ゴダイゴとアルフィー


ベレ郎「ここは?」
ダメーテル「ここは惑星「秋葉原」かつては電気街として栄えた星よ。」

ベレ郎「かつて?今はどうなってるの?ダメーテル。」
ダメーテル「ベレ郎、あなた教えて君なの?ググってから、質問なさい。」
ベレ郎「わ、わかったYO!ダメーテル。自分で行って「二次元の体」「素敵なサムシング」があるか確かめるよ。」
ダメーテル「それがいいわね。私が案内するわ。」
ダメーテル「まずは改札からそのまま秋葉原デパートへ抜けましょう。」
ダメーテル「ここも以前は改札抜けるとすぐにガンダムフロア!!というのが売りだったのよ。それが今やマクドナルド、マツモトキヨシ、ユニクロ、1000¥床屋、そして大幅縮小されたガンダムショップと言う、ありきたりの場所になったわ。」
ベレ郎「どうしてガンダムを縮小するの?
ダメーテル「ベレ郎。良くお聞きなさい。人の時の輪の移り変わりはとても早いの。だからいつまでも27になってもガンダム・ガンダム言ってる様な駄目な大人になってはいけないわ。」
ベレ郎「うう、わかったYO!ダメーテル気をつけるよ。(うう!ビグザムさえ量産できていればこんなことには、、、)」
 駅の外、実演販売通り(万能包丁だけでなくCADソフトの実演販売もしているのが秋葉原の特徴)に出た、ベレ郎とダメーテル。
ベレ郎「ダメーテル!僕、綺麗なおねえさんから天野喜孝の版画の展示会に誘われたYO!アールビバンって書いてあるんだ。ちょっと行って来るYO!」
ダメーテル「…ベレ郎。その版画180万するわよ。あなたもう少し女性の免疫つけなさい。そんなのは秋葉原の純情BOYしか買わないものよ。」
ベレ郎「だ、だって将来価値が出るって、、、。だって部屋に版画があるライフスタイルは人生を豊かにするって、、、、。だって、、、」
ダメーテル「ちょっと機械の体を見て行きましょう。二次元の体も良いけど機械の体も良い物よ。」
ベレ郎「待ってダメーテル。ラジオ会館の海洋堂は寄らないの?」
ダメーテル「…ベレ郎。そんな行って当たり前の巡回コースは今日は回らないわ。2chグッズのゲームズアークとかメッセサンオーのカオス館も今日は省略するわよ。」

ベレ郎「こ、これは!?」
ダメーテル「素人には何が何だか分からないだろうけれども、ここのお客は普通に買い物してるわね。盗聴器とかもこの辺りで買えるわよ。」
ダメーテル「部品を買ったら機械の体の本体も見ましょうか。TSUKUMO本店3Fロボット王国へ行きましょう。」

ベレ郎「資料によるとこの店、場所が違うんだけど。」
ダメーテル「ベレ郎。惑星秋葉原は妄想と現実が交わるする星。一月も経てば店はあちこち移動するわ。決して立ち止まらない進化する星よ。…私はキャットファイト専門店を見失ったわ。どこにあったんだったかしら?OTZ」

ダメーテル「さて、ベレ郎あなたお腹は空いてない?」

ベレ郎「空いてる。腹が減っては戦は出来ぬ。ビフテキかラーメンでも食べたいな。」

ダメーテル「秋葉原名物おでん缶よ。たっぷりお食べなさい。」
ベレ郎「……。」
ダメーテル「腹ごしらえは済んだ?ベレ郎、あなた戦士の銃(コスモドラグーン)は付けてる?」
ベレ郎「ここから先は危ないところなの?ダメーテル。」
ダメーテル「ええ漢の中の漢だけが行けるところよ。そうねもう少し装備を整えましょう。」

ダメーテル「これで大抵の敵(一般人)は引いてくれるわ。」

 コスプレショップ「COSPA」から1Fのガシャポン会館に降りるベレ郎とダメーテル。
ベレ郎「凄い!ガチャがイパーイだYO!ダメーテル。やってもいいかな?」
ダメーテル「…およしなさい。生半可な気持ちで集められる物では無いわ。一つ買ったら泥沼よ。そういった覚悟を決めた西部の荒くれ者の集まる所だわ。」
ベレ郎「あ、ハーロックだ。」

ハーロック「久しぶりだなベレ郎。」
ベレ郎「こんなところでハーロックに会うなんて。何をやってるの?」
ハーロック「…ベレ郎。今のお前にはまだ分からないかもしれないが、男には逝かねばならない時があるんだ。いつかお前にも分かる時がくる。」
 カウンターで万札を100玉に両替しているハーロック。
ダメーテル「…行きましょう。真の漢には触れてはいけない事があるものよ。あえて聞かないのがルール。」
ベレ郎「うん。」
 表通りから外れた裏路地に移動するベレ郎とダメーテル。

ベレ郎「見て見てダメーテル!フォトショップ日本語最新版がたったの5000¥だYO!うわライトウェーブ3Dもあるよ。うん?ホームペーイ製作王って何だろう?ウイルスパスター?パスタなのか?」
ダメーテル「…中華からソフトなんか買っちゃ駄目よ。タイーホされたくなければね。」
ベレ郎「うん、わかったよ家に帰ってwi○nyで落とすよ。」
ダメーテル「……ファイル共有もやめなさい。」
ベレ郎「じゃ、じゃああそこのファミコンソフトがいっぱい入ったお得なCDならいいよね?あっちの浮浪者風なおっさんが売ってる裏DVDは?」
ダメーテル「…タイーホ。」
ベレ郎「あ、あそこにハーロックがいる、何か買ってるね。」
ダメーテル「あれはCATVが契約無しで見られる不思議なチューナーよ。今現在の秋葉原の裏の主力製品ね。」
ベレ郎「……。」

ダメーテル「さあ今日のメイン、メイド喫茶に行くわよ。準備はいい?」
ベレ郎「おk」
 一軒目、世界最古のメイド喫茶「CURE MAID CAFE」
(注 メイド喫茶は秋葉原に現在12軒前後あるそうです。そしてそのほとんが写真撮影禁止の模様。よって文章のみとなります。)
 ちなみに、この店すげー混んでます。一時間以上待たされた。

すみません嘘です


メイド「いらっしゃいませ何名様ですか?」
ベレ郎(ええええええええええ。普通ううううううううううう
ベレ郎「ひ、一人です。」
メイド「禁煙席と喫煙席が御座いますが?」
ベレ郎「あ、どちらでも。」
 席に案内されるベレ郎。
ベレ郎「ダメーテル。この店、「お帰りなさいませご主人様」って言わないよ、どーなってるんデスか?」
ダメーテル「ベレ郎、あなたTVか何かで間違った認識しているわ。それを言う店はCafe Mai:lishとmaid cafe LAMMくらいなもので後の大多数はそんな恥ずかしい台詞は言わないのよ。」
メイド「ご注文の方お決まりでしょうか?」
ベレ郎「あ、じゃ、じゃあこのメイドさんの手作りケーキセット。アールグレイのホット紅茶で。」
ベレ郎「ダメーテル、厨房の奥に男の店員がいるYO!何か作ってるみたいだ。」
ベレ郎「メイドさんが出来たものを皿に盛り付けてるよ。ダメーテル。」
ダメーテル「ええ、それが手作りだからね。」
ベレ郎「ダメーテル。このシフォンケーキ、メイドの味がしないよ?
ダメーテル「黙って食えよ。」

メイド「お会計ケーキセット700円になります。」
メイド「ありがとうございました。」
ベレ郎「やっぱり普通だーーーOTZ」
ベレ郎「ごめん。ダメーテル何でこの店こんなに人気なんですか?オンドゥル普通の喫茶店じゃないディスカー!?」
ダメーテル「この店は在籍メイドのオリジナルCDやらグッズが置いてあるわ。あと土曜の夜はピアノとかの生演奏があるみたい。」
ベレ郎「いやいや、そんな豆情報はどうでも良くて。ううう次の店逝こう。納得行かないよ。」
ダメーテル「どうぞ、ベレ郎が納得行くまで付き合うわ。」

 二軒目 メイド喫茶Lamm
ベレ郎「うああああ。休みだー。この店がお帰りなさいませの店なのにー」
ダメーテル「次。」

 三軒目 コスプレ喫茶cos-cha

ベレ郎「うあセクシーメイド週間キターーーーーぉぅぃぇ!!!」



ベレ郎「ごめんなさい、ごめんなさい生まれてきてごめんなさい。普通の店です。
ベレ郎「しかも紅茶、ポットのまま出されてついでくれねええええええ。いや普通の喫茶店はそうだけど、ここメイド喫茶ですよね?うあああああ特定の飲み物を頼まないと駄目らしいいいいい。そういえばさっきの店では当店はメイドによる、そそぎサービスがありますって書いてあったな。その程度のこと出し惜しみですか。そうですか。」

ベレ郎「もういいYO、ダメーテル。スタバにいこう。」
ベレ郎「僕がメイド喫茶を勘違いしてたのが悪いんです。はい郵便ポストが赤いのも僕のせいさ。」
ベレ郎「そりゃ風俗店じゃないってのは、わかってるYO!でもねもっとこう、メイドがアニソン熱唱してたりとか、客と記念撮影してたり。メイドが常連とだけ話してて一見さん居心地悪いオーラ出してたりするイタい喫茶店だとばっかり思ってたYO!!!!」

ダメーテル「ベレ郎。私も全ての店に行った訳じゃないからあれだけど、一軒あるわ。凄い店が。ただマトモな常識じゃ入れないわ。真の勇気を持った勇者だけが入れる店が。」

 Le Present Des anges Cafe 現在は閉店しています。
 母体はアクセサリー屋さんで、それがメイドカフェもやっているらしい。

この店はカウンターに座るタイプ。他の店は普通のテーブルタイプ。つまり目の前に常にメイドがいますです。
さてこの写真からは分かりにくいと思いますが、この店、ガラス張りで外から丸見えです。常に通りかかる人がジロジロ覗きます。hhhhhhhhhhhhhhhhhすみませんカーテンおろして下さい。何でこんな勇者仕様なんですか?例えここがアキバであるからといっても99%の人は怖くて入れません。

メイド「いらっしゃいませ」
ベレ郎(あ、それは普通なんだねダメーテル。)
メイド「…挨拶はね。」
 カウンターに座るベレ郎。
ベレ郎「あ、ハーロックだ。」
ダメーテル「流石にハーロックね。既にこの店の常連だわ。」
ハーロック「うむ。」

メイド「ご注文の方決まりましたか?」
ベレ郎「ホット紅茶を。」
メイド「その服、どこで買いました?シャア専用ですか?」
 メイドが普通に話しかけてキターーーーーー!???
ベレ郎「…あ…COSPAです。」
客「いいですね。3倍ですか?」
 ええええええええええええええええええええええ!???一般の客まで話しかけてキター!?何だこの店はー!?
ベレ郎「ええまあ、シャア専用パーカーなので3倍です。」
客「この店は初めて?」
ベレ郎「え、ええ初めてです。」
 すみませんすみません。なんでこの人、赤の他人同士の客に話しかけてくるんディスカー!!??
 やばいよ、やばいよ、この店は。イタい瘴気に覆われています。
客「ここは変わった店だけど良い店だよ。他所のメイド喫茶も行った?」
ベレ郎「ええ、ちょっと回ってきました。」
 助けてください。この人、お店の人じゃないのに俺に宣伝してきます。すみません逃げていいですか?
 目が点になっている所で、別の客が帰り際
帰る客「おつかれー」
他の客「おつかれー」
 hhhhhhh何となく分かったのは、なんかチャットの乗りなんですよ。だからいきなり見知らぬ人に話しかけてくるのか。でも漏れは同志じゃなくて冷やかしの客なんですが。<ごめんよ君たち。
メイド「お客さん、今日はアキバに何しに?」
 駄目だ。普通に話しかけてくる。黙っていると隣のナイスガイが元気ないぞーとか言って来ます。キャバクラか合コンですか?ここは?(すみませんどちらも行ったことありません。想像です。誰か連れてって下さい。)
 すみません。ただの喫茶店なのに、名前と年齢、職業まで晒してしましました。



ガンダムトーク・ハウルの動く城・ドラクエ・コミケ・駄洒落合戦etc…etc取り留めの無いオタ話1時間。

同志になりますた。又、来ます。必ず来ます。
あ、ちなみに1時間メイドさんとお喋りして200¥です。紅茶のみだと。みなさんもどうですか?素敵なサムシングが見つかるよ?


ダメーテル「もうじき銀河鉄道の旅も終わるわ、ベレ郎。いよいよ二次元の体になるか三次元か決めなくてはいけないわ。」
ダメーテル「最後はラムタラとラブ・メルシーにいくわよ。違うビルだけど面倒だからまとめて紹介するわ。」
ダメーテル「ラムタラはアダルトDVDショップ、ラブ・メルシーはアダルトグッズ屋さん。どちらも上の階に行けば行くほど濃くなっていくのよ。」
 一つ一つ階を登るベレ郎とダメーテル。
ベレ郎「スケベ椅子が6500¥でクスコが4600¥だなんて、今まで27年生きてて値段初めて知ったよ。」
 この辺 写真は控えます、というか見せられません、法律上。
ベレ郎「…ダメーテル。…僕はもう駄目だ。三次元の人間が分からなくなってきたよ。」
ベレ郎「2階以上は理解することさえ出来ないよ。獣姦、老婆、妊婦、ホモ、もうこのへんが限界です。」
ベレ郎「ダメーテル、もっと上の階行かないと駄目ですか?」
ベレ郎「店員が付けたであろう紹介POPも変だよ。ダメーテル。デブ専ビデオが小結、関脇、大関、横綱って体重別にしっかり分類してあるYO! 聖水ビデオの 飲めばわかる!!って頭おかしいんディスカ!?」
ダメーテル「覚悟を決めなさい、ベレ郎。」
 ついに最上階。
ベレ郎「あ、ハーロックだ。流石だ。」
ベレ郎「最上階はやっぱりスカトロか。まあそれは予想通りだけど。この脇だけを見るビデオ(H無し)、全身タイツでH、鼻フック、土手ブリッジ、おねえさんの鼻くそ、人間を真空パックしてH、床屋で頭を洗うだけのビデオ(美容室版もあり)ってなんなんですか!??」
ダメーテル「…宇宙には人の数だけフェチがあるのよ、それが大宇宙の不滅の真理。」

ベレ郎「セーラー服やメイドなんて所詮、常識人の範囲に過ぎなかったんだ。」


ベレ郎「…僕は二次元の体を選ぶよ。ダメーテル。三次元は変態だ。」
ベレ郎「僕はもうアニメにしか萌えない!理想の女の子と妄想デートするんだ!」

ダメーテル「おめでとう。おめでとうシンジくん。全ての人にありがとう。」

ダメーテル「私はあなたの妄想の中にだけいる女。私はあなたの少年の日の心の中にいた青春の幻影。

ダメーテル「さようなら、私のベレ郎!」



おしまい