ドール五合目
携帯電話が普及しすぎて、長電話でコードをぐるぐるいじる仕草や、電話が終わると何時の間にかオバQが描き終わってドロンパまでU子さんまで書き終わっていたなんていう、俺の好きなシチュが絶滅寸前です。テレカとか写真屋さんも何それ?って事になりかねないね。ベレー帽です。こんばんわ。
さて今日はドール製作の続きです。
油粘土(200円程度)と型枠ブロック(1000円相当)とシリコンゴム液(2800円程度)、レジンキャスト(2200円程度)、離型剤スプレータイプ(1000円程度)、専用カップ(500円程度)
こんな感じで進んでいきますが、思っていたよりもシリコンとキャスト剤が高いですね。
勿論こんな作業は当然、学校などでは習わないので初めての連続です。
最初びびって頭部(つまり本番)からやる訳にも行かず失敗してもなんとかなる後頭部から始めましたが、
まんまと取り出せず封じ込められましたwww離型剤が不充分だったようですがそんなこと誰も教えてくれないので…。トライ&エラーしかないです。いやネットに情報はあるんですけどやってみなくちゃ分からない事って多いじゃないですか。
練習用のベヘリットのシリコン型が取れました。
ちなみに汚れちまった専用カップは、簡単にゴムなどが外せます。これが何気に気持ちよい。こういったことも書いてない事です。
気持ち悪いくらい再現されていて非常に満足です。あとで取らないといけないので削りやすい場所に注ぎ口と空気穴があけてあります。
さて初めてだけあって失敗したのは練習だけでシリコンゴム液が無くなってしまったのと、あろうことかA液の残りをB液に戻してしまい、キャストが緩やかに硬化させてしまいました…。
と言う訳で2800円と2200円が余計に掛かりました。
3度目となると、色々と目に見えないノウハウが蓄積されてきます。
耳に溜まる気泡を抜くための空気穴を増設したりレジンキャストの素材特性も掴めて来ました。
これで数が出来たので安心して塗れますね。なにぶん元の素材の石粉粘土ですと、シンナーで塗装剥がしてやり直そうって時に粘土の層まで侵食してしまうので出来ないんです。その点、レジンキャストですとシンナーの影響受けないので何度でもやり直せるわけですよ。…心が折れない限りは。
と言う訳で早速塗装してみましょう。
こちら塗装前です。
割とよく出来てると自画自賛してたのですけど…。
あれれ?正直言って微妙?…というかむしろ(以下あまりに女性蔑視発言のため削除されました。)
いざ塗ってみますと眼がでかいですね。唇も横に広いのでしょうか…?
単に塗装が下手なのか、そもそもの造型から悪いのか判断付きかねまして、偶然にも頭が沢山転がっていたので試しに作り変えてみました。実際ボークスのSDも目は小さいんですよ。塗装で大きくしてるようですし。
瞳を小さくして唇を造型しなおしました。表面はエポキシパテで整えています。
……これはひどい。
眼が離れすぎ…鼻の下が伸びすぎ…鼻の下の筋が深すぎる?最も塗装が一番の癌なのだと思いますが…。
と、今の現状はここまでです。ようやく富士山で言えば五合目でしょうか。車で誰でも行ける…。こっからが本当に大変。ですけどここで気持ちが完全に折れてしまいました。かなり集中して励んでたので才能の無さにかなり凹みました。
肌色スプレーがなくなったのと、成果が伸び悩んできたので一旦お休みします、再開の目処は立ってませんが、その内に猛烈に作りたくなる時が来ると思うので…。
結果的に満足のいく品は出来ませんでしたが、これから始める人の参考になれば幸いです。お金は初期投資が若干掛かるとは言えそうそうサクサク進むものでもないため月額で考えれば大してお金の掛かる趣味ではないと思いますよ。消耗品はどれも安いですし。
今は手品と小説が猛烈にやりたい…。
7月16日追記
複製用の材料が残っていたので多少いじりました。ドール中断するにしても出来が悪すぎたってのもありますが。
メイク前とメイク後で目の大きさがこんなに変わる…。知らなかったよ。ってギャル曽根どんだけ目ちいさいんだ!
メイク後にこのくらいの出来になっていれば俺なりに納得できる出来なんですけど…。メイクを見越して小さく作るのは非常に難しいです。
で、ここまででセーブです。ただかなり心が挫けているので当分は再開できません。ビーズ作っています。