死ぬまでにやりたいダイビング


ノンアルチューハイに焼酎を割って飲みました。ただ割材を切らしただけなんです…。ベレー帽ですこんばんわ。


死ぬまでにやりたい10の事という映画は泣き映画っぽいので見てなくて、ジャックニコルソンとモーガン・フリーマンの「最高の人生の見つけ方」の方は好きな映画なのですが、私の場合は上位に海外旅行があって、概ね達成したのですけど、まだオーロラやウユニなど幾つかは残っています。


でも本当に一番したいのは幸せな家庭を築きたい!なのだけどそれは叶わぬ夢なので。

まあ宇宙旅行、高校の文化祭でギター乱入とか、天覧試合でホームランとか以外は大体はお金と踏ん切りさえあれば出来ることなので、出来ることからコツコツと逝っていきましょう!

私の場合、特に身体的な問題は無いので、大体のことは挑戦出来るのですが、高所恐怖症だけは克服できそうもないので、スカイダイビングやバンジージャンプなどはNG。そもそもやりたいことに入っていないwww、あれは罰ゲーム。

今回はダイビング!



ダイビングはジンベエザメなどと欲をかかなければ、大体12,000円もあれば体験ダイビングというのが可能です。 

現金以外に必要なものは水着とタオルとビーサン。 あとは勇気だけだ!



でも泳げないし…

大丈夫です!HPには泳げない人でも大丈夫と書いてあります!

でもカップルでするものでしょう?

うるせーバーカ!バーカ! 野郎二人だよ!女子みたいにニモとキャッキャウフフするのが目的だよ!

家からのアクセスの都合で小田原のダイビングショップにしましたが、今回は小田原・真鶴ではなく海の状況から沼津にしますとのこと。その移動は車でやってくれます。

着いたのは沼津の獅子浜ダイビングセンターという所でした。海の家に海水ボンベ施設があるところ。関東各地から各ダイビングショップがお客さんを連れてくる感じです。

海水浴場以外にこんなところがあること知らなかった…。へえー。 フェリー乗り場ってのも一般人には縁のない場所にあったりするもんだけど、海には知らない色んな専用施設があるもんだなぁ…漁港、釣り、ボート、サーファー、ジェットスキーetc

いわゆる海水浴場とは違う場所で、
ウェットスーツじゃない人は居ません。

よし、
見事に雨だぞ!

人生初ダイビングが雨!

というのも行ったのは関東の空前の長い梅雨の真っただ中の7/7だったからです。

冷静になって考えてみると、七夕が晴れたことはこの数十年無くて雨の特異日だったの忘れて予約しちゃいました。

数日前から予報で分かっていましたが、キャンセル自体は可能でも次の予定はまたずっと先になってしまうのと、
雨でも海の中は変わらないという事を信じてGOしました。


日程はまずは同意書等のサインと、レクチャー。

水に慣れるためシュノーケリング体験からの休憩挟んで体験ダイビングとなります。

同乗していた別のお客さんの方が先だったので、待っていたら雨はやんで曇りまでは回復しました! 気温も寒いという程ではない。

初ウェットスーツ+初足ヒレ+初シュノーケルです。

マスクに入った水を抜く方法と、シュノーケルに溜まった水を抜く方法を習います。 レンタルなので
シュノーケルは色んな人が噛んだ奴です。 うーむ。嫌な人は嫌かもしれないですね。



意外と中は青い! 沼津というか伊豆を舐めてた! インスタ映え! 足の向きはそれで合ってるのか!?



外気は25℃くらい、中は22℃くらいで最初こそ冷たい!と思いましたが秒で慣れました。雨でも確かに全く問題なし。

水中記念写真は料金に含まれます。 



太陽も切れ間から出てきた!(割とこの時だけ!) 魚が一杯! 勝った!

なんだ沖縄じゃなくて西伊豆で良いじゃん! 
良いじゃん!

海水浴場と違ってすげー魚いるのね。
天然の生魚ってこんな水族館みたいにウジャウジャいるの?

浜から数歩で水深は5mです。 陸から5mも沖に行けば水深15mもいきなりあります。

なるほどこれがダイビングポイントか…。 遠浅の海水浴場や千畳敷の岩場ともまるで違う。ダイバーは世間に隠れてこんな所を独占していたのか!

透明度は10mはありました。冬で絶好調なら30m先まで見えるそうです。

ちなみに沖縄は意外と透明度が悪くて10mは危ういとか。 人多すぎが一番の原因とか。

ここでも雨だというのにざっと30名は居ました。潜っているのは常時10名前後。 昼過ぎたら減っていきました。

思ってた以上にウェットスーツというのが浮くのでまあ怖い印象は無かったです。というか浮き輪というか沈むのが難しいくらいの安定感。

とはいえ足の着かないとこまでガンガン行くんだが…。 水面から10m下が見えていたら本来なら高所恐怖症が出そうですが、浮いているとそういう不安は無いようです。 不思議だ。コントロール可にあるからかな?

足ヒレは…そういえば掻き方習ってないな。スピードでないけどそう移動するのが目的でないから今回は大丈夫でした。本当ならちゃんとくねらせた方が良いのかな?

ウェットスーツ着てると背中から浮くので立ち泳ぎが出来ない…というか習ってない。

っていうか、なんかこれそもそも
泳げない人には色々無理じゃね?



実は私、このダイビングをするために2年ほど前からちょいちょい市民プールに行って、泳げるように
密かに練習していたのだ!

平泳ぎで200mくらいクロールで50mくらい泳げるようになって、ようやく
水の恐怖が薄れてきたのでの今回の挑戦だったのです。

何故なら水が怖いから。 泳げない人には共感出来るかと思いますが、
水=死なんです。

勿論インストラクターが私の水泳能力を判断して沖まで出たんだと思いますが、全くの泳げないだとどうなんだろう?といった印象。

思っていた以上にカブトクラゲの仲間が沢山。 ウヨウヨ泳いでいます。



これは広い画像ですけど、インストラクターさんがライトを当てて再現してくれます。 ちなみにこいつらはクラゲという名前だけどクラゲじゃないので刺しません。



ソラスズメダイは幾らでも見れます。



ハタタテダイ 普通は死滅回遊魚ですが、この時期に居るという事は暖冬の影響で去年のが生き残ったっぽいとのこと。

西伊豆と言っても関東の黒潮圏では南の魚が流されてくるので結構カラフルなのが見えるそうです。



オトメベラの仲間



ホンソメワケベラ



イシダイは見れた中では一番大きくて魚屋さんや魚拓レベル。 こんなにお魚ウヨウヨ居るならモリがあったら簡単に採れるじゃん。


と思ったら

現状、モリを持った漁は法律上できない模様。

なんだよ、ナスDとか浜口とか見てるとやってみたいじゃん! 遊漁券的な有料でも駄目なの?

残念ながら有料でも出来ません。沖縄にはあるみたいですけど。漁師以外がやるのは密漁と見分けがつかないので禁止です。

伊豆の海ではモリと水中銃は漁師さえも禁止。 ヤスは大丈夫ですが、ウェットスーツか水中眼鏡を付けると禁止。 エビ・ウニ、貝類の採取も禁止です。


モリ付き体験はやってみたかった…昭和にやっておけばよかった。 流石にこの年で警察沙汰は嫌だ…。

どうも何処の海でも漁師VSダイバーVSサーファーVS釣り人は仲が悪く、犬猿の仲です。そのほかにBBQと花火と密猟ヤクザと密漁中国人がやってくるのです!

禁止やむなし!



これは拾い物じゃなくてちゃんとその時の撮ってもらった写真ですが、パンダとダイバーから愛称のあるアジアコショウダイの幼魚。

これはここではとてもレアだそうです。 他にはハゼの仲間、ヤドカリの仲間、




ラッパウニに片利共生するゼブラガニ、ヒレが綺麗なハナハゼも見られました。とにかく魚は種類もいっぱいです。

水族館だよこれは!

いざという時にはインストラクターが居ること、保険に入っていること、沈もうと思っても沈めないウェットスーツ着用、シュノーケル思ったより呼吸ができることなど、シュノーケリングこれは大変気に入りました。これはまたやりたい!




最後に獅子浜名物の真実の口を見て終了。これは拾い画像で、実際にはシュノーケリングでは潜れないので水面から見ただけです。

いつローマからここに運んだのだろう? 俺がローマに行ったときはまだあったけどなぁ。


さあ、休憩を挟んでいよいよ体験ダイビングです。

その前に教習所で見る安全教習みたいなビデオを15分見させられます。義務なので見るんですが海のリスクとか危険についてみっちり言われて凹みます。
不安にしかなりません。

シュノーケリングでは時折水面で外して会話したり出来ますが、ダイビング中は意思疎通が不可能なのでハンドサインを習います。OKとNGと待ってと耳の4つくらいですが。



アクアラング20kgと重り4kg背負って重装備です。 これでは身動きが取れない…。 水中では重さは無くなるとはいえ、今度は背面が浮くのでシュノーケル以上にうつ伏せ以外にどうしようもない…。

まずはマスククリアとレギュレータークリアの練習から、そしてさっきは無かった耳抜きの練習です。

体験ダイビングなので5mくらいしか潜らないのですが、それでも必要です。というかこの水深が一番耳抜き回数が多いそうです。

飛行機に乗った後などにやるアレです。さて練習というか足の着くところでは出来ましたが水中となるとどうだろう? 不安しかないが後はやるしかない!

これはあれです。こちらは正にHPで言う通りに泳げる泳げないは関係ないです。 そもそも
水泳と違い過ぎて姿勢すら保てないです。水底の岩を掴んでないと勝手に背中から浮いてしまいます。 のでこの体験ダイビング中は泳ぐというよりは底を手で這って進むというのが実態です。




これは華麗に泳ぐというより、
浮かないように必死に岩にしがみついてる余裕のない状態です。

大きい場所移動の際はインストラクターに襟首を掴まれて引っ張ってってもらう形です。 そして体験ダイビングではボンベの残量や、BCジャケットの空気の調整とかそーゆーのはおまかせです。


ただそれが自分では動きの制御が出来ないので、機械、インストラクターに委ねるしかないという不安!

ダイビングは岩を這って下しか向いてないので、今どこなのかをすぐにロストしました。シュノーケリングではいざとなれば岸に戻れるけど、大分沖まで来てしまった不安。


不安だ。

なんか、息苦しい…。落ち着かない。

ボンベの泡音しか聞こえない。

海中5m下という非日常。

というよりもむしろ現実感が全くない。


閉所恐怖症なんじゃないかという危惧が昔からあって、匍匐前進でしか進めない洞窟とかNGなんだけど(そんな機会ないからまだ分からない) 海中は広くても閉所なんじゃあないのか?閉所と空気は関係あるんじゃあないのかと…
水中で不安なことを考える!

鼻で呼吸していないからなのか、
ボンベの空気が通常の空気の成分と違うからなのか。段々段々息苦しくなる。

ていうかこの空気、
口の中の水分全部持っていかれる。サウナで深呼吸する以上に口がカラッカラなんだけど!そんな話は聞いてないぞ!


大きく深呼吸するも、
過呼吸スパイラル! (因みに私、過呼吸で救急車したことあります…)


やばいとなると心理的にもヤバくなるのが私ですよ。

×を出してこのままではヤバいと!伝えるも


二人はもう海面で浮いて談笑している? あれ?ここ足着くのか!? 沖じゃないの? うまく動けないから立ち姿勢が取れない!

やった!足が付いた!
立てた! あれ?でもまだ苦しい! あ、ボンベが空なのか! そうか口のレギュレーター外せばいいのか!

ふーっ。ここまで15秒。

腰までしかない浅いエリアで、二人が終わった感出してる間に、
俺一人人知れず静かにパニック状態!

インストのよると途中では随分タンクに余裕あったのに、ちょっと経ってみてみたら急速に残量少なくなっていたので、切り上げて岸まで連れてきたとのこと。 多分俺が足の着く場所でパニクっていたのは気付いていない模様。 他者から見ると冷静に足をついて立ち上がり、冷静にレギュレーター外して深呼吸しているだけに見えたはずだからね! 何しろそのパニック中は一切無言なわけだから!


そのパニック軽いトラウマだよ!



シュノーケリングはとても気に入りましたが、ダイビングは私は今後NGかなぁ。

ここのダイビングポイントでは
見えるものはシュノーケリングと一緒ですし、上から見るか、水平に見るかの違い。

むしろタンクの時間の制約があるのでシュノーケリングの方が長く見ていられる。 水深5mから海面を見上げる光景だけがダイビングの特権かな。


勿論18mくらい潜れればまた違う景色が見えてくるでしょうけども、それにはCカードどころかその上のアドバンスドの資格が必要になってきますので、ガチ勢にならないと見れない。

そこまでは出来ないなぁと…。 あの圧迫感が俺には厳しい。多分楽しいとは思えない。



海のレジャーはバディ方式といって、単独潜水は禁止の模様。 ということで仮にCカードというダイビングの免許に当たるものを取ったとしても、一緒にやる友達が居ないので詰むということです。 今回行った友達は体験ダイビング以上に進むつもりはないとのこと。

免許を取りに来る人はカップルは居なくて、独りが殆どだそうです。 

という訳で大概はショップの人と潜る訳で、美容師以上にかなーり濃い関係で、各地のダイビングスポットに客が付くというよりは、ショップのそれもインストラクターの誰々さんに客が付くという、
多分俺はそれ無理な人!

実際ダイビングショップ主催のハワイダイビングツアーとか、交流会BBQとか頻繁にあるみたいで、もうこの発想自体が
陽キャのそれで、ウェーイなノリについて行けそうもないというねw

シュノーケリングは思っていた以上に水族館で、生き物全般LOVEな俺はかなり続けたいが、その人間関係の部分と、家の立地の不便さで断念。 

あと一回だけ、沖縄とかサンゴ礁でウェーイ出来ればそれで終わりかな。



という訳で
死ぬまでに〜ダイビングはこれで終わり!

まさに体験ダイビングだったぜ!




また一つ死に近づいた!