トキワ来た


もう今年からは、いい加減にDMMアダルト改めFANZAという呼び方をしてやってもいい。ベレー帽です。あけおめ。

はい、もちろんまだ年末の話です。


土曜日の時の12月23日です。
これはもうクリスマスと言っても過言では無いでしょう。

なのでトキワ荘です。

いや、だってカップルが来なさそうなんだもの。ディズニー6とすればトキワ荘は4くらいに減るでしょう?


まず場所ですが御存知の
椎名町です。レジェンドたちの時代は多分この駅が最寄りですが、現在は地下鉄の落合南長崎です。または、目白からバスに乗るという方法もあります。いずれにしても不便です。

何故に藤子不二雄好きの私がここに来るのに、こんなに時間が掛かったかというと、本気で道が分からなかったからと、何も残ってないのを知っていたからです。

だが、
時はきた!


GPSが個人でも実用的になって来た
ことと、2020月3月に跡地にトキワ荘が復元されたのです。

それにコロナを挟み待つこと数年。予約制が無くなったのでとうとうです。

インスタというよりはblogの時代に、もう聖地巡礼している人は藤子ファンには居ましたが、そもそも
聖地巡礼と言い出したのはここ10年くらいな新しい流行で、金になるという事でようやくのミュージアムですよ。

まあ、有難く乗っかっておくとしましょう。

とはいえ、本来であれば
神話になぞらえて椎名町からであるべきではありますが、今回は落合南長崎からです。

まんが道を、るるぶとしているので、まずは哲学堂公園に寄ってから最後に向かうからです。



ここは寺さんと草野球をしたり、アイディアに詰まった時にサボったり、足塚茂道から満才茂道に変える決心をする聖地なのです。


明治の井上円了博士の思想に基づいた謎に満ちた公園なので、一応ちょっと紹介しておきます。まんが道では数コマですw



この塔と、絵筆は背景に出てきます。
ここは以上です。

ここに行くだけで逆方向に徒歩で15分なので、マジでおすすめしないです。まあ私は妖怪好きでもあるので一応来ただけです。ほぼ義務の消化ですよ。

そして駅に戻った後も結構歩きます。



キターーーーーー!

ダダダダダダ!


階段と廊下!これが一番見たかった!



便所と、炊事場。これも想像以上!やっぱり実際に見れると良い!



これも!  ん……?これはちょっとさっぱりしすぎでは?藤子先生はミニマリストだったかな?
窓の外は絵ですが、芸が細かい。




えーと、こちらは誰だったかなw 紐づけして無いから分かんなくなっちゃった。赤塚先生かよこたとしお先生のアシスタントの方に聞いて再現された部屋だったと思うけど。



わりと解説展示になっていたり、
レジェンド達にはもう聞くことが出来なくなってこの有様の部屋もあります。

幾ら何でも遅すぎたよね……。 先生方の漫画が資料か。 御存命なのは通い組の、つのだじろう先生くらい?

陸奥A子先生とか、まんが道に出てない組はごめんなさい。ちょっと私は分からないです。



テプラのようなシールで、トキワ荘商店街と変更。 
国土地理院では違うのかしら?



むむ、ミュージアム以外にも幾つか回るところあるじゃないか。まんが道には載ってない情報だな。これは助かる。



トキワ荘を出てからの赤塚先生の仕事場。現存か。とはいえ、今までほとんどがトキワ荘に焦点が当たってるからな。

赤塚不二夫ミュージアムというのは現在ないので(青梅は閉館)、これを何とかならんものか。



トキワ荘まんがミュージアム、これはスポーツマン金太郎からトキワ荘作品が殆どおいてありますし無料で読める。とはいえ、通い組はないようです。うーん
名たんていカゲマン読みたい。



トキワ荘おやすみ処 無料の休憩所です。一階には色んな漫画家のサイン(現代)、二階には寺さんの仕事場が再現。
ここは撮影はOKだけど個人の記憶にとどめるべしとのことなので写真無し。

スタッフの人がつきっきりで説明してくれました。ここのオーナーがかつて住んでいた時に、近いので手塚先生のサインを貰いに行ったら寺さんしか居なくて、色いろ相手してくれたという漫画で見たようなほっこりエピソード。この辺の住人は要らなくなった没原稿とかを貰って持ってるらしい。



ここにはスリッパが売ってます1,000円。なぜかミュージアムに無く、ここにしか売ってない。

架空の物だろうが、実在している以上買うしかないじゃない。


昭和レトロ館はトキワ荘は有料だったので割愛。多分直接トキワ荘には関係ない?



そしてこれが裏路地にある、
真のトキワ荘跡地。

そうなのですトキワ荘まんがミュージアムは、跡地に立っているわけではないのです。

このモニュメントはミュージアムよりは先で、2012年に建ったそうです。そのニュースは知らんかった。

ただ2012年のガラケーじゃ、ここには辿り着けなかったと思う。

地下鉄、それも落合南長崎という謎の駅とか、最近の乗換案内はバスも行けるけど当時はしんどいし。

方向音痴の私にはどうだったか怪しい位だ。とにかく駅から遠いのと住宅地過ぎる。

多分住民に聞いても50年経ってるので、跡地は分からなかったはず。建て壊しは1982年。

周りの建物も違っているだろうから、ここから見えてるものは同じでは無いんだけど、
ここで吸う空気はレジェンドたちと同じはず。

空気に触れればそれでもう聖地巡礼なのよ。 


その路地の向かい。というか
実はモニュメントより先にこっちは見えていたが!



とうとう文明の利器が私をここに導いたか。

これが現存することは知っていました。そして今回どちらかというと
本命はこっちのラーメン屋です。

トキワ荘の復元はもうなんというか、
川崎とか高岡とかで何かもう見たことあった感だったのです。

昭和初期のアパートとかの見学も八王子のUR集合住宅歴史展示棟でしてるし。(今見たら閉館してた!移築したものを更に移築だとぅ?)

厨房は大分古い造りだったので、建物も当時の物かな。店員の顔映るので写真は撮ってません。




乗っかってるなぁw 個人的には当時はこうじゃなかった筈なので、隠しておいて欲しい……

観光客も多いけど、地元の方もチャーハンとか餃子とか関係ないものを普通に食べて利用していました。



そしてチューダーがメニューにあるのも、まあ分かる。

そしてサインが比較的に新しく、
まんが道で漫画家になった後の世代の漫画家なのも仕方ない。当時はまだサインを頼むほどではなく漫画家の卵だったのだから。

松葉と言えばヌードモデルのしのぶちゃんだが、
バイトは中国人でした。時代だなヨシ。



そしてラーメンである。 何だかんだ言うがチューダーも頼む。それはそう。

当時の味を引き継いでいるだけあって、


「ンマーーイ!!(昭和のごく普通のラーメンです)」