様お時間通り出発できましたので特別にレイクパウエルに寄る事が出来ます。」などのようにさもラッキー感を出すアレです。
レイクパウエルまたはグレンキャニオンダムとも言います。ダムによる人口湖なので。
おおう何て見事な黒部ダム…アーチ式コンクリートダム。
模型で言いますと
拡大して中央ちょい下の、水が堰止まってる部分www すげえなおい。
と、まあ凄いには凄いですがこれでもおまけで、トイレ休憩がメインなのでまた移動です。ちなみにダムカードはありません。
赤い砂漠で降りまして
砂地をハイキングです。ちなみに風も強いです。帽子は飛ばされます。日差しは強いです。マスク、手ぬぐい、水は必須です。
ただサングラスはお勧めしません。折角の雄大な景色をサングラス越しに見るような野暮なことはしたくないですからね。(カメラの液晶で景色を見つつ)
中央に見える裂け目まで歩きます。注(グランドキャニオンではありません)
まあ1kmあるかないかですので15分くらいでしょうか。
ひいいぃいぃぃ 柵がない! 強風!
これがホースシューベントです。ちなみに高所恐怖症な私が何でこんなに崖まで寄れているかというと、普通に腹這いだからですw 這い寄る混沌。 勿論カメラ構えてるというカメラマン麻痺もありますけどね。それでも手前が全部出てないというヘタレぶりw
今回の旅全体でも1・2を争うベストショット!
写真の外人はスマホでメール中でした。多分写メを送っているのかとw 現代的だなぁ。
ここもガイド本読むまで知らなかった場所ですが、ここも良かった。 また車横付けじゃなくてある程度歩いてからというのも好ポイントでしょうか。 ただ何人かのおばちゃん達がそう遠くも無いのに諦めて休憩所で待っていたのが勿体無いなぁ…。まあアンコールワットでもそういうおばちゃんは居ましたけどね。やはりやれる事はやるべきだよねぇ。
で、また移動ですが、次は割りと近くて、バスからジープに乗り換えです。
感謝するためにお金をあげること
若干日本語が変ですが、要するにツアー料金以外にチップを寄越せという事らしいです。我々は団体なので添乗員さんがその分も渡しておいたとの事。
ちなみにこんな感じです。写真撮られているのはマスクとか無駄に重装備の日本人が奇異に見えるからです。というか私から見ても異常に見えるなこの集団は。 同行のツアーの人でプライバシーとか配慮しなきゃだけど顔見えてないから大丈夫だろコレはw 実際既に殆どの人と顔見知りになっていたが、ここでは誰が誰だか分からなかったw。
で、実際問題、最初はTシャツ一丁の外人達が我々をHahahaと笑っていたんですが、いざ走り出しますと我々こそが正しかったと彼等にも分かったみたいで、着く頃にはパーカーすっぽりにスカーフサングラスの完全装備になっていました。
いまだに口の中がジャリジャリします。
アンテロープキャニオンの入り口です。 15人ずつ二班に分かれて入ります。
おお凄い!期待通りの絵面! 腐海の底だ!
流石にパンフレットのこれは夏の正午とか条件が厳しすぎる(大混雑!)ので無理ですが、実際に肉眼でこの位なら十分満足できるレベルではないか?
ふはは、まるでプロのようだ!
でもね、
これがアンテロープキャニオンの現実!
大混雑ですw イモトが8000Mのマナスル山頂のVTRで人がいっぱいで渋滞してます!って言ってたのと同じようなことでしょうか。
あと補足として、これまたイモトが行った地上で最も行きづらい「ザ・ウェーブ」がこの辺です。予約10名、当日現地枠10名の抽選一日20名のみw
これね。やっぱり似てはいますね。
場所は荒らされるから非公開ということですが、この辺にあるそうです。ちなみに今回同行したツアー客に、これに挑んだそうですが(イモトがテレビで紹介する前)、現地組枠3日抽選したけどとうとう行かれなかったそうです。
話を戻しまして、ここはナバホ族のガイドが仕切っていて日本のガイドは通訳しか出来ません。でも現地ガイドが優秀で、まずブロックして離れた位置から写真タイム。一人ずつカメラ預かってピース写真撮る。で、移動する。ので他の人が写りこまないように撮れます。また先は折り返しなのでまた戻ってくるのですが、帰りは撮影禁止です。
このフリー散策にしないところが素晴らしいところ。桜の名所でも、ロープが張ってあって根元に近づけない場所の方が撮影はし易いのです。
パンフレットと違って人の入らない写真が撮れない京都よりずっと良いよね。(名前出すな)
道はジグザグで見通しは悪いので、この場合もこちらに全員移動が終わったら撮影タイムです。多分、角ごとに人が溜まっているんじゃないかな。 そしてこのアングルから撮ると熊の顔に見えますとか、絵葉書はこのアングルから撮ってますとかいってくれます。
なるほど、綺麗に撮れるわけだよ!
そして基本的に現地ガイドなしでは入る事が許可されていません。一部、三脚担いだプロカメラマンが滞在してますが特別な許可が必要とのことで我々には縁の無い話。そこまでしなくても趣味の範囲の写真なら手持ちで撮れると断言してもいいでしょう。
全体でも100mくらいしか思ったより短い区間なんですがジープ4〜6台で60〜90人位かなぁ。 ただ観光用がその長さというだけで実際はどのくらいなのか良く知りません。ここはアッパーアンテロープキャニオンですがそもそも時期と場所によっては鉄砲水で死者も出てますので。
そもそもはその鉄砲水で出来た地形なのでね。
で、これ今回は異常に風が強く、上部から常に砂が落ちてくる状態でした。
ガイドさん「カメラをタオルで守ってください。砂で壊れる恐れがあります!」
ガイドさん「フラッシュは禁止です!」
パシャパシャ!ピカッピカッ!
まあ、ここまできて撮らない奴は居ないわな。そして何故おばちゃん達はフラッシュ禁止の操作ができないのかw
で、結局、この日、30人中20台くらいのカメラが壊れました! 多くはコンパクトカメラで多段式のズームだったので、ズームを戻すと砂を中に取り込んでいくのですなw
大体はペアで来てますからどちらかのカメラが生きている、若しくは2台ずつ持ってる、挙動はおかしいが写真は撮れる、など被害はあったものの、3日目にしてカメラを失うということにはならなかった模様。まあ今時はスマホでも撮れますからね。 ただ一組は完全に駄目だったのかその後、「写ルンです」という古代遺産を使っていました。 私?私のは防水・防塵・-20度でも大丈夫です。
「さすがK−5だ!何とも無いぜ!」
夕食はレストランでポークバーガー
ポークというかコンビーフをほぐしたような肉…勿論美味くないが、料理はこの旅行基本全付(3回ほど除外あり)で逆に選ぶ事が出来ないので、こうやってアメリカを代表するハンバーガーが出てくれるのは有難い。もっとも私は勝手にマクドナルド食べてましたけど。
この日の観光はこれで終了。 遂にマイ7世界不思議の3つ目、アンテロープキャニオンを達成です。
リストを作った頃は理想であって現実に行くことは無いと思っていたものですが、行ってしまいましたな。感慨深い。
ちなみにこれが、日本人の英会話に対する理想と現実!