日本百名城
ケンタッキーって新作出しても結局オリジナルの方が美味いよね。ベレー帽です。 カーネルやべえな。
さて百名城です。
普通の人の観光で、まず先に城がある場合。例えば熊本城とか姫路城はそうですね。城ありきで観光を計画する。
逆に今回私が行った八王子城跡は先に別の目的地(プラネタリウム)があり、周辺検索により見つかったものです。
天守か本丸御殿があるような城ならば最初から観光地ですが、そうでない何も残ってない城跡となるとそうなるのも仕方ありません。
それでも仙台城跡のように大都市からのアクセスとかあればまだいいんですが、八王子城跡は山城なので車が必要+山を登る必要があります。標高445m。車だと中腹からだから200mほど登ります。時間にして徒歩40分。普通に高尾山なみのプチ登山です。
ちなみに日本五大山岳城のひとつではありますが、それはデタラメな基準で意味が無いです。
ビジターセンターと駐車場。
ガイドパンフレットを貰う。 ボランティアのガイドの人が居るものの、売店や喫茶などの機能が無く、正にビジターセンターです。トイレが綺麗なだけかなw 山頂のトイレは酷いからね。
それによると、本丸は山頂にあるものの、不便なので住居は麓にありますのでそこまでは徒歩7分くらいでしょうか。
今現在曳き橋が工事中で繋がっていないのでちょっと観光には不向きです。
もっとも全盛期でも観光には不向きですがw
御主殿の滝。
落城の際に、北条方の奥方や子供などが自害して飛び込み水が三日三晩、血に染まったとか。
この城は実際に秀吉の小田原攻めの途中で、上杉景勝、前田利家、真田昌幸といった大物wの一万五千にに攻め落とされて居ます。
守る方の北条氏照も本隊は小田原にいたのでここに残ってたのは、それ程多くなく殆どが農民とか非戦闘員だったそうです。3000人くらい全滅です。
ということで、都内屈指の心霊スポットにされて居ます。
心霊スポットは実際に行けば分かりますが、昼に行けば何でもない場所です。
おデートには向いてないかなw
普通にここはハイキングに来る人やツーリングに来る人が一杯です。
あと100名城回ってる人が、仕方なくスタンプ貰いにきてますね。
こちら側の石垣のある虎口から入れない状態です。
今は裏口から入って虎口まで行って裏口に戻るという変な状態になって居ます。
もう一つのメインがこれ、御主殿跡。
なんだろうこの平泉のような何にも残ってねえ感。
あるのは看板だけ。
ここで一旦きた道に戻ります。ここまでは気軽に見れるところだったのですが…。
本丸は山頂なのでいわゆるハイキングの格好の人しかすれ違いません。
ひたすら登ります。
大都会八王子が見られる開けた場所が9合目くらいにあります。
既に城を見に来たのか、登山をしているのか分からなくなってきます。
実際に戦闘をしている山城なので、本来ならば40kgの鎧を着て登ることになります。
軽装でも結構きつかったので、城攻めって何なんだ…。
本丸の手前にある八王子神社です。 完全に朽ちて居ます。
大手側と搦め手側どちらから攻めてもここで合流しますので、神社があるとはいえ本丸と曲輪の三方から火縄銃で狙われるキルゾーンです。攻め手側も1000人以上死んで居ます。
こちらは頂上の本丸跡
あまり広くないのでこじんまりとした砦だったのではないでしょうか。
よく城を見に行くような人は、シミュレーションしてどう攻めるか考えながら見学するといいますが、はっきり言ってこのような山城だと、その通りに登るしかないような…登山道でも大変なのだから、山林に分け入って道なき獣道を登るというのは鎧では現実的じゃないような…滑落して死にはしないけどちっとも進まないよね。
そんなことを考えながら、普通の山登りよりは歴史的な御褒美?があるのでお得かなと思ってみました。普通の城と違って無料だしね。
おまけ
ちなみに現在の八王子城主は北島三郎です。