特異的無嗅覚症
大切なお知らせには慣れっこの売れてないバンド好きのベレー帽ですこんばんわ。
久々に地球を見てきた。 お台場の科学未来館です。
時間つぶしに来たので目的は無かったのだけれども
こんなのをやっていました。
つい先月くらいに池袋のパルコで匂い展というイベントがあって、そこでシュールストレミングが嗅げるという事で、私も行ったのですが
10:00オープンで10:10くらいには着いていたのに、120分待ちの案内…
マジか…30分並ぶ、全く動かない。この流れだと120分は嘘だと判明。何しろビルの7Fが会場なのに階段をズラリして地下2階で折り返して2階だったのです! それが30分後でも一階まででこのあと9階分もあるのか! アナウンスが閉店時間は21時ですが今並んでいる人が見終わるまではやりますという心強いアナウンス… いや、帰りますwww
で、涙をのんだんですよ。それがこんなところで匂い展が、でもシュールストレミングはありませんし、竜延香もありません。
これがメインの企画展では無くてほんのワンコーナーだったので、ここで嗅ぐことが出来たのは
スミレ・パンジーの香り、土の香り、本の香りなどほんの数種類です。
さてここで予想してない事態が…
スミレ・パンジーなどの匂いを展示しているのですが
そのβイオノンという匂いは個人差が大きくて人によって感じ方が違うとあります。
弱…ふむふむ感じないな。
中…ふむふむ感じないな。
強…ふむふむ…やばい全く感じないな。
スタッフに聞いてみました。
「これ匂い入ってます?抜けちゃってないですか?」
「え、入ってますよ。感じないですか?かなり強い匂いです。」
「そうですか…ありがとうございます。」
まずい全く分からない。個人差があるって書いてあるが…強でも全くとは。
調べてみますとこのβイオノンは 確かに嗅盲の人が居るそうで、スミレ・パンジー・ラズベリーなどの匂いを感じる受動体が生まれつき無いみたいです。
多いとはいえ割合は不明だそうです。私自身もこういった機会があるまで全く気付いていませんでした。
キンモクセイの匂いを感じないとは知っていましたが(芳香剤のはわかるが実際の花から感じない。)
一番多い嗅盲のケースではイソブチルアルデヒドというチョコレートの香りを感じない人が36%も居て驚きです。
靴下やチーズの匂いのイソ吉草酸は5.6%とありますね。
そういえばいわゆるワキガの匂いも私は非常に弱くしか嗅ぎ取れません。会社に凄い人が居るのですが、その人が夏の時にようやく…といった感じ。他の人はさっきまでここ居たでしょ?とか通ったルートも判るみたいでw そんなに!?と思ってましたが。エンピツみたいとかいうけど。
ワキガを感じないのは15%くらい居るみたいで、その本人が多いそうです…。
今のところ、私にわかってるのはそのβイオノンとワキガの3-ヒドロ-3-メチルヘキサン酸だけですが、多分他にも色々ありそう。
甘い匂いとか、かび臭い匂いとか表現も難しく、他人とのすり合わせも出来ないので気付くのは非常に困難です。
だから私は味音痴なのかとやっと気づきました。味覚の殆どは匂いで下で感じてるのは5%くらいと言われていますね、実際鼻が詰まっていたら何も美味しくないのです。
こういった機会は非常にありがたいですね。これから色々テストして調べていこう…
ちなみに私のそのβイオノンが分からないと、ピノノワールというワインのテイスティングが出来ないそうです。
何だよ、俺ソムリエ無理なのか…。 またはハンデをもってソムリエするしかないのか。もっとも俺はソムリエになろうとは全く思ってないんで大丈夫ですけどw