ベレベスト 小説編



ベレベストは色々出しているんですが、小説は語るにはまだ読み足りてないかなと思って躊躇っていたのですが人生も半分過ぎてしまったので…
ノンフィクションは除外しました。入れるとしたらアシモフの空想自然科学入門とか、FBI心理分析官とか世界動物発見史とかかな。

こうしてリスト化してみると、自分は各章ごとの主人公が最終章で関わりあう小説と、タイムトラベルとかして改変する話が好きで好きで仕方がないことが分かりました。 映画だと映画を作る映画が狂おしいほど好き。



タイトルと作者
関連タグ
あらすじ
お勧め文
同作者の他のお勧め作品
三国志好きに銀英伝みたいに、これ好きなの?こんなのどう?作品。

アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス

海外作品 感涙
投薬実験により知能が上げる薬を投与された主人公が段々賢くなっていく話です。
まごころは君にというタイトルで映画にもなっていますが、これは小説でしか味わえないギミックが入っているのでぜひ小説で。
海外小説で現状で私の一位です。
24人のビリーミリガンもノンフィクション?ですが凄く面白いです。
24人のビリーミリガン ビリーミリガンと23の棺
レナードの朝

オーデュポンの祈り 伊坂幸太郎
シュール 伏線回収
未来を見通せる喋る案山子のいる島で、未来が見えるのになぜ案山子は殺されたのか?
伊坂幸太郎は何作品か読んだんですが、これが一番好き。大概異なる人物のバラバラの章が、最後でどんどん繋がっていくのが伊坂作品ですが、これはデビュー作で、喋る案山子とか殺人が許されているとか妙にシュールなのが面白い。ただ伊坂作品は数が多いので合わなかったりつまらないと思う作品もあります。
ラッシュライフ 重力ピエロ

家畜人ヤプー 沼正三
発禁 言葉遊び 
白人が黒人を奴隷にし、その最下層に我らが日本人ヤプーが居て道具や便所として使役されている世界観の問題作。
かの三島由紀夫が凄い作品だけど自分の立ち位置から評価はするわけにはいかないと苦悩した作品。勿論今の時代でもヤベー作品。
作者の正体も不明なので関連作なし。
猿の惑星

玩具修理者 小林泰三
グロ ホラー クトゥルフ ハードSF
短編集なので表題作も勿論いいですが、時間SFの酔歩する男もあわせてこの本で。滅茶苦茶内臓描写などのグロがあるのでそーゆーの駄目なら駄目です。実写化されたら俺はきもくて見れないかもw
海を見る人 人獣細工

甲賀忍法帖 山田風太郎
能力バトルの元祖  忍者=異能者 民名書房
甲賀と伊賀の代表10人ずつのバトロワ異能バトル。
なんかバシリスクとしてパチンコで有名になっているらしい…。邪眼の部分はそんなに重要な箇所じゃないんで何故にバシリスクとしたのか…。 とりあえず忍者と言っておけば芋虫人間とか毒女とか何でも設定上許されるという発明と、JOJOにおけるスタンド能力バトルの発明と英霊召喚という魔界転生という2大元祖の50年先行は凄すぎるかと。
魔界転生
Fate JOJO

さよならダイノサウルス ロバート・J・ソウヤー
海外SF 恐竜 
タイムトラベル技術を開発した科学者が恐竜時代に戻ったら喋る恐竜が居たという話。
この作家の作品は全て面白くて全部お勧めして間違いない作家。クラーク、アシモフ、ハインラインの並びに入れても良いと思うよ。
イリーガルエイリアン フラッシュフォワード 
幼年期の終わりに 星を継ぐもの

シャーロックホームズの冒険 コナン・ドイル
元祖ミステリ
常識人の医者のワトソン(聞き役で著述者)と変人で名探偵のホームズの事件簿でいいのかな?説明無用かw
最初なら短編集の方が良いでしょうということでこれ。モルグ街の殺人?うるせーよ。古典ミステリは今回これだけにしました。というか最初にしていきなり至高。のらくろとかじゃなくていきなりこれがw
ホームズシリーズ以外の勇将ジェラールとか面白くないです…。
刑事コロンボ 

十五少年漂流記 ジュール・ヴェルヌ
古典 漂流物
タイトルで内容は分かるでしょうw 基本的にディスカバリー好きなので、エドもベアも好きですし、小説でも無人島はロビンソンやら蠅の王やら大体読んでますけど、一番はこれかな。
80日間世界一周
ロビンソン漂流記 ディスカバリーチャンネル 

新興宗教オモイデ教 大槻ケンヂ
雫 中二病
好きな同級生の女の子が新興宗教にハマってしまい、それを追った主人公も人を操る謎のメグマの力に目覚めていく…
タレントして人気の大槻ケンヂさんですが、本来は音楽の人でモテモテ1000人切りの人ですが、でも私にとっては小説家の人で、特にタレント作家云々ではなく純粋に小説として傑作で、大抵才能ある人は別ジャンルでも結果を残すのだなぁと。
くるぐる使い ステーシー


ソフィーの世界 ヨースタイン・ゴルデル
哲学史入門 ファンタジー
少女が考えるとは生きるとは何か?という疑問を哲学史を学ぶことで少しずつ理解していくファンタジー小説。
出来れば思春期に読んでおいて欲しい作品。
この本が好きだったのでカード・ミステリーとアドヴェントカレンダーはすぐ買ったけどそれほど気に入らなかったです。
空想自然科学入門 世界動物発見史

タイムリープあしたはきのう 高畑京一郎
時間SF 青春
時をかける少女の上位互換。寡作すぎるしもう書いていないっぽい。
クリス・クロスはそんなに面白くなかったです。
時をかける少女

夏への扉 ロバート・A・ハインライン
時間SF
古き良きフランク・キャプラのような古典SF
月は無慈悲な夜の女王 宇宙の戦士
マイナス・ゼロ リプレイ BTTF

七回死んだ男 西澤保彦
ミステリ
主人公は同じ日を9回繰り返す能力を持った少年で、祖父が殺されるのですが、何度犯行を阻止しても新しい犯人に殺されてしまいます。果たして祖父を救えるのか。
一つだけ超能力を持った探偵物に属するのかと。私はこれがそーゆーのの最初でした。9回もやり直すのでややこしいのですが、ややこしいほど面白い物で。
恋はデジャブ BTTF2 リプレイ 

発狂した宇宙 フレドリック・ブラウン
古典SF
死んだと思われていた主人公は奇妙な世界で目覚めた。今までの世界と似ているがどこか違う世界。果たして元の世界に戻れるのか。
フレドリックブラウンは短編の名手なうえに傑作しか無い藤子F先生のような作家なのですが、どれか一つと絞るとこれが好き。
スポンサーから一言 火星人ゴーホーム ミミズ天使
ギャラクシークエスト

ブギーポップは笑わない 上遠野浩平
ライトノベル 電撃文庫
ネタバレしかないのであらすじもなしw
章ごとのバラバラの話が最後で全部繋がるタイプの小説の元祖。いやまあ犯人側と刑事側で進んでいく話は幾らでもあっただろうけど、ここまでバラバラに刻んでくっつけた構成は革命。ちなみにシリーズ化されていますが1作目だけで充分かと。
他のはあんまり…
オーデュポンの祈り パルプフィクション

星を継ぐもの JPホーガン
海外SF
死後5万年経った死体が月面で発見された…
基本的に海外SFを読む人ならば義務教育。漫画なら手塚藤子水木先生読んでないって言われたらまあ…ね。映画ならゾンビ、ジョーズ…と言えばよろしいか。
未来の二つの顔 創世記機械
幼年期の終わりに われはロボット 夏への扉

麻雀放浪記 阿佐田哲也
悪漢小説 麻雀
主人公の坊や哲の麻雀勝負
麻雀が題材ですが、別に麻雀が重要なのではなく博打うちのどうしようもない人間模様がメインです。
映画にもなっていますが珍しく実写化に成功。
他はそこまでではないです
はっぽうやぶれ ぼくんち

マイナス・ゼロ 広瀬正
時間SF
日本にもこんな時間SFがあったのか!と。 どこかF先生っぽい。
ツィス エロス
ドラえもん 夏への扉

産霊山秘録 半村良
伝奇SF 忍者
むすびのやまひろくと読みますw 忍者とSF
一番有名なのは戦国自衛隊なんですが、私はこれが一番好き。伝奇SFの開祖。
石の血脈
宗像教授伝奇考  稗田礼次郎シリーズ 星を継ぐもの

魍魎の匣 京極夏彦
ミステリ 妖怪 ホラー グロ
あらすじというかこれシリーズの2作目なんでやっぱり一応姑獲鳥の夏から読んで欲しいんですが、究極なのはこっち。まあ登場人物の紹介だけ読めばこっちからでも。一番面白い日本の小説と言われれば私はこれと答えると思います。海外はアルジャーノン。
京極堂シリーズ 巷説百物語シリーズ
Fate 

幼年期の終わり アーサーCクラーク
古典SF
これに関してはもう前情報なしで読めとしか…何しろ絶対知っちゃいけないネタバレがあるので。それ知っちゃったらもう半減なので。
これもSF者の義務教育の中でもアシモフ・クラーク・ハインラインの御三家なので仮面ライダー、ウルトラマン、戦隊みたいなもので読んでない人に私が心を開くことは無いでしょうw とはいえ今回アシモフだけリストに入りませんでした。あの人は私はエッセイでの評価が大きいので。
2001年宇宙の旅

リプレイ K・グリムウッド
時間SF
タイムトラベルというよりは死ぬと何度か人生をやり直す話。
他の作品無し
未来の思い出 恋はデジャブ ひぐらしのなく頃に

レックスムンディ 荒俣宏
伝奇SF
荒俣先生と言えば帝都物語なんですが、あれも明治辺りは凄く面白いのですが、途中からだれるので…あと長い。こっちは一冊で終わる割に凄く面白いが知名度だけない。ダビンチコードの3倍面白い。
帝都物語
ダビンチコード 産霊山秘録


全23作品でした。今後も増えるとは思いますがそうそうはこれほどの物となると中々出会えないでしょう。2020/04/4