大人の社会科見学に参加してみたよ
大崎駅で昼にサイゼリアに行ったら混んでて入れませんでした。というか大野屋もマクドナルドも全て入れませんでした。田舎者過ぎて平日の方が人が居ることにびっくりしたぜ。ベレー帽ですこんばんわ。
今回は大人の社会見学の第一人者で、ブラタモリでタモリさんを案内したこともある小島さん主催の首都高の工事現場の見学に行ってきました!
現場は首都高羽田線でした。
分かり易い地名で言うとりんかい線の天王洲アイル駅〜鮫洲運転試験場の辺りの運河上の高速道路の工事です。
ですので地下の道路じゃなくて、高架です。
以前に2007年12月の中央環状線新宿線(山の手トンネル)の開通ウォークには行ったことがあるので、そんな感じの1000人規模の見学かと思っていたら、主催の小島さん含めて3名の超少人数見学でした! 案内してくれる広報さんや現場の人の方が多い見学会。
まるで政治家が真新しい作業服で視察してるみたいなVIP待遇の見学会! 違うのは私が好奇心だけの全くの素人だという事か…。
てっきり完成直前の綺麗な所に行くのだと思っていたのですが、ガチで作業中の現場の見学でした。普通にお仕事中の作業員の方がいました。
お邪魔しまーす。
通常の見学だとヘルメットくらいだと思いますが、今回は安全帯(ハーネス)、救命胴衣、蛍光ベスト、軍手と完全装備!
ドラクエで言えば最初の村で買える最強装備に整ったので、結構怖い感じの足場の階段とか、狭い入り口とかも通らせて貰えました。これは大人数の見学会では出来ないわ。
現場には安全に関する看板があってバシバシ撮っていたのですが
ちげーよw もっとちゃんとした安全に関する現場看板だったんだよ! 写真掲載NGだったのです…。
そういえば、看板とか解説の写真撮るのってオタクだけらしいね… えっ!普通撮るもんじゃないの?そういえば俺、動物園でも解説全部撮ってた…。
インフォメーションセンターの江戸古地図に首都高を合わせた図とか、普通撮るよね?
まあ普通はこういう大物を撮るのかな?
30tのフォークリフト初めて見た!
絵力のある現場写真はこの辺でしょうか。
まあ、私の写真なんかよりもこのプロの現場記録動画の方が凄いわ。
うわぁ。 これ見たかった…。 大きい工事は夜にやってしまうんだなぁ勿体ない! 見世物にしたらお金とれるよこれ!
前に東京ゲートブリッジを見に行ったときは朝早くて困ったけど!
今回のこの工事内容は、上の動画の通りで、50年以上の潮風と経年の老朽化で、将来的に不安なので更新するという工事です。
それも首都高の流れを止めずにです。
大体でいうとコンクリートの寿命は50年〜100年と言われていて、昭和初期のコンクリートはもう限界なわけで、日本中あちこちで工事が必要です。高速道路に限らずダムなどの大物の更新も徐々に行われています。
余談ですがコンクリートはどういうわけか、昔に造ったコンクリートの方が水分が少なくてガチガチです! 地下の水力発電所の見学会に行ったときも、50年超えたけど、東日本大震災でも何ともないし、むしろ後で作った個所の方がヒビが入っているという状況でした。
黒部ダムなんかも強固なコンクリートなので100年バッチリ大丈夫らしいです。
ついでにいえば紀元前のコロッセオなんかで使われているローマンコンクリートの方が2000年以上の耐久性があります。それもむしろ海水を通して強くなっていくというロストテクノロジー。 レシピは不明で再現不可能なのが残念。
閑話休題。
いずれにしても50年以上たっている道路はもう不安という。
首都高って東京オリンピックに合わせて突貫で同じ時期に建設したイメージがあるので、もしかして同時多発的に一斉に立て直さなくちゃいけないのか?と尋ねたところ。 そういうことはなく、やっぱり潮風の影響を受けるところが特に老朽化が顕著みたいで、それ以外は補修で直せるか、ここまで大規模に架け替えなくても出来そうみたいです。
となると疑問は、ここはその潮風で老朽化が激しい所なので、式年遷宮みたいに50年毎に、また作り直さなきゃいけないのか?と
今度の工事では鉄筋に防錆のコーティングを施してあるのと、
道路の下に
中空の維持管理用作業空間、または足場が作ってあるのでメンテナンスが出来るように改良されているので今度は100年は大丈夫とのこと。
まあ100年後なら、先のことだから大丈夫だろ。
今回の見学は特殊で通常の募集じゃなかったんですが、普段はこんな所とかで調べて出かけています。
インフラツーリズム
社会科見学に行こう!ツイッターアカウント
idyllicocean の客船見学会のページ
はとバスの社会科見学
クラブツーリズムの社会科見学
常設の所でお勧めは
首都圏外郭放水路、赤坂迎賓館、最高裁判所、JAL・ANAの整備工場見学、各地のビール工場見学、東大、国会議事堂、日銀地下金庫なんかは文句なく鉄板で、そこらの観光地よりよっぽど面白いです。