さて大分経ってしまいましたが9/20〜9/23で一人旅に行ってました。
今回の旅のテーマはズバリ移動手段ですｗ
そしてそれ故にちょっと旅行会社じゃありえないルートになりました。正に参考にならない一人でしかあり得ないプランです。
目的地自体は表題どおりに岩手、具体的には平泉です。
さて順を追って説明していきます。
まずは私の居る神奈川から新宿までバスと京王線で新宿まで、混んでたので約2時間。
結構歩くんですが西口の住友ビルのＷＩＬＬＥＲトラベルから高速夜行バスに乗ります。
コクーン（繭）型の座席です。左右一席ずつ斜めに18席。
リクライニングは50度くらい倒せますし、脚のほうはオットマンが上がってきます。電動です。
ただ私の想像よりも狭く足先は足が一本の人じゃないと伸ばせないかなという感じ。
これ寝る為のものですが実際に寝るとなると、フルフラットでないので形状から体を横にすることは出来ず常に仰向けで寝れる人じゃないといけないということです。
天井は空いていて空調はバス車内の物を使います。テレビと専用の読書灯が付いてます。ただまあ明かりは上にが空いてるのでバス内に漏れてしまうので通常は使いませんけど。
感想といえばとにかく狭いです。何か圧迫感があるんですよね。勿論通常の観光バスは論外ですが、豪華な3列バスの方が広い印象を受けます。
ちなみにこのバスは車内トイレがありませんでした。よって2時間おきにＳＡでトイレ休憩を取ります。
べれ「…ウトウト…ｚｚｚ。」
運転手「御休みの所申し訳ありません。サービスエリアに止まりました。20分のトイレ休憩の時間をとります。」
×３
寝れねーよ。これでようやく水曜どうでしょうの気持ちが分かりました。しかも私この一番高いバスの席で文句言ってますからね、大泉達の時代は普通のバスですからね。
車窓に関してはカーテン閉まってるけどカーテンの向こうに顔を出して外を見ていました。高速だから景色は余り変わりませんが寝れないから暇なんだよｗ
これが休憩挟み所要9時間で早朝に名古屋に着きます。正確に言うとささしまライブ前。
な、名古屋？岩手に行くのに逆方向じゃん！しかも神奈川からなら新宿に行ったのもおかしいじゃんｗ
ところで私、これで夜行バスは私の旅の選択肢からは消えました。というのも気になるお値段が8800円だったのですよ。
新幹線の新横浜〜名古屋が回数券使うと9600円ですから差額が少ない割りに辛すぎるｗ
勿論コレは朝一番で動きたい人向けなのだけども、これ風呂でも入らないとまともに一日動けませんｗ 実際銭湯とのセット割りもあるくらいです。
よって用途としては夜行バスというのは日曜に帰ってそのまま仕事のケースと、遠方の人がディズニーランドに行くパターンくらいしかないんじゃないかな。若くないと無理だなｗ 年寄りは金を使って前泊して朝一で動くしかないわ。
それかいわゆる普通の観光バスくらいの格安のバスに落として、3000円位なら節約としての選択肢もあるのかもしれません、でもコクーンは一番無いパターンだわ。
ま、それも経験してみないと分からないことで、もっと寝るのとトイレに強い人なら別の感想だと思いますしね。
さて朝一で行動というか名古屋では東山動物園に一日居ましたがこれは別記事。
夕方に名古屋駅からフェリー乗り場へ直行バスで30分で名古屋港へ。
そしてこれが今回の移動旅のメインコンテンツ。
太平洋フェリーの「いしかり」です。
船は本当に最近のお気に入りでね。宿泊出来るのは飛鳥２、さんふらわあに続いて3隻目。
所要は約22時間ｗ 目的地は仙台港です。
気になるお値段は一等船室で朝食付きで12000円だったと思います。一等船室はツインの部屋ですが繁忙期以外は一人で占有しても追加料金は掛からないボッチに優しい良心的価格。
まずは部屋に向かいます。
バスタブは無いもののシャワールームとトイレは完備。冷蔵庫もテレビもありまぁす。大浴場と24時間営業の自販機もあります。（アルコール含む）
さんふらわあとの違いはトイレ・冷蔵庫・自販機、部屋の大きさですかね。あと後述しますが映画館と無料のピアノライブなどのショーが見れます。無いのはテープ投げのイベントと橋をくぐることかな。
全体的にいしかりの方が好印象ですが、航路が関東の人間には絶望的ｗ
名古屋←→仙台←→苫小牧ですからね。実質その3都市近郊住みじゃないと使い辛い上に、実はどれもメインの都市から港まで専用のバスで30〜60分は掛かる立地最悪です。港もメインに近いけど辺鄙な港なんですよね。周囲に何も無いし。
…ふぅ。
レストランはバイキングで2000円とちょっと高いですが
ステーキも食べ放題で、どれもちゃんと美味しいですから問題はないかと。海見えるしね。
翌朝の朝食は1000円ですがこんな感じです。
味は普通だがこれは反則だろうよ。
うーむ。素晴らしいこれは夜行バスとは比較にならない。
テープ投げと橋をくぐるが無い代わりにこちらには
同型船とのすれ違いがあります。
仙台に着きました。ぱしふぃっくびいなすが停泊中でした。
仙台港から仙台市に向かうバス待ちの間に改めて
うーんでかい。199.9ｍあります。
これで12000円は安いでしょう。ちょいと良い宿に泊まったところで話の種にもなりませんが、こちらなら話題は尽きないね。
比較で言えば勿論、飛鳥２は別格だけどあれは定期航路が無く移動手段ではないし、予約も取りづらい。連泊と平日多しで結構困難。 さんふらわあといしかりでは、私はいしかりを推しますね。唯一負けているのは主題歌かな。
さんふらわあのテーマは良い曲だけど、海上のシネマはあまり印象に残らないです。
仙台港〜仙台市はバスで60分。私は途中で接続する駅で電車に乗り換えました。
仙台に着いたので、はやてで一ノ関まで移動です。東北本線でも良かったのですが想像より距離があって1.5ｈ掛かるとの事。一方新幹線なら31分で着くとの事なのでお金で解決。
これが私戸惑いましてですね。全車指定席なのに自由席特急券を売ってるんですね。
べれ「どういうことですか？」
駅員「グランクラスとグリーンは駄目ですが、とりあえず空いている指定席に勝手に座ってください。本来の席の人が来たら譲ってください。」
えええええ。 とはいえまあこの時間だし下りは空いてるだろうということで試しに乗ってみました。
幸いガラガラで2席分占有できました。
ただ差額は520円だったと思うのでハラハラするよりは買った方がいいかもしれません。ただ全く同じ席で510円損した感はあるでしょうが。グリーンは更に520円プラスかな、この区間は。話のネタ的には自由席が正解かなｗ
という訳で所要は31分。料金は3500円かな。
目的地の岩手まで着きました。実際には明日に一ノ関から10分の平泉に移動ですがまあそれはいいでしょう。
所要時間は神奈川から岩手まで往路は35時間掛かりました。ちなみに帰りは一ノ関からやまびこ1本で東京まで、東京からは中央線で八王子までそっから乗換えで神奈川まで。復路は4時間ｗ。
1泊4日ですが平泉だけなら日帰りで大丈夫だった件ｗ
この旅行プランはどんどん真似してもらって結構です。
乗り物的に私は
船＞＞寝台列車＞新幹線＞飛行機＞特急＞鉄道＞＞＞バス
の順に推します。
揺れに関してはバス以外は大差ないです。
騒音に関しては
飛行機＞バス＞＞電車＞船
次は阪九フェリーか名門大洋フェリーの新造船に乗れたらいいなあ。門司港と北九州はその為に行かないで残しています。 それかぱしふぃっくびいなす、にっぽん丸も候補です。
