アレクサンドリア図書館
火事の時の「おかし」が何時の間にか「おかしも」になってる!っていうか、「おかしもち」に二段進化してる! これどんどん増えるの!? だがしかし。こんばんわ。
ライブに行くので平日休みを取った時に、折角だからと国会議事堂の隣にある、国立国会図書館に行ってみました。
意外にも初です。
というのも、大体行こうと思う理由が絶版の漫画を読むためで、昔は藤子F不二雄先生のドラえもんの未収録を見る目的が明確にあったのですが、それは全集が出たことにより時が解決したのと、ブラックジャックの未収録回の「快楽の座」を見ることくらいでしたがそれもwinnyなりアップローダーなりでグレーに解決しました。
となると、ガラスの仮面の単行本との変更差分を見ることくらいですが、それは昔はちゃんと国会図書館ガラスの仮面借り方案内があったのですが、今はもう見つかりません。 グーグル先生が広告に屈したせいか、或いは無料HPサービス(infoseekとかtoriとかgeoとか)などで造られていた休止サイトであったため消滅してしまったのかもしれません。
という訳で目的を失って国会図書館行かずじまいだったわけですが、今回はちょっと資料として週刊朝日を読む必要があったので、遂に行くことに。 雑誌となればこれはもう国会図書館へ行くか、公益財団法人大宅壮一文庫か東京マガジンバンクで雑誌を調べる|東京都立図書館に行くしかないわけです。
初めてだったので
まずは登録利用者カードを貰います。
インターネッツがあれば事前登録も可です。平日でも結構待ちます。30分くらいは。
住所氏名とそれを証明する運転免許証などが必要。
利用方法としてはこの図書館は基本的に閉架式といって本はしまってあり、職員に出してもらう方式です。
つまりここは貸し出さない図書館で、この場で読むのが原則だから。
だから基本的には閲覧室しかなくてイメージする図書館とは違います。
四番目は悪名高い銀座SIXの蔦屋書店です。上の方の白っぽい飾りの本が笑える。
こういった本屋なら青木まり子現象は起きないだろうな。私は小学生の時から発症しているので…
ところで肝心の国会図書館の内部写真が無いのは勿論撮影禁止だからです…。
こちらはバリバリの広いお役所みたいな所ですw。
カードを貰ったら次は荷物を全部ロッカーに預けます。スマホは持ってても良いですけど勿論、写真と通話がNG。ググったりとかするから使うの自体はOKです。
透明な袋に入れればある程度は荷物持ち込んでもいいみたい。 でも基本手ぶら。おそらくは本の持ち出しを予防するためかと。 現実問題持ち出しは難しいと思いますが、ページの切り抜き被害は相当あるみたいです。前述のブラックジャックももう切り抜かれているとかの噂です。
昔に読んだ申請書の書き方とかそういう古い情報とと今は違って、PCの端末がそこら中にありそれで検索して、そのまま申請、受付に30分後取りに行くという形を取ります。
端末にはカードリーダーがあるのでそこに置いて、まずはパスワードを変更です。最初に渡されたランダムのパスワードではこのあと何回も打つので分かり易くて短い奴にしましょう。
端末の操作は普通の本であれば、我々ネット人間なら難なくできます。ただ雑誌に関しては少し癖があってスタッフに聞くしかなかったです。
古い雑誌は6か月分くらい束ねて革の表紙を付けて一冊としているので、私みたいに週刊朝日1967年1月20日号みたいな検索方法だと上手く探せなかったのです。
でもまあ無事に借りれました。革の装丁を開けると独特の古い紙の匂い!
これこれ! 電子書籍も紙の匂い付きにすべき!
雑誌はその性質上、10冊まで書籍は3冊まで一度に借りれます。 申請から届くまで30分は掛かるので最後の本に取り掛かったら前のを返して次のを申請しておくのが良い訳です。
雑誌は解決したので今回はレア漫画ではなく、単純に高い本を。 自分じゃ絶対買えないし、気に入ったんならともかく見たことないので尚更買えなかった本を。
まずは
カイロ博物館 古代エジプトの秘宝 吉村作治監修 3万円。(プレミアで6万円)
日本カエル図鑑 2万7千円。
届いてみるとどちらも想像よりもでかいし重いw これその意味でも買わなくて良かった! そして内容的にも買わなくて良かった。カエルは俺には専門過ぎて難しすぎたし、逆にエジプトの方は簡単すぎる。危ない危ない。
この国立国会図書館はマイナーだとか高いとか関係なくあります。だって日本で発行された本が全てあることになっているから。
出版社は本を作ると一冊届けなければいけない義務があるからです。それも無料ではなくお買い上げなのです。
それはエロ本でも天皇批判本でも何でもです。 同人誌以外は全部。 クジラックス先生の商業コミック「ろりとぼくらの」も当然あるのだ!
とはいえまあ現実には全然届けてない不届きな出版社が多数のようです。
後の世にはそうゆう駄本こそが残らないから資料として貴重なのに…。
世界甲虫図鑑7000円は端末で探してみますと、新しいからか需要が高すぎるからか分かりませんが、この辺の図鑑類は開架式コーナーでつまり昔ながらの棚に並んでいる部屋で勝手に見てよいことになっていました。おおぅパラパラ探せるじゃあないか。
地元の図書館には無くて歯ぎしりしていた図鑑がみんなある!というか明らかに選別済みの分かってる図鑑だけおいてある!
キノコ図鑑も蝶類図鑑も鳥類図鑑もある。 これ一生居られる奴。それも無料!
マジで国立国会図書館尊い! 尊過ぎて死ぬ。 近所の役場の図書室と取り換えて!
これ東京と地方の格差が半端ないな。 じゃああれかい、東京の人はエロ本以外は買わなくても良いんじゃん。 うらやまけしからん。
まあ、そんな人ばっかりじゃ本屋も作家もついでに漫画喫茶も飢え死にしてしまうんだが。
図書館という物の存在はそもそも微妙ですね。アレクサンドリア図書館みたいにコピーやそもそも活版印刷がない写本の時代なら必要性は良く分かる。
現代となると絶版本と図鑑等、学術本だけで良いんじゃないかなと。
ちなみに現在エジプトには新アレクサンドリア図書館が出来ています。ここにはエジプトの本は全部、それとインターネットアーカイブのコピーも保存されています。 インターネットアーカイブは不完全とはいえ目的としてはインターネッツの全てを保存する機関。
流石にPC-VANやニフティの書き込みはないだろうけど、もしかすると俺の2hの書き込みも未来永劫残っているのかもしれない…。
それはやめてクレメンス。
TPPでミッキーマウス延命法こと著作権が死後50年から70年に改悪され青空文庫が2039年まで新作?無しという事になりそうです。
あのネズミ野郎…。
…おっと誰か来たようだ…
終わり方が古!