キングダム
バドミントンとバトミントン。濁る方が正解です。今まで間違ってたベレー帽ですこんばんわ。
柴又帝釈天に行ったり、西洋館に行ったりはしたんですが面倒くさいので、記事にはしませんでした。
そんなこんなですが、今回はダム系の水力地下発電所の見学会に行ってきました。いや大した内容ではないんで没にしようかとも思いましたが、マイナーな見学会だったので資料としての価値があるかと思いました。
神奈川県にある城山発電所です。
普通のダムは黒部ダムの関電とか、国交省とかの持ち物なんだけと神奈川は何故か県営で、その神奈川の全ての水力発電の管制もここでしています。
と思ったら今検索したらブログが出てきました。しかも詳しい…プロのライターさんだ。
うーん、せいぜい家族で行った!子供がはしゃいでた!的な記事しかないと踏んでいたのが…。
正確な資料的にはそっちを。こっちは素人の記事なので。
ここは山の上にあって、ロックフィルダムの本沢ダムで堰き止めた人造湖の城山湖と
あいにく当日は雨だったので、別の日の写真ですw
山の下にある重力式コンクリートダムの城山ダムで堰き止めた
これは台風の後に撮りにいった写真なので、流木とゴミが大量ですw このダムの特徴はダムの上が、物凄く交通量のある県道になっているところでしょうか。
で、そのダムで造られた津久井湖の二段構えです。
これも別の日の写真ですが、台風の後じゃなければ普通にちゃんとした湖です。この水は横浜・川崎の人の飲み水になって居ます。地元の人は別の川と地下水からの水道水w
2段構えなのは、要するに夜間あまった電力で揚水して上の湖に移動させて
余った電力→位置エネルギーに変換→必要になったら水を流して又発電する。という理解でいいのかな?
で、本丸の発電所がこちら
まずは地上部分から。
地上施設の管制室。ここで神奈川の全てのダムの発電量を管理して居ます。
ここからエレベーターを使って地下230mまで潜ります。
50年前の施設なのにランドマークタワーくらいのエレベーターが! 当時の最先端だったそうです。
ただ観光用ではないので当初4分掛かったそうで、歌が一曲歌い終わるとかw
途中で改良されて今では2分くらいになりました。
発電機が4基。前2基と後ろ2基で日立製と東芝製に別れて居ます。 どちらも当時最先端なので日本としての技術開発の意味合いもあり、色々な技術が試されているそうです。
1964年製
何年かに一回メンテナンスで全部分解して組み直すのでその時に必要なクレーン130tまで
インクライン
当時はシールドマシンが無かったので人力で掘ったそうです。人力といっても手で持つ掘削機とかのはずですけど、運搬はそれこそインクラインですかね。
階段を降ったので先ほどの発電機の下の部分のシリンダー部。 今も現役ですが見学会なので回っていませんw
目的は同じですが、メーカーによって違いは出てますね。
最初の解説ビデオも合わせて2時間でした。
50年前の施設ですので、見た目は古臭いですが、耐震については当時の建築の方が過剰に堅固で現代の基準よりも強いといいます。
ただ私しょっちゅうダムとか見に行ってる気がしますし、キングオブダムの黒部を見ても思うんだけど、ダムって最後どうなるのかなと…
補修は出来ても根本的には直せないよね?
と今、思って検索したらやっぱり50年が耐用年数なのね、黒部は100年としているそうですが、そして最初期のダムの解体が国内で始まり始めたそうです。
ちなみにコンクリの劣化よりも先に、土砂の堆積で機能不全に陥る方が早いとか。 だからダムの浚渫工事は結構やってますね。
熊本の荒瀬ダムが国内初の解体例だそうです。これは徐々に水を抜いていったみたい。
アメリカでは一気に爆破するwみたいでそれは見たいぞ…。
次はそれの見学だな!
日本だとダムは観光地wだし、 ダムカード配ったりむしろ好意的に見られているんだけど、アメリカは結構違うのかな?かなり政治思想の強いドキュメンタリーっぽいなぁ。映像は素晴らしいが。
ちなみにアメリカでグランドキャニオンの近くにあるグレンキャニオンダムは見てきましたが、勿論観光地でしたw