愛媛のはんぶん
松山の人、だんだんとかがいじゃのうとか言わねーじゃん!ベレー帽ですこんばんわ。
まことに小さな国が,開化期を迎えようとしている。
四国は,伊予松山に3人の男がいた。この古い城下町に生まれた秋山真之は,日露戦争が起こるにあたって,勝利は不可能に近いと言われたバルチック艦隊を滅ぼすに至る作戦を立て,それを実施した。
その兄の秋山好古は,日本の騎兵を育成し,史上最強の騎兵といわれるコルサック師団を破るという奇跡を遂げた。
もう一人は,俳句短歌といった日本の古い短詩形に新風を入れて,その中興の祖となった俳人・正岡子規である。
彼らは明治という時代人の体質で,前をのみを見つめながら歩く。
上って行く坂の上の青い天に,もし一朶(いちだ)の白い雲が輝いているとすれば,それのみを見つめて,坂を上っていくであろう。
愛媛を訪れる理由の一つに坂の上の雲ミュージアムがあると思うのだけれども
ここびっくりするほどつまらないです…。 紙とか書の資料しかないし、そもそもNHKのドラマより前に建っているのでその小道具もない。 安藤忠雄建築は奇をてらい過ぎというか建築を見に来てる客じゃねーしなー。
箱物とか役所とか、民営じゃない悪いところが全て出てる感じ。こちらはお勧めできません。
近くの秋山兄弟生誕地の方がずっと良い。
こちらは書ではなく、実際の生家だったり道場だったり、産湯の井戸など視覚的にわかりやすいもの。加えてボランティアの人が常駐していて解説してくれます。 こちらはお勧めです。
こんな感じで松山は光と闇に分かれているような印象。
一番有名な道後温泉でさえも
昼と夜で趣が違いますが
そんな単純な光と闇ではなく
日本中から観光地が集まるほんのすぐ近くに、道後ヘルスビル或いは道後坊ちゃんビルという名の大人の観光地が、るるぶに載らずに鎮座している所です。
うーん。温泉街はこうじゃなくっちゃ! るるぶなんて捏造なんやで!
ついでにかなりアートな宿もあるようだ。知らなかったので泊まってはいないのだけれども。
時間があったので下灘駅にも行きました。
いわゆる青春18切符で有名なところです。
うーん。天気次第だなここは…。
カメラの補正無しだと、どんよりしちゃう。
近年国道が出来て
海から遠くなってしまって一番海に近い駅から脱落。
それに1時間1本のローカル線なのは事実だけど、有名すぎて人結構居ます。
少年少女なら誰も文句は言わないし、むしろ絵になるのだが実際には
台湾か中国の人がずっと座ってて邪魔です。
実は車で来る人の方が多い。
こいつら撮り鉄としては最悪だな。 まあ撮り鉄自体がね。あれでね。そら秘境駅潰れるわ。
ちなみに私は電車で1時間かけてきて一時間待って一時間掛けて戻りました。 GWでも増便とか無いので結構大変です。夕日は…それこそ車じゃないと無理ですねw 自販機以外に本当に何も無いのでする事がない状態で夜便が更に少ないので
道後温泉ともう一つの主力の観光地が松山城です。 岡山の松山城と区別する為にそれぞれ備中松山城と伊予松山城と呼ぶのが一般的。これはその伊予松山城。
坂の上の雲で記念写真を撮って居るのがここですね。 あいにく工事中でその撮影ポイントには行けなかったのですが。
夜景は抑えました。
夜はロープウェイを使えず徒歩で登ると辿り着きます。
城から見える夜景。意外と大都市な松山市です。 ちなみに普通いるはずのガチの三脚勢が居なくてカップルしか居ませんでした。
まあここでの一番の闇は松山の商人。有名な蛇口から蜜柑ジュースですが、この天守公園にある蛇口は300円です。
麓の大街道の個人店だと200円。 観光センターだと100円。松山空港だと無料ですw
基本的に松山は観光客に厳しく、普通一日乗車券ってかなり得になると思うじゃないですか?
ところがこの伊予鉄の一日乗車券は1Day500円ですが、一回が160円なので4回目から得になるわけですが、沖縄みたいに24h制ならともかく一日券だと普通一日に4回も乗らないですw 下手すると松山から道後で一回。翌日に一回、その間に大街道で1回下りるくらいかなあ。観覧車乗らないと絶対元を取れない値段設定で観光客を騙しに来てるねぇ。 ちなみに城セット券も微妙。観覧車か坊ちゃん列車乗らないとこちらも損するw
究極の観光客騙しが、坊ちゃん団子で、モデルになった本家は「つぼや」、ただこの店が頑固者でこの店でしか買えないのです。いわゆる駅売店とか観光土産店では買えないのです。で、その需要にこたえるのが「うつぼや」これは何処にでも売ってますが、つぼやとは無関係ですw
闇が深すぎる…
りゅうおう「もし わしの みかたになれば えひめの はんぶんを やろう」