ドラゴンボール・エボリューションのレビュー的な何か


オッス!おらベレー帽。いっちょやってみっか!

レビューです。ある程度は触れざるを得ませんが重要なネタバレは書いてません。


そんなこんなで全世界で話題のドラゴンボール・エヴォリューションを早々と見てきましたよ。それも定価の1800円で。

いや移動で手間取って開始前に割安チケットを入手する時間が無かったのです。

まずエボリューションってのは進化という意味らしいです。ふむふむ。

まず私が事前に知っていた情報。

映画化するのはピッコロ編。
(多分みんなの期待はフリーザ編だとは思うが、まあそこは自由でいいと思います。)


孫悟空がアメリカ人で高校に通っている。

(おいおいwwwいくらなんでもそれはねーよwww)

孫悟空役の俳優の画像入手。
(本当にアメリカ人だ…。ピッコロ編なら子役だろうと思ってたのに…)



(予想通りのただのコスプレwwwこの服、ドンキで見たことあるよwww)

ヤムチャがアメフト部のキャプテンで先輩。ブルマは美人でチチがチャイナっぽい人。チチとのキスシーンありとの情報。
(ここでチチとブルマの画像を入手。
ブルマはあり。チチはねーよwww)


ブルマ、画像では分からないですけど青いメッシュが入っています。原作が青かったから?

ピッコロの画像入手。


(あれ?緑じゃない…。てかピッコロには見えない件について…。ハリポタの例のあの人みたいだ…。)

亀仙人ことマスターロシ?がチョウ・ユンファ。禿げてない。
(チョウ・ユンファ?ただの香港のおっさんだろ?)



ピラフ一味のマイが田村英理子。



(これはひどい…。)
(マイは一部では18号と並ぶ人気があるのに…)



現在36歳だそうです。
当時は下乳、下乳、下乳。

ヤムチャが韓国人。画像を入手。



(ただのおっさん顔、砂漠のロンゲが…。ま、
正直ヤムチャはどうでもいい。


そんな状態での公開でした。そしてネットの評判を見ると何やらネタバレの文字が…

はて?みんな原作読んでるの前提の筈だけど?ネタバレとは?う〜ん取りあえずレビューを読むのは止めておこう。それに人の見ると自分の文章が書けなくなるってのもありますしね。

まあこれだけお金を掛けてねたを提供してくれたんです。見ないわけにもいかないですよ。

さて劇場のスケジュールを見ますと、字幕版と吹き替え版の二つが公開されていました。

ふむふむ孫悟空=山口勝平

山口勝平!?
ちょっと待て!?孫悟空=野沢雅子じゃないの?

悟空……山口勝平(ジャスティン・チャットウィン)
ピッコロ大魔王……大塚芳忠(ジェームズ・マースターズ)
亀仙人……磯部勉(チョウ・ユンファ)
ブルマ……平野綾(エミー・ロッサム)
チチ……小清水亜美(ジェイミー・チャン)
マイ……甲斐田裕子(田村英里子)
悟飯……石丸博也(ランダル・ダク・キム)
ヤムチャ……江川央生(ジューン・パーク)
ナレーション……小山茉美

もう許してやれよ…。



まあ、正直こいつが野沢雅子声でオッス、おら悟空!言われても困るかもしれないですけど…。

さて上映時間はと…87分?

コマンドー(90分)やコブラ(88分)よりも短いのか!それじゃCM前が大変だぞ!

でもまあ、個人的には尿が近いので短いのは歓迎だぜ!


さてこっから記憶とメモでうろおぼえにレビューを書くぜ!



                           
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『おれはドラゴンボールの映画を見ていたと
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        思ったらいつのまにか違う映画を見ていた。』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも何をされたのかわからなかった
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    超スピードだとか催眠術だとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…


冒頭のナレーションで

2000年前にピッコロとその手下の大猿が宇宙から襲来して地球を危機に陥れた。
そこで勇者達がたちあがり魔封波という術で壷に封じ込めた。それから2000年ピッコロが復活した。。
ピッコロを倒すには7つのドラゴンボールを集めて願いをかなえるしかない…。

そんな感じだったと思います。

のっけからピッコロがエイリアンとされていることに違和感が…。いや確かに後にあいつはナメック星人だって分かったんだけど、当時は普通に大魔王だと思ってたからなあ。


そして孫悟空の鼻から垂れる汗のクローズアップで本編が始まります。

いや何の意図かは俺には分からんですよ。そもそもこの映画の意図すら分からん。

どうやら家でじっちゃん(孫悟版)と修行している模様。この時点ではじっちゃんにまるで歯が立たないんですけど、この主人公、戦闘中に勝てないと判断してそこらのハエを相手の口に投げ込み動揺を誘うという、
普通なら敵が取る姑息な行動を躊躇無く取ります。
こいつ筋斗雲に乗れないぞ…。出てこなかったから良いものの。

その後、
学校では虐められている事と、女の子に話しかける方法を相談した後、チャリンコで高校に行きます。
(そうです。事前情報どおり高校生なのです。)
ここでチャリンコ潰されたり、授業で先生の質問に答えられなくて馬鹿にされたりします。

友達が居なくて冴えない感じのいつもの童貞映画みたいなのりの展開が続きます。

金の掛かった超能力学園Zだなぁと思っていましたら、氣を使いだしたのでドラゴンボールだと思い出しました。その氣を使った事でメインヒロインのチチを助けたのでパーティーに誘われます。そう、アメリカ青春映画に出てくる定番のパーティーです。
もう一度言いますけど、これピッコロ編です。

ここらでピッコロの部下のマイがドラゴンボール集めをしてるカットが入ります。どうもピッコロ直属の部下みたいで他にピラフ一味は居ないようです。ピッコロが何で復活したのかとかマイとピッコロの関係は劇中では全く語られていないので不明です。原作ならピラフが開けちゃうわけですけど。

まあ順番に事細かにストーリーを書いてもしょうがないので、じっちゃんが死んでブルマと合流、遺言で亀仙人に会いに行くという流れになります。ブルマはありです。なんでメインヒロインにしないのか疑問です。

自己紹介で「ブルマ・ブリーフよ。よろしく!」握手を求めてきたときはやっぱりその名前はおかしいと改めて思いました。
しかしブルマって苗字ブリーフだったの?ブリーフ博士って父親は出てたけど苗字じゃ無いはずだが…。
そして
パフパフもノーパンもないまますんなり仲間になった3人は、ピッコロを倒すためにドラゴンボール集めをします。

ちなみに今更ですが映画の世界観を説明しますと、原作に見られたような動物人間は居ません。原作も時代が曖昧な感じはありましたが、(エイジ749年みたいな独自年表があるみたいです。)こちらも時代はよく分かりません。現代のようですがブルマの所有物とピッコロの所有物はかなり進んでいるようです。
ホイポイカプセルと空飛ぶ車は一応ありました。原作ではホイポイカプセルは普通に普及していましたが、高校に駐車場やロッカールームがあったところを見ると、全くといって使われて居ないようです。
この時代、銃火器が主力兵器で
孫悟空にも銃は有効です。撃たれて生死をさまよいました。
氣を使って攻撃したり火をつけたりする事は、特に疑問に思われていなかったようです。武道の達人なら氣を使うのは当然といった感じです。
授業中に、ナメック星人の話をして馬鹿にされるという描写も最初はあったのですが、いざピッコロ大魔王に会ったとき誰も驚かなかったので、異星人はありらしいです。。(まあこれは原作の矛盾が実写化で浮き彫りになったともいえますが)
それと悟空が車と同じ速度で走るという描写があるんですけど、あれは
漫画だから出来る表現であって、実写にしたら痛々しくていたたまれなくなりました。

そんな感じです。

その後は亀仙人に、稽古をつけて貰うですけど、
皆さんご存知の通り、既に悟空は亀鶴の拳はマスターしているので、かめはめ波習得のため、氣でろうそくの火をつけるという修行で、速攻でインチキしてライターで火をつけようとする悟空…。

どうなんだよそれ…と思っていたら、今度は
チチがうまく出来たらご褒美をあげるみたいな色仕掛けをしてきて、見事、童貞力でかめはめ波を習得するという…。

その後、物語は途中、砂漠の盗賊ヤムチャを仲間にしますが、このヤムチャがもうね…金髪のDQN丸出し男でして…。その癖、ブルマと良い仲になるというね…。

結局、ドラゴンボールは世界が滅ぶ日蝕の日までには間に合わないということでチベットに行って亀仙人の師匠(誰それ?)に会いに行きます。魔封波で封じ込める壷を貰う為に。

ま、そんなこんなでピッコロを倒して終わるわけですけども


結局、誰が得したんだよ、この映画…。



浜崎あゆみは得したかも。エンディング曲をタイアップしたし、似顔絵も鳥山先生に描いてもらってたし…。
歌はいつもの感じで、ドラゴンボールのドの字も無かったです。勿論ロマンチックは貰えません。


俺は確実に損した!


こっから追記。

昨日は普通?にレビューしてたんですけど、今日会社に行ってドラゴンボール見てきたという話をしてたら、そっちの会話の方がよほど面白かったんで、ちょっと書いてみます。一部脚色あり。

べれ「うん。まずさあ、ピッコロとその手下の大猿が宇宙の彼方から襲来してきたのよ。2000年前。」
友人「2000年前ってキリストとか居た頃ですよね。ピッコロもその頃だったんですか?」
べれ「そうらしいよ。うん、そんで7人の勇者が魔封波でピッコロを封じ込めたわけ。」
友人「ああ、炊飯ジャーに?」
べれ「ん?チベットの高僧たちが念を入れた壷だよ。何言ってるの?」
友人「え〜と、ドラゴンボール見てきたんですよね?」

べれ「そうだよ。そこまでがオープニングでそっからハイスクール編が始まるんだよ。」
友人「悟空は学校なんていってませんよ…。」
べれ「いや、高校くらい行くだろ。普通。多分そこは地味だから漫画では描いてなかっただけで。」
友人「それはそうかもしれませんけど…。」
べれ「そいでさぁ。じっちゃんから拳法は使うなって事で、喧嘩しないからチキン扱いされてるのよ。で、クラスから浮いてて女の子の友達も居ないって事で悩んでるんだよ。」
友人「…何の話してるんですか?」
べれ「いや、だからドラゴンボール。」
べれ「で、メインヒロインのチチが同級生なんだよ。そいでパーティに誘われるのね。ほら良くアメリカの青春映画によくあるパーティね。」
友人「ああ、ありますね。ブルマはどうしたんですか?」
べれ「ブルマは美人。
ピラフ一味のマイは、にしおかすみこそっくりだったよ。」
友人「クリリンとか天津飯は出るんですか?」
べれ「出てたかも知れないけど俺は見かけなかったな。」
べれ「そんで亀仙人からかめはめ波を習うんだけどどうも俺さあ、かめはめ波の出し方を間違って覚えてたみたいなんだよ。こうだと思ってたんだけど。」
友人「それで、合ってますよ。」
べれ「違うんだ。新しいやり方はこう。
(ここで新モーションのジェスチャー説明。)これが公式。
友人「何かかっこ悪いっすね。」
べれ「でも結局さあ銃のほうが強いんだよ。悟空が撃たれて生死をさまようのね。」
友人「原作だと銃とか当たっても痛がるだけでしたけど…。」
べれ「いや銃で撃たれたら死ぬよ。普通。」
べれ「まあ後の細かいことはネタバレになるから言えないけど後はピッコロ倒して終わりだよ。」
友人「結局、ちゃんと原作どおりだったのは何かあったんですか?」
べれ「う〜んドラゴンボールの数くらいかなぁ。」
友人「それ誰も観客怒らなかったんですか?アメリカではどうだったんですか?」
べれ「…この時はまさかそれが第三次世界大戦への引き金になるとは誰も思っては居なかった。」
友人「いったい何が始まるんです?」
べれ「よろしい!ならば戦争だ!」




こちらの動画は映画版を忠実になぞっているため、見続けるとネタバレになります。映画見る気が無い人はこれがまさに丁度いいともいえますが。