メメント・ミイラ




何でも出来る人のことを完璧超人と褒めるけど、ケンダマンとスクリューキッドも完璧超人だよ?ベレー帽ですこんばんわ。



上野のミイラ展に行ってきました。

ミイラに配慮して?写真撮影が禁止なので写真無しです。

とはいえ図録には載っているので…
ピコーン!ディズニーランドの悪い客みたいに写真を写真に撮れば!



しかしベレー帽はのろわれてしまった!

写真撮影についてイタコを通して即身仏に直接聞いたところ「写真は好まない」という返事だったという事で、山形の即身仏は全部撮影禁止になっています。 ま、大概は本尊でさえ撮影禁止なので当たり前といえば当たり前。

エジプトは賄賂を払うか、その時の政府の方針で変わります。今は何故かスマホなら良いとなっているらしいです。私の時は駄目でした。

ミイラが嫌いな女子なんていませんという名言があったと思いますが、私もミイラは大好きです。

こういったミイラ展ってのはまあ早い話が
見世物小屋でして、学術的な事も書いてありますが特別展の入場料とって見せているのには変わりないでしょう。

ヨーロッパ貴族たちがミイラ解体ショーを娯楽としていたのを考えると何の進歩もない。


今回前の日までHP見ても何が来てるのかイマイチ良く分からなかったので、ぶっつけで行ったのですが、河童のミイラや人魚のミイラや聖遺骸といった真偽が定かでないものは今回ありませんでした。

偶然にミイラになった湿地帯ミイラが少々と、儀式を伴う人工ミイラ計43体が来てました。アイスマンなどの氷漬け系もなかったです。

捕捉として科博の秘宝、アマゾンの干し首3つも
物販会場にて展示されていました。

見所と言えば


アンデスのミイラ袋

エジプトのミイラ

湿地遺体

パプアの肖像頭蓋骨

本草学者のミイラ

即身仏

ヒバロ族の干し首




エジプトのミイラは充分勉強してエジプトに行ったのと、現地でレジェンドのミイラを見ているので私には物足りなかったですが、一般的には充分かと。 何故かツタンカーメンのミイラのレプリカあり。

湿地遺体は昔に泥炭人として有名になった物の別の産地の物ですね。

肖像頭蓋骨は頭蓋骨に生前の顔をイメージして盛りつけしたもの。目がタカラガイなのがお茶目。

本草学者のミイラは知らなかったですが、江戸時代に遺体の保存方法を考案したので、自分の死後機会があれば掘り返して見よという遺言を残して、墓の移転の為、実際に掘ってみると綺麗に残っていたものです。製法は不明ですがどうやら柿の種子を大量に摂取したらしいとのこと。 皮なめしにも使うタンニンを含むからだと思われますが、その執念が見所!

即身仏は山形のではなく福島産でした。でも湯殿山系だとは思います。 こちらのゆうてい上人は中々愛嬌のある顔で非常にありがたい感じ。 衆生の救済を願って自らミイラになるという即身仏の考え方は非常に興味深く、これは是非、山形に行って即身仏巡りと出羽三山に行かなくては!

干し首は昔みどり館で見たことはあったのですが、その頃はまだ携帯カメラも普及してなくてフィルムそれも写ルンです時代だったので写真撮ってなかったのです。まあ今回も撮れなかったですが。感動の再開です。


そして物販が充実www


定番の海洋堂ガチャ500円。 これは6種くらいあって困りましたがどれも秀逸なので一回引く分には外れ無しといえます。二回目以降はダブるかもなのでお勧めできませんが。

私は猫のミイラでした。



ペルーのミイラ袋の巾着1100円。



これのもっと大きい抱き枕が不謹慎すぎて「ちょーウケる!」 と会場のキッズと私に好評! 炎上しそうではある。


公式という訳じゃないですが、出展国の土産が

エジプトは現地でパピルスくらいしか買うもの無かったので… というかこの会場でも買えるし別に現地より高くないという。



右目なのでラーの目か。770円。 左目ならウジャトの目といいます。



インカの神秘の力としか書いてないw 660円。 男女をかたどった像。 本音を言えばブラック商会変奇郎がもってたペンダントが欲しい。


そして
公式図録が2,500円。高すぎるし内容があまり面白くはないが、写真が撮れなかったので泣く泣く買う。 

こーゆーのは完全版と子供向け或いは簡易パンフレット300円の2パターン用意すべき。




お代は見てのお帰りと見世物小屋は言いますが、今回のミイラ展は1700円は妥当。科博の常設展も勿論見れるし。

ハンチョウもおすすめしているしな。