砥石 作業内容
金剛 深サビを取る。姿形の大きく崩れた刀の整形。
備水 普通のサビや小さなキズを取る。姿形を整え刃をつける。
改正 備水の研目を取り、姿形を更に精良にする。
中目 改正の研目取り。
細 中目の研目を取った上、更に入念にかける。
内曇刃砥 焼刃の肌、働きを出す。
内曇地砥 地の肌、働きを出す。
ここまでが角型砥石による工程です。
下地研ぎで研磨の大半が決まると言っても良いくらい、重要な工程です。
仕上げ研ぎ
工程 作業内容
刃艶 内曇刃砥の研目を取り、梨子地状にする。
地艶 内曇地砥の研目を取り、肌を調整する。
ぬぐい 刀に光沢を与え、青黒く仕上げる。
刃取り ぬぐいで焼刃も青黒くなってしまうので、焼刃を白くする。
磨き 鎬地、棟を超硬質製の磨針でつぶし、鏡面状にする。
ナルメ 横手の筋切りをし、切先を白く梨子地状にする。
化粧磨き ハバキ元と棟先に磨針で線をいれる。
との事。博物館ではその工程ごとの状態の小刀が展示されているんですが…う〜ん、けち。
で、素人の私が見ても刀剣の善し悪しは分からないのですが（もっとも全て良い物だから差が無いのかもしれませんが）素人目に見てもＳＵＧＥＥＥＥってのがありまして、それは刀装具なんですけど鍔とか鞘の細工ですね。なかでも目貫と言う持つ柄の所の布の巻いてあるところに挟むアイテムがヤバイです。
まあ根付ってご存知ですかね？江戸時代の携帯ストラップなんですけど、あれと似たようなもんです。とにかく細工が細かい。
いい目貫の資料が無かったので取り敢えず売ってる店のカタログですけど、こーゆう刀装具です。
http://www.nihontouya.com/ichirant.htm
ついでに根付の資料だしときますね。
真髄 根付
http://www.infobears.ne.jp/athome/musasi/zorro/netuke.html
海洋堂のチョコエッグとかのフィギアが一般層にも売れに売れたのを見るように、江戸時代から既にその素養は日本人にあったわけで。
で、とにかく展示されてた目貫は、もうね異常としか言いようの無いクオリティでして、えーと実は俺あんまりフィギアって好きじゃないんですよ。３００円前後だからってのがあるんですけどあのクオリティだと全く心が動きません。誰々の原型氏が作ったっていう高いやつでもまだ欲しいとは思わないんです。
でもそこの目貫は神の手で作られているとか思えない出来でして。
なんだろうなあ、俺、国立博物館で根付かなり見てるんですけど、更にその上を行きます。おそらく根付が庶民のものだったのに対して、そこにある目貫は大名の刀に付いてる奴ですから細工の細かさに妥協が無いんです。まるでウェディングケーキの飾り付けの様に良く出来ています。
ああ、写真取れないのが全く惜しまれます。まあ質の悪い写真で想像させるよりも現物を見たほうが良いに決まってるので機会があれば是非。
多分ここに限らず各地の城とかの展示にはあるんじゃないかと思います。
そんな感じで目の保養をした後はお腹の保養と言うわけで
ケーキバイキングっす。１６００円で紅茶（コーヒー）付き。飲み物お代わり自由だったかどうかは不明っす。一個３００〜５００円前後なので３つ以上食えば得と言うことですね。結局のところ８個食ったので得だったんだと思います。好きなものでも案外食べられないもんですね。ケーキは別腹というけれども別腹にしか入らないのかもしれません。
どういう訳か、女性客ばかりで男は店員と俺しか居ませんでした。もうそういう周りの目とかは、些細なことなので俺は気にしていませんが、女性の方が気にするようで男子禁制の店があるんですよ。全くけしからんデスね。アベックならＯＫというから余計腹立たしいじゃないですか？
まあ最も俺も秋葉原は女人禁制にすべきと思っているのでおあいこかも知れませんけど。っていうか何で居るの？痴女なの？
あと吉野家も女人禁制にすべきですよね？もっと殺伐と（ｒｙ
ケーキの味の方ですけど美味しかったです。まあ俺の基準では普通に美味しいじゃ駄目なんですけど…。頭二つ三つ抜けて無いと他人には薦められませんからねえ。無銘のケーキでなく葵の紋が入ったケーキじゃないとなあ。
あ、国宝の刀と無銘刀の善し悪しも分からない男がケーキを論じても駄目ですね。済みませんでした。
