大怪獣カメラ
和田アキ子って何故かキャメラさんって言うよね…。ベレー帽です。こんばんわ。
デジタル一眼レフカメラを買ってそろそろ一年になります。解説するくらいの知識はついたのと、あまり良いと思える解説が見当たらないので自分で書くことにしました。
説明が難しいのは用語が一眼レフ・単焦点・F値・焦点距離・APS−C・マイクロフォーサーズ・ミラーレス一眼・ISO感度・広角・マクロなどなど、パソコン並にややこしいのが主原因なのですが、まあ本当の原因はカメラヲタがカメラについて語りすぎるのが一番の大問題なのですがw まあ俺も当てはまりますけども。
本当なら写真は機材じゃなく写ってる物や観光地に対して解説すべきだよねw
では写真を交えて解説しましょう。機材の。
一眼の特徴と言えば
このような肉眼に近いボケ写真が撮れるということで。
手前の串の部分、奥のコップなどピントの合ってる部分以外がまろやかにボケています。
それを利用すると下のような檻の向こうでも、消せます。まあこれは流石に檻との距離が近すぎて消えきってませんがサンプルなので。
ちなみにこの鳥はベニジュケイ
他に大きい違いはと言えば
夜景的な物でも手持ちで充分撮れてしまうという点です。コンパクトや携帯だとノイズが半端無くザラザラになるか、シャッタースピードが勝手に遅くなってブレブレで使い物にならないのはお手持ちの携帯で分かるかと思います。
一眼とコンパクトの違いは簡単に言えば、この程度です。つまりその差に何万出せるかどうかですね。あ、他に勿論本体のサイズもありますね。正直かさばってしょうがないです。
結局市場では、でけーよ!と高いよ!のデメリットと、だからって性能落としすぎだろ!の兼ね合いのバランスが、訳の分からない無数のラインナップになっている訳です。
一台買った後なら用語も全部分かってるので次には選ぶことが出来るのですが、初めてとなると大変ですよね…私も調べまくりましたが今になってみると完全には分かってなかった気がします。
そして次に撮り方の解説
一つ重要なことでカメラに詳しい人以外に知られていないことがあるのですが
これは先日のエクストラ・スーパームーンの拾い物画像ですが、これ幾らなんでも月がでかすぎです。 今回のスーパームーンは大きさで14%明るさは30%増しの筈です。
といってもこれらはCGでもなく加工もしてません。
だからといって肉眼で見える映像かというとそうでもないという。
遠くを取る望遠レンズには、圧縮効果と言う副作用のようなものがあって
18mm(コンパクトでいう1倍程度)
70mm(4倍ズーム程度)
135mm(8倍程度)
同じ場所から撮ってます。違いは奥の門の大きさと灯篭の間隔です。
人によって視野は違いますが概ね上の写真ぐらいが肉眼に近いです。
このように望遠レンズを使うと奥にあるものに寄るのではなく、巨大化と道を寸詰まりさせてしまっているのがお分かりかと思います。
ですから最初の月の写真は、かなりの超望遠レンズで撮っていることが分かります。カメラを通さないと見れない映像です。
昔からこれを利用して、トリック写真に使用していました。スタンドバイミーで汽車に追っかけられるシーンとかですね。
他にも例えば地味に、花の密集度がいまいち足りないなといったときに
圧縮効果を使えばこうなる訳です。
今にして思えば
このセントジュリアナ空港も、それ系だったのではないかと…
ですから例えば人物を撮るときでも
1mの距離で1倍で撮るのと、2mの距離で2倍で撮るのでは写真が変わってしまうのです。
写真を見るときは、そのことを念頭において撮る・見るしてください。
他には最近結構見るようになった写真でHDR合成(ハイダイナミックレンジ)
このような綺麗過ぎる写真ですね。
これは上が通常、下がHDRですが
要は暗い夜空に露出を合わせて一枚、ビルの明るいとこに調整しなおして一枚、ビルの暗いところに合わせて一枚と連続して撮った写真をそれぞれ合成したものです。
フォトショップなどを使わなくても最近のはカメラの機能で撮れてしまうので、結構出回るようになりました。ただネットなどでは写真だけが独り歩きしてしまうので、知らない人が見るとそうゆう風な風景が実際に見れる!と思ってしまうのでご用心。特に工場夜景はこんな写真が多いから気をつけろ!(体験談w)
逆ティルト撮影
これは動画ですが静止画でも同じ。これは流石に異常だと気付くでしょうが、そうはいっても知らなければ、東武ワールドスクエアで撮ったと言われればそうかもと思ってしまいますので。
これも去年あたりのモデルからは機能が当たり前についています。動画はまだですが。
これだって原理としてはレンズを外して極端に傾けて撮ると言う技法なので、加工はしてないと言い切ることは出来ます。嘘ではないが正直でもないですけど。
つまり
カメラ=見た通りの記録(肉眼の替わり)では決して無いです。
何か別の似て非なるものとして捉えるのが正解でしょうね。
さて最後に撮り方ですが、正しい姿勢で撮る。これが一番重要です。
もう大体オチは分かってるかと思いますがやりますw
正しい姿勢
そしてそこは常に戦場であることを忘れてはいけません。
写真を撮ると言うことは、撮られる覚悟を持って行わなければいけません。
最前線君にはさん付けしないといけないよね…。