富山には何がある?
ほぼ一人旅なので、孤独のグルメごっこでずっと脳内で独り言いってるベレー帽です。こんばんわ。
富山県には黒部ダムしかないんですが、実際には黒部ダムは関東勢は長野側からアクセスしてトンボ返りしてしまうので……
実際には
ちなみに北陸に属するので、冬は魚介が美味いじゃないかというかと思いますが、その需要はほぼ金沢に取られています。
そして、どの県の卸市場もそうなのですが、別に関東の末端の店と値段が変わらないのですね。半値とは言わないけど、7〜8割にはして貰いたい。観光客価格でむしろ高いまであるよね。
じゃあ、何しに行くのと言われると……ちなみに全県制覇を目指していますが、行ったのはエジプトよりも後で37県目でした。
黒部ダムは行ったことあったんですけど通り抜けてしまいましてね。大分後回しになってしまいました。
第一の用件は藤子不二雄A先生のまんが道の聖地巡礼です。これは別枠で話します。
なのでそれ以外になりますと……。
海と山です!
マジでした。
富山湾と立山を望む。
この日、飛行機は遅れましたが、もうこの景色だけで絶頂しました。
というわけで、ここの唯一の見所は何といっても海と立山連峰なのです。
氷見の雨晴海岸から見る、海と3000m連峰は世界で3か所しかないそうです。一説によればここだけとも!
皆さんもご存知のこれです。
なので常にライブカメラで旅行中ずっと現地を確認しつつ、天気予報も参考に、行けるタイミングで旅の順番を変えるというプランでした。
結論から申し上げますと、駄目でした。快晴なんですが100km先にある立山連峰まで空気が抜けなければいけないので、冬でもなかなか難しいとのこと。
飛行機着後すぐに向かえば結果として大丈夫だったのですが、昼前後の2時間に一本という電車の少なさから無理でした。結果旅行中一時間おきくらいにライブカメラを見ていました。楽しめないよ!
なので移動して埋没林博物館です。
えーと、何かと申し上げると、25mプール位の展示水槽に木の根っこが沈んでいます。
こちらからは以上です。
説明文によれば2000年前のスギが、海水または泥水に浸かり、浸かってない部分は腐って無くなってしまったが、浸かっていた根っこは生きてるかのような状態で完璧に保存されていたとの事である。
これを見に来た!
前々から珍スポットとして、知る人ぞ知る存在だったので、実際に私はインターネットが普及したころすぐから知っていました。シュールとして評判。 ちなみに客は6人ほど居ました。
学術的には微細な花粉とか、糞とか昆虫の死骸とか情報量は多いそうです。要は2000年前のタイムカプセルですかね。
こんな大胆で金のかかる保存方法は中々ぶっ飛んでいるが、それだけの価値があるというのでしょう。ちなみに昔の人は見つけたらすぐに薪にしたり置物にしていたそうですw
あとここは蜃気楼のスポットでもあるのでそちらの紹介も行っております。
このスリットからは温風が出ていて、向こうの写真が蜃気楼のように変化します。写真では見えませんが私には揺らめいて伸びて見えました。
こちらは空気じゃなくて水での再現。分かり易く、木の足が伸びております。
仕組みはイヤって程、学習させられますが、この日、実際に外で蜃気楼は見ることは出来ませんでした。春と秋に稀に見られるそうです。
ま、これだけだと来なかったかもしれませんが、近くにあと2つ行くところがあったのです。
日本最古の水族館 魚津水族館です。 水族館巡りでは外せないスポットなのです。
わたしはガチ勢では無い、ゆる水族館巡らーなのですがここは行っておきたかった。
古い古いとは言うものの普通に見えるくらい。地方の水族館って結構この位のあるよ?そりゃあれだよ。普通の人サンシャインとか美ら海水族館とか江の水のことを水族館って言ってるんでしょ?当たり前じゃねえからな。あれ。
人工波発生装置が壊れてしまったが直せない状況。
日本初のアクリルトンネル水槽。
食える魚介類に強い印象。
富山湾という事で深海の標本が多かったです。
バックヤードツアーもあります。参加できなかったですが、常時解放。
そして何より魚津水族館といえばこれ。マツカサウオ
マツカサウオが深海では発光するということが世界で最初に発見されたのは、魚津水族館が停電したおかげだったというエピソードは教科書に載るレベルで有名ですね?
ホタルイカミュージアムです。
えーと、入る前にも注意されますが、ホタルイカは長期飼育不可能な生き物の為、シーズン外は生体が居ません。
その割には820円が620円になるだけで、なかなかお金とるじゃないか。居ないなら無料で良いレベルだったぞ。
代替で、竜宮ホタルの発光ショーが見られますが、撮影禁止の為、写真が無いです。あと光弱すぎwww
シーズン外はお勧めしません。
翌日も、ずっとライブカメラを見るも雨晴海岸からは立山連峰がどうしても見えない。仕方がないので諦めて海越しではなく100km近付いて、近くから立山を見ることにしました。
富山市はあまり推して来てないんですが、口コミだと評判がいい富山市役所展望塔、もちろん無料。
上の方だけは見えてる!勝った! 360度ガラス面で、海も見える。最高です。
エレベーターが上ってくるたびに、初めて見る人の歓声が毎回上がります!
そーゆーとこ中々ないし、あってもこんなに空いてないし無料じゃない。
というか大都会だな。富山市。宇都宮とか大宮くらいはありそうだぞ。仙台には勝ってそうだ。
これは!と思いましたが、赤くなりませんでした。一時間も粘ったのに無念残念と帰りました。
とはいえ、登山でもなかなか見ない絶景で、これだけで満足度はぶっちぎりです。
ウオオオン!富山すげー。
海と山しかないです。じゃなくて
山と街!そーいうのもあるのか!
ここでふと……
「待てよ、観光ポスターで街と山は定番なので見たことがあるが、赤い立山連峰なんて見たことないぞ」
と井之頭五郎なみに独り言をつぶやきました。
穂高連峰のモルゲンロートは良くネットで見るが……。
うん、ネットで検索しても赤い立山連峰は無いね。むしろ私の写真は割とよい方の赤でした。MAXでピンクなのか!だからポスターはいつも青と白の立山連峰なのか。
うん、なんか富山県民は正直なんだなぁという印象。 他所のカメラマンだったらPhotshopの真っ赤な捏造の立山連峰が出てた筈です。
ちなみに、東京のテレビは今日も擦り倒した箱根と京都の特集しかしません。富山県がテレビで紹介されたことは、多分ないです。
富山は良い。でもせっかくだから黙っておこう。