旅ベレ中国その4 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ペキン



苦労してみた変面が、ツーリズムEXPOジャパンというイベントで何の気なしに普通に見れてしまいました。無料でしかも撮影可。得てしてそんなものです。ベレー帽ですこんばんわ。


さて、いよいよ憧れの
紫禁城(故宮博物院)です。





げえっ!関羽! 毛沢東!


はい、天安門です。

何故天安門かといえば、これが
紫禁城に到る門だからです。 政治的な話は興味なくともここを通らざるを得ないのです。

前門があり、天安門があり、午門があって太和門があり漸く主殿の太和殿に到ります。

それにしても門に毛沢東ってその行為は余りにも…

この手前の広場は世界最大の広場だそうです…ですが



人が多すぎて何がなんだか…。 オレンジの帽子の集団は中国の田舎から来た団体の観光客です。はとバスツアーのようなものです。


並んで居るのは紫禁城の入場ではなく、毛沢東の冷凍遺体を見るための列。

ちなみに
偽物で本物は地下にあるという噂がたえないです。公式には保存処置の結果蝋人形のようになったのだという意見らしいですが。

我々はそんなものは無視して天安門をくぐり午門へ。



こちらは大した列ではありませんし、ガイドさんがちゃんと入場券を持っているので(券がパスポート必要で面倒)スムーズです。

そしてこれが紫禁城の主殿、太和殿です。ラストエンペラーで幼帝が出てくるシーンですね。


まずその印象は
でかいというよりは広いが正直な感想です。

そしてやっぱり映画ラストエンペラーの印象かな。


祭壇を見ても、あー入ってコオロギの壺があるか見たい! 



左右の門とその中庭から察してください。縦約1km横750mの東京ドーム単位で15.5個分で、世界最大の宮殿です。
(但し各国自分に都合の良い基準を出すので諸説あります)




皇帝のみが通る大理石の道。ただ皇帝も神輿に乗って左右から担がれていたらしいので実際には誰も踏んでいない道ですね。



上からの
皇帝の眺めはこんな感じ。

我々のツアーは安いプランなので時間は少なく真南からど真ん中を北へ抜けるド定番の短縮ルートです。左右にある建物や宝物殿には一切寄らないw



最終的にはこの神武門から出ます。一方通行です。これは出てから撮っています。

そして普通ならこの向かいの景山公園から全景を見下ろして終わるのがスタンダードですが、安いツアーなので行けませんでした。その代わりに土産物屋に行かされるのですw



うーむ。残念。

さてこれで北京の観光も終わりかと思うとさにあらず。

夜のカンフー劇場(有料オプション)を断り、ホテルに戻りました。


というのもホテルが老舗ホテル
北京飯店だったからです。



このホテルは北京でも老舗中の老舗で、ニクソンとか田中角栄とか石原慎太郎とか俺とかVIPが泊まって居ます。

部屋はまあ普通wですけどもね、値段も1000〜2000元するので2〜4万円といったところです。

このホテル何が良いかというと、地下鉄が目の前、夜市のある王府井が横の通りと、抜群の立地にあります。

そして天安門・紫禁城までは徒歩15分です。

ガイドブックによると、夜は四隅にある角楼と神武門と天安門がライトアップと書いてあって、三脚を持って夜の北京に単独行に出たのです。
…治安…反日…ぼったくり…



左側の壁の向こうは紫禁城です。現在東門の辺りなので、丁度一周することになります。

時間でいえば一時間で一周の筈でしたが、実際には堀の周りではなく道路一個大回りする区間もあるので、実際には2時間くらい歩いてしまいました。

タクシー?的士?ああ、ここねえガイドブックにも載ってるくらい
ボッタクリの聖地なんだわw 本来の距離でいえば15元くらいを、払えなくも無い300元とられるらしいよ。

というわけで歩いているんだよ^^;!!

で、歩いていて気づいたのは、ここ、みんなマラソンとかウォーキングとかしてるんですよ!

なんなの?
皇居の周りとか紫禁城の周りってマラソンしなきゃいけない決まりが世界中にあるの!?

あと、場所によっては写真よりも暗い場所だらけなので、カップルが手を繋いで歩いている!!!あまつさえキッスまでしてる!良く見ればマラソン以外はみなカップルだ!

なんで日本から北京まで来てこんな目にあわなきゃいけないのだw 
旅行社に大金払って何で何の罰ゲームw



四隅の角楼に着きました。ライトアップしてねぇええええ。

ガイドブックには北西の角楼がベストで地元の写真か集まるとあるが何故ライトアップされていないのか…

ではここをスルーして神武門へ




むーん。こちらもライトアップされていない…。悔しいから三脚建てて撮りましたが、実際には真っ暗ですw

で、ここも外れだったので、この正反対の南門つまり天安門まで徒歩で行かなきゃ行けません…。

挙句の果てに中国人カップルには、

「アイヤー、ここはカップルが来るところだぜ?キモヲタは一人でドールに話しかけてろアル!」

「アイヤー!何を撮っているんだい?ここで待っていればライトアップでもするアルかい?」

と聞かれる始末。

仕方ないので真反対の天安門まで…。

天安門は手荷物検査されます。地下鉄もそうですが、あちこちセキュリティチェックがあります。





反対側は天安門広場(夜は入れません)と、毛沢東の墓と公共の箱物施設。

アイヤー、中々良いアルよ。 頑張って三脚を持ってきた価値はあったということか。

安いツアーなのにホテルだけは頑張ってくれた。ホテルの立地大事アルね。

これで翌日は朝5時から空港に向かうだけです。


総括すると北京、良かったアル。

観光 名物・名産 ショー・ アクティビティ 旅費 物価 トイレ・水周り 交通機関 治安・親日 合計 ランキング
中国 5 5 4 5 5 2 2 3 2 33 3
台湾 3 2 3 2 5 4 4 5 5 33 3
ベトナム 1 2 2 3 5 5 2 2 3 25 8
カンボジア 4 1 1 3 5 5 2 2 3 26 7
フランス 5 3 3 1 4 2 3 5 4 30 5
ドイツ 5 3 2 1 4 2 3 3 4 27 6
アメリカ 5 3 4 5 5 2 4 3 4 35 2
インド 4 5 2 1 1 2 1 1 1 18 9
日本 4 5 5 4 2 2 5 4 5 36 1


前のランキングは3段階で同順位が多くなってしまったので5段評価に変えました。最低が9点で最高点が45点ですね。

観光5は万里の長城があるためです。名物・名産はパンダとカンフー、北京ダック、チャイナドレス、など誰でも知ってるものがあるからです。ショーは中国雑技団がシルクドソレイユに負けないくらい凄いので。旅費は全部込みで10万以下でしたので。物価は日本と同じでしたので。交通機関はぼったくりと、渋滞さえなければねえ。

数値化すると私の思惑とは違う順位になってしまいますね。インド・カンボジアは主観ではもっと上なんですが、やはり薦めるような所ではないという事でしょうか。

結果中国は
堂々の3位です。

でも
正直お勧めできないですw  


中国は私は見終わったんで、もう自滅してしまっても構わないです。

次に行きたいのはエジプト・トルコ・メキシコですが、情勢が悪すぎます。


中国も行けなくなる前に行けて本当に良かった。既にかなり行き辛くなって居るのが現状です。行って無い方はお早めに。
これで中国編終了です。いつか日中が仲良くなったらまた行くと思います。
つまり二度と行くことは無いと思うアル。