多摩川の源流の聖地巡礼

なんか知らないけど携帯の広告が、復讐する漫画ばかりになったぞ？俺またなんかしちゃいました？ベレー帽ですこんばんわ。

よくテレ東で見るような多摩川の源流を目指すことにしました。

源流は遥かかなたの埼玉と山梨の県境である笠取山にあります。

アクセスは山梨側の一ノ瀬高原の作場平から。勿論無料。

公共交通機関は無く、駐車場は30台くらいでしょうか。何でもない土曜日でしたが朝7：00着で6台。話を聞くと8：00でも15台とのことなので9時までには着いておくと良いでしょう。

知名度のある大菩薩峠の近くなのですがこちらはマイナーですし、林道がガタガタですれ違いも困難です。

頂上は1953ｍですが駐車場で既に1200ｍくらいありますので初心者日帰りOK。標高差は750ｍ所要時間は4〜5時間。

気温は7：00で17度しかありませんでした。12：00だと24度でした。麓の勝沼は34度ありました。



登山口すぐはもう川になっていてこれの源流を目指します。



水源だけあって、登山というより渓谷歩きといった様相。

苔が凄い。

アメリカのテレビ番組で「コケを愛でる日本人」がバカにされてるんだが...

もののけ姫とかで苔は人気あるからまあ話半分かな。　砂漠の民でも逆に憧れるだろうし。



笠取小屋周辺。うーむ。野生とは一体？



笠取小屋まで一時間半ほどで到着、でその先に丘があります。



この分水嶺を境に降った雨がそれぞれの川になります。

でも源流はそれぞれこことは別にあるので多摩川を目指します。


その前に最大の難所である心臓破りの坂を……



このそびえたつピラミッドのような山頂が余りにも威容で俺の中で話題。

これ登れるの？スキー場のリフトが必要でしょ。

実際に150ｍくらいあって傾斜も50度くらいありそうでまんまクフ王のピラミッドに近い！

事前情報で調べていたので写真では見ていたのですがやはり実物は違う……

結局のところVRでもなんでも実際とは違うので、危険でないなら実際に行くのが何でも良いでしょう。特に最近はｲﾝｽﾀやTwitterの写真の加工が酷いので実際に行って見るしかない。





人間やれば出来る！　

着きました。　案外登れるものだなぁと。



今登ってきた急坂



雲のすぐ近くのピークは大菩薩嶺です。本来ならその雲の所に富士山が見えるようです。こんだけ晴れてても見えないとは山は難しい。

そしてこれもメインイベントの一つですがもう一つのメインである源流、水干に向かいます。



この谷にある岩から垂れてくる水こそが、多摩川の最初の一滴になります！

といってもこの日、どれほど待ってもポタポタ落ちてくるという事は無く、葉や岩に付着した水滴を舐める事しか出来ませんｗ


ここから138キロ流れて東京湾まで届くわけです。うーん。感動的。





この笠取山、百名山に入ってないし知名度も全く無いのですが、苔あり川あり、鹿あり、超急坂あり、源流ありと登山とは思えないくらいのエンターテインメント性が高い山でした。


アクセス的にも、景色的にも近場の大菩薩峠の方がお勧めであることに変わりはありませんが、ここも相当良い。

ヤマノススメこそ来てないものの、登山が趣味の現天皇が皇太子時代に訪れたという意味で聖地巡礼です。

何気に今上陛下の趣味の登山は忙しい立場ながら170座以上も登ってるぞ。道理で有名処に行くと大概写真があると思った。　ちなみに天皇が行幸すると登山道とトイレが整備されるという事なのでもっと回って欲しいぞ。

令和になってから大災害ばかりだから今はあれだけど落ち着いたら、登山天皇を再開して欲しいね。

日本中の山が天覧山になってしまう！

戸隠山の蟻の塔渡り怖すぎる……。



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東野登山隊、あっという間に妙義山の最難関コース行ってる……成長すごい。

私の場合、富士山がゴールなのでこーゆー予定はありません……。