宝塚の顔も三度まで
今年はISISやインドの邦人レイプ事件など海外は危ないという印象が世間に広まってしまい、軒並み人数が集まらずGWは連休がいい感じなのにいけない可能性が高いです…
ちなみにその邦人がインドで監禁レイプされている頃、私はすぐ近くのブッダガヤのホテルに宿泊していたことになります…ベレー帽ですこんばんわ。
そして極普通の日常がだらだらと続いています。
普通の日常DETHね!
ルパン三世といわれたならこれは見ないわけには! 通産3度目の宝塚です。
ただやはりこれ凄い話題作らしい。
S席8800円が、一般販売を待たずしてソールドアウト!
オークションで17000円即決で取りました。
客層は銀英伝に続き、男層が割と居るという感じですね。おそらくは連れの女性が友の会会員なんでしょうが、ルパンだったら見るから2人分頼むってとこでしょうかね。普通の好奇心の持ち主なら一度は見たい宝塚。ましてルパンとなれば尚更です。
実際私も誰かしら誘えば来るだろうと2枚買っておくつもりで居ましたがそんな気は吹き飛ぶ金額でしたwので、またぼっち観劇です。
さて、気になるのはルパンを宝塚でやるにあたって、もみあげはどうするのか? ふ〜じ〜こちゃ〜んとモノマネで喋るのか? あの猿頭は実写ではどういう髪型なのか?
うーん。最限度は低いか。 イケメン過ぎるね。ただ、この赤いジャケットを着こなす人は初めて見ましたw
ふ〜じ〜こちゃーんとかは、言う時は言うが、普段は普通にモノマネなしで台詞です。
銭形のとっつぁんは、パンフレット見るともみ上げも貼ったし、下睫毛はダブルにしたとの事で再現度高い。
次元・五右衛門・不二子は無難…。というかかなり脇役でした。この3人は。
どちらかというと
ルパン>>>>越えられない壁>>>>マリーアントワネット>>カリオストロ>>銭形>>その他の順で出番がありました。
ストーリーはベルサイユのばらにも出てくる有名なマリーアントワネットの首飾りを盗もうとするルパン一味だったが、首飾りに触れたとたん、革命前のフランスへタイムスリップしてしまった。元の世界に戻るため錬金術師のカリオストロと協力して首飾りを狙うがルパンとマリーアントワネットは互いに惹かれあうように…
と、あらすじ口調で言うとこんなところでしょうかw
というわけで、てっきり歌う次元・踊る五右衛門が見れるかと思っていたが、見れたのは歌って踊れる銭形とカリオストロでしたw まあソロじゃなく全員なら踊るけどもね。
カリオストロというのは例の宮崎駿の伯爵じゃなくて、当時のフランスを賑わせた怪人物錬金術師カリオストロです。元ネタの方ということですね。
加えて革命前の首飾り事件時ということで、マリーアントワネットを筆頭にロベスピエールやらローアン大司教、ジャンヌバロア、ポリニャック夫人などなど懐かしい面々がw
現代だと地味ということでの大胆な脚本ですが成功だと思います。ルパン一味もあの格好は目立つということで、貴族の服を盗んで華やかな衣装に着替えます。
っていうか、それは原作否定w でも正論だ。
今回の宝塚ルパン、ミュージカルというよりは、これは普通にコメディ色の強い普通の演劇でしたね。笑いどころでは普通に笑いましたし、名台詞も、つまらぬ物を切ってしまった。馬鹿も〜ん!そいつがルパンだ!兄より優れた弟など存在しねえ。などしっかりあります。
途中、「あったっかいんだから〜♪」を無理矢理挟んでくるなどドッカンドッカン受けてました。宝塚は案外やりたい放題の印象。
お芝居の最後には、あのアニメの主題歌ルパン三世のテーマ(ボーカル版)を主演の早霧せいなさんが歌います。
「お〜とこには〜じぶんの〜せかいが〜ある♪」
うーむ、舞台には男は一人も居ないのだがw
1時間30分のお芝居と30分の休憩、後半は1時間のダンスレビュー「ファンシー・ガイ」でした。
後半のダンスレビューは、ミュージカル嫌いで無理矢理連れてこられた人でも普通に見入っちゃうものですが、今回も普通に大満足。
全体としての感想も大満足。 やっぱり生のお芝居は良い。生演奏も良い。生のダンスも大階段も素晴らしい。
ただーし。これは宝塚の問題でなく私個人の問題なのですが…。
初めて見たときは
べれ「うわー、なんて面白いんだ!華やかだし!土産話になるし!」
べれ「もう一度みたい!何度でも見たい!」
2度目
べれ「ああ、やっぱり面白いな。また見れて満足だ。」
3度目
べれ「充分面白いが、もう一度見たい執着ももう無いし、不満は何も無いが目新しさはもう無い。友達に話してももう反応が薄い。」
というように、何度でも見たいという言葉は、その時は本心から言っているが具体的な数字で言うと2回であり、3回目は行くと評価を下げてしまうので行かない方がいいと言うのが宝塚に限らずの結論です。
清く正しく美しくは、私の心には無かったみたいです。