光あれ
パンダをカラー写真で取る意味はあるんだろうか?ベレー帽ですこんばんわ。
ホログラムをみて感動したのでちょっと原理を調べてみました。
人間は物を見る場合、真っ暗なところでは見えないですよね?光が無いからです。また赤い光を浴びせれば何でも赤く見えますよね?つまり見るというのは光が物に反射するのを見てる訳です。赤く見えるとは光の三原色の内の青と緑を物体が吸収して赤だけを反射したという事です。
(余談ですが赤い花ってのは赤が好きなんじゃなくて、むしろ赤を嫌って反射してるってことですね。)
その反射を眼球やカメラのレンズで捕らえると
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よくあるピンホールカメラの説明図ですね。像は逆さまになっちゃいますがフィルムは反転して現像するし、眼球だと脳が変換します。
ここまでだと二次元になっちゃいますが実際は眼が二つあるので、微妙に角度の違う二つの映像の差を利用して脳が立体として変換します。
(ただ実際は片目でも立体に見えるのですが素人なんでそこまでは分かりません)
wikiによると
人間は、片眼では焦点距離、物体の大きさ、重なり、明瞭さ、移動速度、両眼では、両眼視差、輻輳などの情報を総合的に利用して立体を認識している。 とのこと
この二枚の写真を使うのがステレオグラムですね。赤青の3D眼鏡を使うタイプ(最近は色の付いてない特殊な偏向眼鏡を使う)と
ボーっと眺める平行法と寄り目で見る交差法があります。
中々面白いんですがちょっと現実と違って滑らかでなく、手前、中、奥と三層くらいの張りぼてのセットみたいに見えますね。
その後流行ったのがコレね。段々に何層かに見える筈です。
結局見えるというのは光が目に入って脳が読み取るということですから、うまいこと眼に入れさえすれば実際は平面でも脳は騙せるんです。
で、やっとホログラムです。
ホログラムにはビックリマンシールとかお札の偽造防止などでみるレインボーホログラムと、ちゃんとカラーになってるリップマンカラーホログラムがあります。あと用途に合わせて透過型と反射型があるんですが。
透過型しか原理が分からないのでそっちで。
ホログラフィーでは太陽光ではなくレーザーを使って保存します。レーザーに斜めからレーザーを重ねると干渉という現象が起きます。図はその一種モアレ
この重なってる部分に感光フィルムを置いて保存するのがホログラムの原理。
実際の撮影では片方は物体に当てて反射させます。物体を反射しているので複雑な形状の波になっています。これが物体の光の明暗の情報になります。その反射した物体光と最初のレーザーをぶつけます。出来た干渉縞は光が先に届く、遅れて届くなどの光の時間差の情報も含んでいます。
再生時はには上の図の下半分だけ。参照光をホログラムに当てて透過させるとと光の回折という現象が起きます。
回折というのを解説すると光というのは粒子であり波でもあるので、ピンホールみたいな穴を通らせるとそこから扇形に波が広がっていきます。これが回折。
で、記録したホログラムってのは干渉縞でストッキングみたいになっている?のでそこに光を当てるとその無数の穴から回折します。
それは物体光と全く同じ波を再現しているので脳は騙されて立体に変換します。ようやくあの手で触ってもスカスカするお馴染みのアレになります。
完成したホログラムは観察者が右から見ると、それに合わせて右から見た絵に変わります。下から見ればパンツが見えます。(まあ普通そこまで視野角無いんだけど…)
で、これ実際は赤いレーザーと緑のレーザーと青のレーザーで三重に露光させて干渉縞を増やしますけど。カラーのホログラムはだから数が少ない。
よくあるレインボーの奴は、滑らかに回転せずに途中でいきなりパカパカと画像切り替わったり、その際に元の絵と違う絵を重ねてあって変化するギミックが仕込んであることが多いですけど。
またこの縞々重ね撮りは記憶ディスクにも応用が利くらしく12cmのCDサイズで1テラバイト達成したそうです。
レインボーの奴は安価で大量生産出来るらしいんですが、カラーのはまだまだ大量生産とは行かないようです。
早くアイドルブロマイドってゆーかクリステルホログラム安く作って欲しいです。動画も可能だから、うはwwwww未来wwマンセーwww
触れないんだから今と変わんないんじゃ?
…多分、寂しくは無い…筈。
これで大体解説出来たんじゃないかと思います。今日調べてそのまま今日解説してる自転車操業なのでw間違ってたら教えてください。エロイ人。
自分で理解して50点、教えて理解させることが出来てやっと100点だそうです。
人に間違ったこと教えたら何点なんだろう。
参考文献 wiki ホログラフィーの項
有限会社アートナウ
http://www.jomon.ne.jp/~artnow/index.html