魁!宮下塾
いきなり松尾がマイケルジャクソンという鬼畜米英の敵性音楽を歌って修正されるところから始まります。
既に入塾一ヵ月後で一号生筆頭も誰が決めたのやらすんなり桃に決まった状態からです。普通の番長漫画だとまずは学年をまとめる所からなんですけどね。田沢と富樫も姿は見えますけど紹介は無しw
それにしてもこの「足を開き歯を食いしばれ」「オッス松尾一号生足を開き歯を食いしばります!」という復唱の中毒性の高いことよ。思わず会社で言ってしまったよ。
塾長は初登場から完全にキャラが出来ています。長期連載物は結構キャラ変わること多いのにこの完成度は凄い。
名台詞「わしが男塾塾長江田島平八である」は一話だけで既に4回言います。
全巻では54回です。
話を戻すと、その後、桃が教官である飛行帽のしごきに反抗して、その罰で男塾名物直進行軍をさせられるという展開です。
直進行軍…? なんか悪い予感がするのう
この悪い予感がするのうも一話から早くも出てきてます。
民家を直進中に葬式を横切るんですけどここで重要な男塾演出の泡を吹くというのがもう出て来てます。(あ、この爺さん生き返りにカウントしてませんよw)
で、泡を吹く回数も数えたんですけどトータルで21回です。意外と少ないかもです。
その後はやくざの事務所を横切る羽目になったり電柱を直進することになったりと大変な目に遭います。
オチとしては飛行帽の家も直進上にあり
潰されてしまうという感じです。文で言ったって面白くないですけど。
とにかく素晴らしいテンポでですね、新連載の第一回なのに普通の回と変わらないんです。
第二話は「塾名物!油風呂の巻」
秀麻呂と油風呂の登場です。主役は富樫。
第三話「六本木進軍!の巻」
六本木で外人と揉める話ですけど。
遂に最初の巨人族が出てきます。
後の邪鬼先輩に至っては
独眼鉄も小さくないから180はあるだろうし。
伝説の巨大ビール4人で持ってきて注ぐシーンです。
なんだこのシュールな絵はwww
これらは全て
畏怖によるものだそうです。
えっ?納得できないって?(∩ ゚д゚)アーアーきこえなーい
世の中に真理があるとすれば2つ。
ゆでだから。
男塾だから。
余談ですが左がめくる前のページ。右がめくった後のページ。
ほら良くあるじゃないですか。ジャンプ連載の広告とかの都合でページの奇数偶数が合わなくなるページが、大抵の漫画家は分からないくらい上手い事繋ぐんですけど、ほら宮下先生は豪快なお人だから…
脱線しましたね。六本木のでかい黒人と揉める話ですか。
ここでMyフェイバリットキャラ田沢の初の見せ場です。
これですよw
この宮下先生特有の
「ジスイズ ア オクトパス!」
「ほう なかなかのもんじゃのう。」
「九九 八十八!!」
「おう いつ聞いてもさすがじゃのう 田沢の九九は」
「なんでも今度は分数の掛け算にも挑戦するって話だぞ」
「ウーム あいつならやるかもしれんな」
このボケにボケをかましてくるのが非常に好きですw
俺この初期ギャグ漫画編が俺、本当に好きなんですよ。
で、この話で強い黒人にくっついてた女の子が出てるんですけど
男塾世界では非常に稀な名前のある女性キャラです。黒人にYOKOと呼ばれています。
他に出てくる女性といえば、群集シーンに移ってる背景の女と
おれおれ詐欺ならぬ良男詐欺のババアと
神拳寺の仁蒋
見えないけど女なんだってば!
王大人が昔に片思いしてた春蘭
こんだけです。
コマ数で言いますと、たったの158コマ。
その内、ババアが50コマくらいで仁蒋が44コマ春蘭が10コマくらいで残りも群集の背景が殆どですから実質女性キャラは居ないといっても構わないと思われます。
赤松健には逆立ちしても出来ない偉業だと思います。
4話は「特撮!江田島物語の巻」
映画の撮影と称して楽享大学に戦車で殴り込みを掛けるという話。最期まで警察官が映画の撮影と信じているという大好きな話ですが、とくに突っ込むところはありません。
5話は「鬼とご対面の巻」
2号生登場の話です。ただし赤石先輩ではなく江戸川先輩ですけどw
6話は「竹林の対決の巻」
気弱な一号生、椿山の話です。
ここで入塾から3ヶ月経ったことが分かります。
また、普段の授業?では剣山腕立て伏せなどでしごかれていることも分かります。そりゃーマッチョになるわな。
一応、男塾は高校に当たる私塾という位置づけです。ただ邪鬼先輩は10年居ましたので卒業まで何年かは不明です。
週刊少年「」という番組での100の質問では宮下先生は
「決まってないんじゃないですか?男塾には高校だか大学だか分かんないとこあるんですよね。」
と他人事のように答えておりました。
劇中から分かる範囲だと驚邏大四凶殺編が虎丸が半年の独房から恩赦されるエピソードで入学から半年後だと分かっています。
そして驚邏大四凶殺(これは多分一日の出来事だと思う)が終わって一ヵ月後に大威震八連制覇の誘いを受けます。
そしてその一ヵ月後に天挑五輪大武會編です。
この天挑五輪大武會が4月であることから大威震八連制覇は大体初年度の10月から3月頭くらいの期間だったのかなと。
で、この天挑五輪大武會の終わった一ヵ月後には新学期が始まっていて桃たちは2号生になっているんですけど、ということは天挑五輪大武會は長かった割には時間が掛かっていないみたいです。数日の出来事でしょうね。
七牙冥界闘編はどうみても打ち切りみたいに終わるんですけど、ここから風雲羅漢塾編を経て卒業までいまいち時期が分かりません。まあ桜咲いてるんで二つで約2年くらいだったのでしょう。
ちなみに富樫たちはどんな重症でも1ヶ月あれば大体治るようです。
で、第7話は「魍魎サバイバルの巻」
江戸川先輩とサファリパークですね。
第8話は「頭墨印大作戦の巻」です。
前述した塾長の頭に男の字を書くという傑作エピソードです。
第9話は「2号生筆頭復帰すの巻」
いよいよ赤石先輩の登場です。
いきなりの北斗の拳のマネしとる発言です。勿論裏では北斗の拳連載してます。そこよりも街中を真剣もって歩いてる方が問題なんですが…。
顔的にもラオウ入ってますかね。やっぱしw
あとはハート様みたいなこいつとか
ユダっぽいこいつ、死に方もなんかそれっぽいし
こいつはシンっぽい…ていうか、もうダウトっていうか
ちょwww宮下先生!!まずいっすよ!
なんていうか豪快だなあwww
で、脱線しまくりですけどこの9話で赤石先輩登場、続く第10話「激!!殺シアムの巻」で一文字流斬岩剣(これもギリギリだなw)の技披露で
この後に王大人がウサギを溶岩に放り込む的な演出が始まりました。
まあ、ウサギが可哀相ではありますがそれでも鳥山先生のヤムチャ殺しよりかは人道的かと思います。
そして〜〜〜
初の民明書房刊です。
100の質問によると宮下先生はあまり資料を使わないと答えています。
ちなみに漫画も読まないし活字も読まないそうです。実働は週3日でそれ以外の日はブラブラしていると言う豪快なお人です。流石本宮一門です。
でも初期のこの辺は割りとありそうなこと書いてるんで、実際本屋さんでの問い合わせが多かったそうです。
後期になってくると、何か宮下先生みたいな写真があったりして分かり易くなっています。
何故か家にこんな本がwww書き下ろしの民明書房社長の自伝漫画も載ってるよ。
その後、11話も赤石先輩、12話が良男ババア、13話が大海島巡りが4話続いて17話で亜米利加海軍士官学校から留学生がやってきます。
ここでちょっと分かり辛いですけど男塾創立300年とあります。どうも誤解があるのですけど、というか当の宮下先生も誤解している節があるのですが男塾創立者は江田島じゃないんですよ…。
驚邏大四凶殺編でも過去の死者の沢山の骨と慰霊碑もありますし、そもそも塾長が男塾卒業生だしで…。300年前というと1685年くらいですから綱吉の時代です。
100の質問では連載中の江田島平八伝で男塾開塾までをやりたいと答えてます。
基本的に後に出たほうが正しいので300年の伝統は無かったことにしておくのが正しいファンの道でしょう。
その江田島伝によると昭和3年(1928年)生誕となっていますから現在79歳ですね。帝國大学(現東大)には小学校卒業後に一気に飛び級の特例で入っています。12歳くらいですかね。とはいえこれからも設定は変わるので現時点で追っても仕方ないでしょう。その他の人間の生年はハッキリしていません。富樫は高校生の歳に間違いないのが分かっていますが…。何しろみんな中国での修行時代があるものですから…。
20話で「Jと呼ばれる男の巻」です。
Jと呼ばれる男は現代では杉作J太郎なんですけど当時はJといえばこのJでした。
図はダイヤモンドより硬いマグナムスチールです。ゆでもそうだけどさ〜このモース硬度ってのは引っかき傷に対する硬度だからダイヤモンドはハンマーで普通に砕けるよ。
この亜米利加海軍士官学校留学生編がおわると愕怨祭があって、とうとう驚邏大四凶殺編が始まってしまいギャグ編は終わりジャンプバトルになります。
非常に残念ですが、ジャンプのアンケート葉書を出していなかった私にも原因があったのかもしれません。ジャングルの王者たーちゃんがバトルになったのもみんな俺がアンケート葉書出さなかったせいです。すみません。
欲しい物は欲しいと言わないと駄目ですねえ。
ギャグ漫画編が終わったので持ち越します。後半は一気にまとめるので次回で終わりの予定です。
当時純粋に見てたかどうかは忘れちゃいましたが、今はもう汚れちまったみたいです。