Deep 駿河湾
なんでトマトの時だけトメァトゥって言うの?ベレー帽です。コンバァワァ!
駿河湾といえば水深2500Mで世界で最も深い湾です。
てなわけで日帰り深海ツアーを敢行しました。いあ観光かな。
誘ったら行くという友人が居ました。珍しい。深海魚はメジャーなジャンルだった!
まずは東名高速に乗り清水ICまでそこから三保の松原の突端まで向かいます。
ここが東海大学海洋科学博物館です。
見た目しょぼいですが中は立派です。
意外とでかい水槽に2m級のシロワニが居ます
オビテンスモドキ
ゴイシウミヘビ
ダツ
漁師には鮫よりも怖いといわれるダツです。潜水中にライトをダツに向けると光に突進してくるので体に突き刺さります。ヒィィィィィ。
オニカマス
人を襲うと解説に書いてあるwww
特徴的なのは2Fでここはメクアリウム(機械水族館)です。
なんなんだw
まあここは水族館ではなく東海大学海洋科学博物館なのですよ。
だから時期的に超気まずい展示が!
津波実験!ようつべから
こいつはノーコメント。
で、今回のメイン。2010年の7月からは40年間集めに集めた深海生物標本を展示するようになったのです。といっても多すぎてほんの一部だけれども。
うおおおこんな見事なチョウチンアンコウは初めて見たぞ!
他所も液浸標本はあるのですがどんどん色が抜けていくのと大抵変な形に沈んで見辛いのが普通なのです。このように図鑑のように整然と並んでいるのは素晴らしい。
ミツクリザメ(ゴブリンシャーク)
ノコギリザメもいるぞな。ドワーフソーフィッシュ(ノコギリエイ)は品川エプソンアクアスタジアムに飼育展示されていますな。
アカギンザメ ギンザメは近縁種のスポッテッド・ラットフィッシュが葛西臨海水族園に生体展示です。
この辺は人気がありよく採れるので標本はありますがレアいのはこれから
ミズウオ
結構取れるんだけど水分と脂肪分が多く煮たり焼いたりすると消えてなくなってしまうwというせいしつなのであんまり残らない。
オオタルマワシ
サルパというホヤの一種の内側を喰らい尽くして巣として生活する生き物です。柔らかいからこうやって完全な状態での保存は難しい。
クラゲダコ
これも当然保存が難しいいので。
ラブカ
レアなんですがレアとして有名なので結構展示されてます。
リュウグウノツカイ 雌雄
何故かサンシャインは展示をやめてしまったのでありがたい。あそこ赤いライトが邪魔だったし。
時間の都合で自然史博物館はいけませんでした。水族館そのものも早足でした。
メガマウスとシロナガスの骨格もあったよ。
結論を先に言いますと東海大が今回の深海ツアーで一番良かったです。
直ぐ近くに三保の松原もあってここはいいねえ。
清水港からカーフェリーに乗って土肥に移動。このフェリーの時間にちょいと縛られてしまいました。
フェリーって使ったこと無かったんで使いたかったんですwでも高いw
土肥には象牙に関してはガチで凄い象牙美術館がありますがスルー。
土肥からは戸田港に移動です。
西伊豆はパネェ…。
戸田の用事は2つ。
深海魚料理です。
この辺では一番有名な(TVで紹介される的な意味で)魚重食堂さんへ
勿論ホンジャマカ石塚さんマイウー済みでございます。
BIGなところでは松井秀喜、ナイナイ、ロンドンブーツ、関根勤、その他大勢。
目立ってる活け造りが土地の名前で「げほう」正式にはトウジン、地方ではハッカクとも言います。他の白身はニギス、トロボッチ(福島ではメヒカリ)正式にはアオメエソです、ホシザメ、ノドグロ(ドンコ)
味は全部普通の白身だw
期待してるのは凄いまずいか凄い旨いの二択だからこれはコメントに困るぜぇ。
でもそもそも刺身って難しいよねw
まあ我等がさかな君は目隠しでイサキ(醤油なし)を当てるんだけどね。試しに食べログを見てみたら割と味の違いも書かれていますが私には???
天丼も勿論深海魚で魚は殆ど同じげほう、トロボッチ、ノドグロ、ニギスです。
やばい旨いwwwでもこれは天丼の衣の味であってどれも大差ないぞ。トロボッチは骨っぽいが。
ちなみにタカアシガニは流通が戸田だけなのでここでしか食べられません。ただ1万〜なんですよね。一杯まるごと頼むしかないので2人だと量的にもきついかな。
ちなみに付近の店も殆ど深海魚を扱ってます。
富山湾も深海魚が取れるので有名なんですが、あちらはサケビクニンやらのゼラチンブヨブヨの気持ち悪いのが取れるので有名w
さて次がB級中のB級なんですが
戸田造船郷土資料館併設の駿河湾深海生物館です。
ここはまさしくホルマリン漬けの壜に入ってる展示です。
色つきの剥製もあります。これはサケガシラ。リュウグウノツカイの近縁。
つまるところこいつの方がレアです。捕れないわけじゃないけどこうゆう近縁とか2番目にでかいのを展示するスペースなど無いw
オキナエビス(長者貝)
生体を大英博物館に依頼されて家が建つほどの大金を報奨として頂いたことから。
欠けている様に見えるスリットが古代貝にしかみられない特徴で生きた化石。
カエルアンコウ(旧名イザリウオ)
差別語で表記が変わりました。
こちらもですね。昔はメクラウナギと呼ばれていました。
このへんが特に見辛いですね…。
剥製とホルマリンでは学術的にはホルマリンの方が内臓が残っているので貴重だそうです。
この雰囲気は古い時の目黒寄生虫館みたいだ。ちなみに平日だったので客は私ら2人のみ。
戸田は深海魚料理とここのセットでなんとかまあ満足するレベル。ただここは200円しか取らないし深海魚料理も1500円程度なので不満は無い。
アクセスが悪いのは難点ですが景色はいいですからね。
もっともここに着くまでに富士山は飽きるほど見てからくることになるがw
最後が出来たてホヤホヤの沼津港深海水族館。
目玉の一つはメンダコの生体展示。
と、期待していたもののオープンの10,11日は生きていましたが12日に天に召されました。
HPをみていると13日に再開した!とのことで16日に行ったのですが
13日に仕入れた13匹ものメンダコは16日朝には
全滅。
それ以降HPの更新が無いです…。
実際メンダコに限らず深海魚は飼うというよりも、死ぬまで捕らえている。に近いです。
まあ居なかったものは撮れないのでこちらで
ダイオウグソクムシは割愛。甲殻類は水圧変化に強くまあ何処でも飼われているので。
深海ナマコの仲間
テヅルモヅル
まあこれも結構居ますね。
実際に許可を得て沈めて取り出したという自転車
他にオウムガイ、キアンコウ、アカグツ、ウミグモ、ベニカワムキなどが居ました。
目玉の一つはヒカリキンダイのプラネタリウムです。
沖縄のちゅら海と確か葛西臨海水族園にも居たような。
最大の売りがシーラカンスの標本で内2つは世界でも稀な冷凍標本です。
ワシントン条約前の代物で、そうでなければこういう商業展示は許されないそうです。
シーラカンスの脳の一部
青い服の人は館長で、よくテレビに出てる人です。水族館等に珍しい魚を手配する会社の社長。
話を伺うと翌日また底引き網漁船に乗ってメンダコを採ってくるそうです。
サケビクニンは入れないのですか?と聞いたらあれは普通に売り物だからもっと珍しいのを入れる、入れるの無い時には考えるとの事。
ここは何度も行かなきゃ行けないけどHPの更新次第よね。
今現在の問題はここはとにかく狭い。普通に回れば20分掛からない。にしては1600円と高額設定。すぐ近くの駐車場が買い物すれば無料だが水族館は含まれない。
もっと解説に力を入れろ欲しい。
売りのシーラカンスはアクアマリンふくしまにもあるし、下関にもあるが、おそらく東京工業大学に在るプラスティネーションの標本が最も出来が良い。とはいえ珍しいのは確か。
珍しいものほど割と見られる例ですな。
あと何故かハリモグラ(動物)が居ました。ペンギンやシロクマはギリギリ水族館の領域だけどこいつはどうかなぁ?深海どころか水関係ない。サンシャインもミナミコアリクイとかいるよね。
これで全ての深海スポットを回りましたがそれでも
デメニギス
フクロウナギ
ナガヅエエソ(三脚魚)
コウモリダコ
ユメナマコ
センジュナマコ
ニュウドウカジカ
には出会えません…。
標本でも見れないなんて…憧れのスターかよ。
会うにはもうしょこたんかココリコ田中級の芸能人になるしかないな…。
さかな君も東海大学受験失敗したけど回り道して准教授になってるし。
まあともあれ
深海って良いなぁ…クリスマス無いしね。